audio-technica

audio-technica ATH-TWX9|オーテクの最高峰はさすがの出来栄え!

audio-technicaから、ついに完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデルである ATH-TWX9がリリースされました。

発売前のプレスリリースでデザインを見た瞬間、これはかなり気合を入れて開発したイヤホンだと思い、実際に使ってみるのを楽しみにしていた製品です。

墨色とダークブロンズの2トーンカラーや充電ケースのデザインには、どこか和のテイストというか、非常に落ち着いた大人のガジェットという雰囲気を感じます。

スペック面も欲しい機能は全て搭載されていますし、アプリ機能も豊富そう。

なにより、世界的にもメジャーなオーテクのフラッグシップモデルとなれば音質にも期待できますから、これは試してみるしかありません。

そんなわけで今回はaudio-technica ATH-TWX9についてレビューをしていきます。

良いところはもちろん、気になる点も含めてレビューしていきますので、最後までお付き合いいただければ幸いです。

audio-technica ATH-TWX9 スペック

 

audio-technica ATH-TWX9 良い点とイマイチな点

【良い点】
オーテクらしい中高音がクリアで美しい音質
ノイキャン性能はかなり高く、モードも豊富
12種類のイヤーピースを同梱
高音質・低遅延のaptX™ Adaptiveに対応
2台のデバイスに同時接続できるマルチポイントに対応
除菌が可能な充電ケース
足りないものが見あたらないほどアプリ機能満載

【イマイチな点】
イキャンなどモードチェンジに時間がかかる(その間、音楽が聴こえなくなる)
キーアサインの完全カスタマイズができない

 

 

audio-techinica ATH-TWX9のデザインと装着感

audio-technica ATH-TWX9のデザインと装着感をみていきましょう。

ATH-TWX9の本体と充電ケース

ATH-TWX9はaudio-technicaのフラッグシップモデルゆえに、とても高級感のあるデザインになっています。

まず充電ケースですが、これまでの完全ワイヤレスイヤホンではみたことがない形状で、その色合いからもなんというか和のテイストが感じられます。

audio-technica ATH-TWX9 充電ケースデザイン

上の画像の通りマウスを横に長くしたようなデザインなんですが、どこか和菓子のような有機的な雰囲気で、気品すら感じられるようなたたずまいなんですよね。

実際に手にしてみると、下の画像の通り小さいとはいえないものの、手の中には納まるサイズです。

audio-technica ATH-TWX9 充電ケース

充電ケースの上蓋から底面にかけての色は「黒」というよりは「墨色」で、しっとりとした触り心地の良い滑りにくい材質が使われています

充電ケースは約56gと少し重い部類に入りますが、これはATH-TWX9の重厚感のあるデザインとトレードオフの関係かと思いますので許容範囲でしょう。

audio-technica ATH-TWX9 充電ポート

実際に使ってみると、ケースが前後非対称なので暗いところでも開閉方向がわかりやすく、寝室などでの使い勝手が良いなと思いました。

また、側面の形状と前面に指がかけられるスペースがあることで、デスクに置いたまま片手で開閉ができるということには大きなメリットが感じられました。

個人的には携帯やパソコンを操作しながらイヤホンを取り出したいというシーンが多く、ちょっとしたことなんですがATH-TWX9を使うメリットを実感した次第です。

audio-technica ATH-TWX9 充電ケース開閉

充電ケースを開けた雰囲気も高級感があり、イヤホン本体に使われているダークブロンズが落ち着いた大人のガジェットということを再認識させてくれます。

イヤホンを格納するハウジングの底面にはミラー加工が施されていますが、これは本体収納時にイヤーピースを除菌するLED照射の有効性を高めるためのものだそうです。

audio-technica ATH-TWX9 イヤホン本体

イヤホン本体はスティックタイプではあるものの、カナル型イヤホンにスティックがくっついたような独特の形状をしています。

また、タッチセンサーだけでなく、スティック部分に物理ボタンも登載されているので、操作性は非常に良くなっています。

カラーバリエーションは墨色×ダークブロンズの1色ではありますが、この色合いだけでも十分魅力が感じられる出来栄えだと思いますね。

ATH-TWX9の装着感

ATH-TWX9はスティック型ながら、カナル型イヤホンに近いしっかりした装着感だと感じました。

とはいえ、カナル型イヤホンほど圧迫感はなく、装着時の遮音性の高さと着け心地の軽さという良いとこどりしたような感じで、長時間使用でも耳が痛くなるようなことはないでしょう。

