イヤホン、ヘッドセット

Jabra Elite Active 75t より Elite 75t をおススメする理由

Jabra Elite Active 75tとElite 75tの比較

Jabraの完全ワイヤレスイヤホンは通話品質が素晴らしく良く、低音寄りのクリアな音質はオーディオマニアをも満足させる出来に仕上がっていることから人気製品になっています。

2020年10月にElite 85tが発売されて、型落ちとなったElite 75tとElite Active 75tが購入しやすい価格になってきたので狙い目なんですが、僕の推しはElite 75tです。

今回は、Jabra Elite 75tとElite Active 75tの違いと、Elite 75tを僕がおススメする理由を実際に使った経験を踏まえて解説します。

Jabra Elite Active 75tとElite 75tの違いは?

Jabra Elite Active 75tとElite 75tの違いはたった1カ所で、この違いをしっかり理解すればどちらを購入するべきかがはっきりすると思います。

Jabra Elite Active 75tはIP規格が違うだけ

Jabra Elite Active 75tとElite 75tの仕様を一覧表にまとめてみました。

両者はIP規格とカラーバリエーション以外は、全く同じ仕様だということがお分かりいただけると思います。

  Jabra Elite Active 75t Jabra Elite 75t
IP等級 IP57 IP55
ドライバーサイズ 6mm
本体重量 11g(5.5g×2)
充電ケースサイズ
(W×H×D)
62.4×37.8×27.0mm
充電ケース重量 35.4g
充電時間(本体のみ) 2時間
充電時間(同時充電) 2時間20分
クイック充電 15分/1時間再生
本体連続再生
(ANC ON/ANC OFF)
5.5時間/7.5時間
充電ケース含む再生時間
(ANC ON/ANC OFF)
24時間/28時間
アプリ Jabra Sound+
アクティブ・ノイズキャンセリング Jabra Sound+で有効化
マイク通話テクノロジー 4マイク(話し手側のノイズ低減)
対応コーデック SBC、AAC
接続方式 リレー方式
マルチポイント 同時に2台と接続可能(最大8台登録可能)
カラーバリエーション カッパーブラック、グレー、ネイビー、ミント、シエナコーラル ブラック、チタニウムブラック、ゴールドベージュ

IP規格ってなに?

完全ワイヤレスイヤホンでは、IPX4とかIPX7だから防水性能もバッチリなんて表記をよく見かけます。

Jabra Elite Active 75tはIP57、いっぽうのElite 75tはIP55ですからElite Active 75tのほうが性能が良いのかなとは思いますが、「IPX7とか「X」が付いてる方がすごそう…。」なんて思いません?

このIPなんちゃらは防塵・防水性能の国際統一規格で、表記されている数字でそれぞれの性能がどれくらいのレベルなのかが分かるようになっています

IP規格の説明IPは国際保護的な略称で、それ以降の2文字が性能レベルを表します。

前の数字が防塵性能に関する等級で0~6までの7等級、後ろの数字が防水性能に関する等級で0~8までの9等級に区分されています。

ちなみにX表記は「省略」を表していて、「なんもしてないわけじゃないですが等級は付けられないです」って大人の事情的な表記なので、別にすごいわけじゃないんですね。

ワイヤレスイヤホンの防塵等級について

まずは防塵等級がどのようにランク分けされているかみてみましょう。

等級 IPコード 保護の程度 想定される固形物
IP0X 保護なし
IP1X 直径50mm以上の固形物からの保護 手の接近
IP2X 直径12mm以上の固形物からの保護 指の接近
IP3X 直径2.5mm以上の固形物からの保護 工具の先端
IP4X 直径1.0mm以上の固形物からの保護 ワイヤーなど
IP5X 機器の正常な動作に支障をきたしたり、安全を損なう程の量の粉塵が内部に侵入しない 粉塵
IP6X 粉塵の侵入が完全に防護されている 粉塵