また、ATH-TWX9の装着感を語るうえで外せないのが、同梱されているイヤーピースの種類の多さ。

ATH-TWX9には導管の長さ3種類×4サイズの合計12個のイヤーピースが付いています

audio-technica ATH-TWX9 付属イヤーピース

耳の形は一人一人違うので、誰もがジャストフィットするイヤホンをつくることは物理的に不可能ですが、その個人差を埋める手段がイヤーピースなんですよね。

ATH-TWX9には導管の長さが3種類用意されているので、自分の好みに合わせて浅め~深めの装着感を調整することができます。

導管の短いイヤーピースは装着感が軽くなる反面、遮音性が犠牲になり、導管の長いイヤーピースは遮音性は高まりますが、人によっては耳孔に圧迫感を感じるというデメリットがあります。

まずは違和感なく着けていられる導管の長さを選択し、その種類の中から最適なサイズを選ぶというステップがおススメです。

サイズも導管の長さ同様、大きければ遮音性と装着安定性が上がる反面、圧迫感を感じますし、小さすぎると圧迫感は無いものの遮音性と安定感が犠牲になります。

なお、遮音性が低いと「ノイキャンの効き」と「低音の量感」が犠牲になるので、イヤホンのポテンシャルを最大限引き出すには、装着感と遮音性のバランスを考えてイヤーピースを選択することが重要です。

選択したイヤーピースで「ノイキャンの効きが悪い」「低音があまり出ていない」と感じる場合は、より導管が長く、よりサイズの大きなイヤーピースを試してみてください。

audio-techinica ATH-TWX9の音質と通話品質

audio-technica ATH-TWX9の音質と通話品質を確認していきましょう。

ATH-TWX9の音質

ATH-TWX9は、さすがaudio-technicaのフラッグシップモデルだけあって、どんなジャンルの音楽でも楽しめるバランスの良いサウンドになっています。

audio-technica ATH-TWX9 音質

中音~高音を軸としたチューニングで、全音域にわたって音の粒立ちが良く、とくに高音の伸びは素晴らしくどこまでも上に引っ張られていくような感覚にとらわれますね。

低音はアタックしてくるような荒々しさはないものの、タイトで厚みをしっかり感じることができる上質な音で、ドラムやベースがぼやけず出すぎず心地よく響きます。

ボーカルを中心に音が近くに感じられ解像度も高いので、低価格イヤホンを使っていたユーザーなら「こんな音も鳴っていたんだ」と、その情報量の多さに驚かされることでしょう。

横方向に音場が広いのもATH-TWX9の特長で、定位もしっかりしていることから広いステージの中央で演奏を聴いているかのような没入感も感じられます。

唯一気になるところは下方向の立体感がもう少しあればなお良かったなと感じる点で、上下の定位が若干平面的に配置されているように思います。

とはいえ、個人的にあえて気になるところを挙げればというもので、総合的に音質面はかなり満足度の高いものとなっています。

なお、ATH-TWX9には専用アプリにカスタマイズ可能な5バンドイコライザーが搭載されていて、5つのプリセットも用意されています。

audio-technica ATH-TWX9 イコライザー

Originalはデフォルトのチューニングで、「Bass Boost」が低音寄り、「Clear Vocal」はボーカル強調、「V-shaped」はドンシャリ、「Treble Enhance」は高音寄りのチューニングとなっています。

それぞれのプリセットは自由に調整したうえで登録することができるので、自分の好みの音質に近いプリセットを納得がいくまであれこれいじってみるといいでしょう。

audio-technica ATH-TWX9 プリセットイコライザー
 

 