完全ワイヤレスイヤホンで想定すべき防塵性能は5等級からなので、これがクリアできていないと防塵性能はX表記になります。

等級5まで対応してないなら4を表記しとけばいいのにって思うかもしれませんが、「ワイヤー⁉そんな使い方すんの?」ってなっちゃいますからね…。

防水等級について

防水等級のランク分けは以下の通りです。

等級 IPコード 保護の程度 テスト方法
IPX0 保護なし
IPX1 垂直に落ちてくる水滴によって有害な影響を受けない 200mmの高さより3~5mm/分の水滴、10分
IPX2 垂直より左右15°以内の降雨によって有害な影響を受けない 200mmの高さより15度の範囲で3~5mm/分の水滴、10分
IPX3 垂直より左右60°以内の降雨によって有害な影響を受けない 200mmの高さより60°の範囲で10ℓ/分の放水、10分
IPX4 いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない 300~500mmの高さより全方向に10ℓ/分の放水、10分
IPX5 いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない 3mの距離から全方向に12.5ℓ/分、30Kpaの噴流水を3分間
IPX6 いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない 3mの距離から全方向に100ℓ/分、100Kpaの噴流水を3分間
IPX7 規定の圧力・時間内なら水中に没しても水が浸入しない 15cm~1mの水面下に30分間
IPX8 水面下でに仕様が可能 メーカーと機器の使用者との取り決めによる

防水等級はちょっとわかりにくいですよね。毎分10ℓの噴流水とかいわれてもねぇ…。

完全ワイヤレスイヤホンなら、IPX4なら雨天の外出時にも使用可能、IPX5あれば飲み物こぼしたくらいなら大丈夫程度に考えておけばいいでしょう。

まさかイヤホン水洗いしたり、イヤホン着けたままでシャワー浴びる人はいないと思いますので…。

Jabra Elite 75t をおススメする理由

Jabra Elite Active 75tとElite 75tの違いとIP規格を理解して頂いたらここからが本題、価格と利用シーンを想像するとElite 75tがベストチョイスだとお分かりいただけるはずです。

Jabra Elite Active 75t をどこで使うのか?

Jabra Elite Active 75tとElite 75tの違いはIP規格のみで、Elite Active 75tはIP57Elite 75tはIP55でした。

両者の防塵性能は同じなので屋外で使用するにはどちらも問題なく、Elite Active 75tは水没しても大丈夫くらいの防水性能も付いてるよという感じですね。

この製品は雨にも汗にも負けない耐久性を前面に出していて、公式ホームページには悪天候でのランニングでもへっちゃら!って感じのことが書いてあります。

たしかにどしゃ降りの雨の日でもお構いなしにランニングする人は僕の同僚にもいますし、そんなふうに使ってみたいというなら防水等級が5ではちょっと不安です。

ジムで汗を流す程度なら防水等級は5でも十分だと思いますので、防水等級7が必要なのは音楽を聴きながらの雨天ランニングくらいじゃなかろうかと思います。

ただ、そもそもJabra Eliteシリーズのようなカナル型の完全ワイヤレスイヤホンってランニングには不向きだと僕は思ってます。

その理由は、カナル型の完全ワイヤレスイヤホンだと振動が耳い響いて不快なことと、それを緩和しようとしてフィット感を緩めると今度はイヤホンが落ちそうになるから。

Jabra Elite Acteve 75tは、本体そのもののフィット感の良い製品ではありますが、どうしても足が着地したときに「ドコン」という音が響くんですよね。

その音がうっとおしいので、今度はイヤーピースを緩い感じで付けて走ると落っこちそうで、ランニングどころじゃなくなります。

イヤホン自体が耳に吸い付くように一体化して、イヤホンが全く振動しないなら着地したときの「ドコン」という音はしなくなると思いますが、そんな製品はありえないでしょう。

そんなわけで音楽を聴きながらの雨天ランニングを夢見るなら、インナーイヤー型で防水性能の高いイヤホンを選ぶべきで、Jabra Elite Active 75tはおススメできません。