ATH-TWX9のマイク性能

ATH-TWX9にはイヤホンのスティック部に2つの高性能MEMSマイクが搭載されていて、ビームフォーミングマイク技術によって通話品質の精度が高められいるとのこと。

audio-technica ATH-TWX9 ビームフォーミングマイク技術

通話用のマイクが2基搭載されているというだけで期待が持てるなと思いながら、実際の実力はいかにということでマイクテストを実施してみました。

マイクテストは夕方のカフェ、着席率7割程度でBGMも流れている状態で行ったものです。

マイクテストの音声を確認すると、自分の声はハンドマイクを使っているような自然な音質で、こもったり刺さるような感じもないので通話品質自体はかなり高いと判断して良いでしょう。

実はBGMや周りの人の声は結構大きな音だったんですが、それがほとんど聴こえなくなっていることもビームフォーミングマイク技術の効果によるものだと思います。

この通話品質なら在宅時やオフィスの自席からリモートミーティングに参加しても、何ら問題ないでしょう。

いっぽうで、なにかホワイトノイズのようなサーッという音が入ってしまっていて、せっかく音声がクリアなだけにすこしもったいないなと感じました。

ATH-TWX9の通話品質を図で表すと以下の通りです。

audio-technica ATH-TWX9 通話品質

ノイズがもう少し抑えられればトップクラスの通話性能になるのは間違いないので、ファームウェアのアップデートでの改善に期待したいですね。

なおATH-TWX9には、通話の際にマイクを通して自分の話した声を聴くことができるサイドトーン機能が搭載されています。

audio-technica ATH-TWX9  サイドトーン

左右両方のイヤホンを装着していると、自分の声が聴こえにくいことから必要以上に大きな声を出してしまいがち。

それが気になって通話の際は片側のイヤホンしか装着しないという方も多いと思いますが、それはそれで周囲のノイズに邪魔されて相手の声が聴こえにくいというデメリットがあります。

サイドトーン機能を使えば、両耳にイヤホンを装着していても必要以上に大きな声をだすこともなくなり、自分だけでなく周囲にとっても快適な通話が約束されますよ。

audio-techinica ATH-TWX9のANCと外音取込み性能

audio-technica ATH-TWX9のアクティブノイズキャンセリング(=ANC)と外音取り込み性能についてチェックしていきましょう。

ATH-TWX9のANC性能

ATH-TWX9のANCは、ノイキャン性能の高いハイブリッドANCと一人一人の耳の形に合わせたパーソナライズ・ノイズキャンセリングシステムを搭載しています。

ハイブリッドANCは、フィードフォワード方式とフィードバック方式の2種類のノイキャン技術を搭載したもので、高レベルのノイキャン効果が期待できます。

【フィードフォワード方式】
イヤホンの外側にマイクを配置して周囲のノイズを集音し、そのノイズと逆位相の音波を電気的に作り出して音楽と一緒にイヤホンに流す方式で、低価格帯イヤホンは一般的にコストの安価なこの方式を採用している

【フィードバック方式】
イヤホンの内側に配置したマイクで外部から侵入してくるノイズと音楽をいったん集音し、ノイズ成分を抽出したうえでそれと逆位相の音波を流す方式で、フィードフォワード方式に比べコストが高い

※フィードバック方式のみが搭載されることはなく、高価格帯のイヤホンはフィードフォワード方式とフィードバック方式の両方を搭載し、ノイキャン効果の高いハイブリッド方式を採用することが多い

ATH-TWX9のノイキャンをONにすると、周囲のノイズがスッときれいに消えるのが感じられ、ハイブリッドANCのノイキャン効果が高いことが実感できます。

そもそもハイレベルのノイキャン性能に加え、ATH-TWX9にはパーソナライズ・ノイズキャンセリングシステムが搭載さているのが大きなメリット。

パーソナライズ・ノイズキャンセリングシステムは、個人個人のイヤホン装着状態に合わせてノイキャンの最適化を行ってくれるというもの。

実際にパーソナライズしてみるとあきらかに効果が認められたので、しっかりしたサイズのイヤーピースを選べればかなり強力なノイキャン機だということが実感できると思います。

また、ATH-TWX9は周囲の騒音レベルを継続して最適なノイズキャンセリングを適用してくれるオプティマイズ・ノイズキャンセリングシステムも登載

audio-technica ATH-TWX9 ノイズキャンセリング

ノイズの質や大きさに合わせて最適なノイキャン特性を選択してくれるので、いつでも最大のノイキャン効果を享受することができるのは大きなメリットですね。

また、5種類のシチュエーションに合わせたノイキャン特性もプリセットとして用意されているので、Optimizedでしっくりこない時はマニュアル的使ってみましょう。

ATH-TWX9のANC性能は非常に満足のいくものなんですが、気になるのがモード変更の時間の長さ。

OFF ⇒ ノイキャン、アンビエント ⇒ ノイキャンの操作をするとモードが切り替わるまで曲が聴こえなくなるんですが、この時間が結構長いんですよね。

体感2秒ちょっとくらいなんですが、聴いている曲がかなり進んでしまうので自分としては曲の途中でモード変更すると「最初から聴きなおそう」と思ってしまうくらいの時間に感じます。

この点もファームウェアのアップデートで対策をして欲しいところですね。

ATH-TWX9の外音取り込み性能

ATH-TWX9の外音取り込み(=ヒアスルー)は自然な音質で、コンビニのレジなどでまったく違和感なく使うことができます

ヒアスルーモードでは周囲の音を取り込む量をマニュアルで調整できるようになっていますが、個人的には中間かその1つ上くらいがちょうどいい音量に感じます。

audio-technica ATH-TWX9 外音取り込みモード

また、ATH-TWX9にはとっさに周囲の音を聴きたいときにイヤホン本体をワンアクションするだけのクイックヒアスルー機能も登載されています。

クイックヒアスルーでは周囲の音を聴くことが目的なので、再生中の音楽の音量を「音量小/消音」にあらかじめ設定しておくことができます。

audio-technica ATH-TWX9 クイックヒアスルー

くわえて人の声にフォーカスする「Natural」と周囲の音を全て取り込む「Strong」のいずれかを選択することも可能で、自分の生活リズムに合わせて最適な外音取り込みを使えるようになっています。

audio-techinica ATH-TWX9の専用アプリ

audio-technica ATH-TWX9には専用アプリが用意されていて、かなり豊富なメニューが搭載されています。

どんなアプリメニューがあるのか、なかでも便利なアプリメニューについて詳しくチェックしていきましょう。

ATH-TWX9アプリホーム画面とメニュー

ATH-TWX9は専用アプリ「audio-technica connect」に対応しています。

Audio-Technica | Connect

Audio-Technica | Connect

audio-technica無料posted withアプリーチ

 

audio-technica ATH-TWX9 アプリトップ画面

アプリトップ画面は落ち着いたシンプルなデザインですが、メニューを開くとその項目の多さに驚かされます

また、メニューが「オーディオ」と「システム」に分類されていて、見開きの画面に全ての項目が収まるようにデザインされているアクセスビリティの高さにも感心してしまいます。

audio-technica ATH-TWX9 アプリメニュー

アンビエンスコントロール(ノイズキャンセリングなどモードの切り替え)やクイックヒアスルーなど、すでに解説したもの以外に大きなメリットを感じるメニューを以下でご紹介します。

ボリュームステップと左右バランス調整

audio-technica connectのメニューで、個人的に最もメリットを感じているのが「ボリュームステップ」「左右バランス調整」です。

まずボリュームステップですが、これはボリュームの強弱調整の幅を変更できる機能で、無音~最大音量までを3種類(16・32・64)のいずれかに分割してコントロールできるというもの。

電車の中などで、ボリュームを1つ下げると物足りないけれど、1つ上げると音漏れが気になるなんてことを感じながらイヤホンをお使いの方も多いのではないでしょうか?