完全ワイヤレスイヤホンの形状

Jabra Elite 75tで十分だと思う理由

ジムで汗を流す程度なら防水等級は4~5で十分、雨天のライニングには防水等級7が欲しいがカナル型イヤホンはそもそもランニングには不向き。

僕がJabra Elite Active 75tよりElite 75tをおススメする理由はここにあります。

Jabra Elite 75tという製品がなければ、Elite Active 75tは買って良しの製品であることは間違いありません。

でも、完全ワイヤレスイヤホンの防水等級7って何を想定しているのかを考えたら、雨天スポーツでの使用くらいしか考えられないんですよね。

ただ先程申し上げた通り、カナル型の完全ワイヤレスイヤホンは走り回るスポーツには不向きなので、どうしても雨天スポーツ時にも使いたい方はElite Active 75tではなくインナーイヤー型の製品を探しましょう。

で、雨天スポーツをしない方は、防水性能以外は全く同じスペックのElite 75tで十分というわけです。

って、ここまで書いてもうひとつ想定される使い方があることに気付きました。

いくら水没しても大丈夫だからって、Elite Active 75tをお風呂で使っちゃだめですよ。

防水等級は常温の真水でのテストが前提ですから、いくら防水等級7とはいえ、お風呂で使うと水蒸気の侵入やお風呂から出たあとの本体内部の結露が発生する可能性大ですから。

by カエレバ

Elite Active 75tとElite 75tの価格差で出来ること

現在のネット通販でのJabra Elite Acteve 75tとElite 75tの価格差は3,000円~4,000円といったところです。

Elite 75tを選んだなら、この価格差を使ってぜひ試していただきたいのが市販のイヤーピースに付け替えるということ。

Jabra Elite 75tは低音域寄りの音質が特長なので、中音域や高音域を最大化してくれるようなイヤーピースを是非是非試していただきたいと思います。

たかがイヤーピースでそんなに違うの?と思われるかもしれませんが、装着感から音質までガラッと変わることがあるんです。

それゆえに、イヤーピース選びはワイヤレスレスイヤホンの楽しみの1つだといえます。

Jabra Elite 75tは充電ケースが小さめなので、軸の短いイヤーピースを選ばないと蓋が閉まらなくなる恐れがあるので要注意。

僕のおススメは「AZLA SendaEarfit Short/Light Short」「Spinfit C360」です。

SendaEarfitは医療用のLSRシリコンが使われていて、長時間皮膚に触れていてもストレスを感じない着け心地と、音質を高音~超高音域に寄せる効果が得られます。

いっぽう、Spinfit C360も医療用の柔らかいシリコンを採用していて、軸の部分が自由に動くのでフィット感が高いことと、中音~高音域寄りの音質が得られます。

まずはフィット感を試すためにいくつかのサイズが入ったものを購入すると良いので、そのような商品を紹介しました。

メーカーによって装着感はもちろんのこと音質も変化しますので、自分好みのイヤーピースを見つけてくださいね。

まとめ

テレワークによるweb会議が日常になって、完全ワイヤレスイヤホンには通話品質の高さも求められるようになりました。

そんな中、ヘッドセットメーカーであるJabraの完全ワイヤレスイヤホンEliteシリーズは、通話品質の高さと低音が強調されつつも中音~高音域までのつながりの良い音質から、人気となっている製品です。

そんなEliteシリーズに、2020年10月最新機種のJabra Elite 85tが投入されたことにより、Elite Active 75tとElite 75tが購入しやすい価格となってきました。

この2機種の違いは防水性能だけで、Elite Active 75tは1mの深さまでなら30分耐えられる防水性能を備えていて、雨天のランニングなどにも使用可能です。

ただし、Elite Active 75tはElite 75tより3,000円~4,000円ほど価格が高く、雨の日に傘もささずに屋外で長時間使用することがないかぎり、Elite 75tを選ぶことをおススメします

一部の量販店にはElite Active 75tしか展示していないところも出始めていますので、1万円台前半でJabraの完全ワイヤレスイヤホンを手に入れたい方は、今がチャンスではないでしょうか?

Jabra Elite 75t レビューJabra Elite 75tは2019年11月に2万4千円程度で発売された製品ですが、後継機のElite 85tがリリースされ価格が下がってきています。加えて2020年10月にアプリのアップデートでアクティブ・ノイズキャンセリング機能が追加されるという離れわざを実施して、一気に評価が上がったお買い得の製品です。...