イヤホン本体やアプリでのボリューム調整はもちろんのこと、スマホ本体の音量調整を使ってもちょうどいい音量に調整できないなんてことは日常茶飯事ですよね。

その点、audio-technica connectのボリュームステップは、64分割を選択するとかなり細かく音量を調整することができるので「もうちょっと…」という微調整が可能になります。

audio-technica ATH-TWX9 ボリュームステップ

左右バランス調整は読んで字のごとく左右のイヤホンのバランスを調整する機能。

視力と同じで聴力も左右同じということはありませんので、音像が左右どちらかに寄っているかな?と感じる方には非常に嬉しい機能だと思います。

このボリュームステップと左右バランス調整をアプリで実装している製品はaudio-technicaくらいではないでしょうか。

360 Relity Audio

ATH-TWX9は360 Reality Audioに対応しています。

360 Reality Audio出典:SONY商品情報より

360 Reality Audioはソニーの立体音響技術で、ボーカルやコーラス、楽器などの音源それぞれに位置情報をつけ、球場の空間に配置することによって立体的な音場を体感できるようにしたもの。

従来のステレオ音源では音楽が頭の中で感じられるのに対し、360 reality Audioでは全方位からリスナーを包み込むような没入感の高さが得られます

amazon musicやdeezerなど、360 Reality Audioに対応しているストリーミングサービスに登録すると、この機能を利用することができますよ。

装着検出機能

ATH-TWX9には装着センサーが内蔵されていて、耳からイヤホンを外す/装着する動作を検知して音楽を自動で止める/再生することが出来るようになっています。

またイヤホンの誤動作防止のため、イヤホンを充電ケースから取り出しただけではマルチファンクションボタンとタッチセンサーにはロックがかかっている状態になっています。

イヤホンを耳に装着してはじめてボタン・タッチセンサーでの操作ができるようになっているのは、個人的には非常に大きなメリットだと感じます。

食事などで離席するとき、イヤホンを耳から外した後にうっかりタッチセンサーに触れてしまい、席に戻ると音楽が再生されているなんてことがたまにあるんですよね。

そうならないようにイヤホンを耳から外した後はタッチセンサーに触れないように扱うんですが、つまむような持ち方をするから落っことしてしまうこともしばしば…。

アプリで装着検出をONにしておけば、耳から外したときに誤動作を気にせずイヤホンを扱うことができるというのは、実際使っているとかなり便利だなぁと感じますね。

audio-techinica ATH-TWX9の機能

audio-technica ATH-TWX9に搭載されているアプリ以外の便利機能についても確認してみましょう。

ATH-TWX9はマルチポイントに対応

ATH-TWX9は2台のデバイスに同時接続しておくことができるマルチポイントに対応しています。

audio-technica ATH-TWX9 マルチポイント

たとえば上の画像のように、ビジネス用とプライベートのスマホに同時接続しておけば、プライベートスマホで音楽を聴いている時にビジネス用スマホへの着信にイヤホンを操作するだけで応答することができます。

通勤電車のなかでビジネス用スマホはバックの中に入れ、プライベートスマホで動画を観ていても、ビジネス用スマホの着信にそのまま応答できちゃうのでホントに便利なんです。

Bluetooth接続できる機器ならスマホとPC、PCとタブレットなど組み合わせは自由なので、デバイス2台を同時に使う機会が多いユーザーにはおススメです。

深紫外線除菌システムを搭載

ATH-TWX9は、イヤホンを充電ケースに戻すと細菌やウィルスを除去する深紫外線LEDが照射され、イヤーピースの表面除菌が行われる深紫外線除菌システムが搭載されています。

深紫外線は大腸菌やバクテリオファージウィルスを99%以上、黄色ブドウ球菌を90%以上除菌する効果が認められています。

黄色ブドウ球菌は皮膚感染症の原因となる病原菌でもあるので、深紫外線除菌システムはイヤホンを清潔に保ちたいユーザーには大きなメリットを感じる機能ではないでしょうか。

audio-technica ATH-TWX9 深紫外線除菌システム

除菌中は充電ケース正面下に並んだLEDインジケーターが、中央から左右に広がるように点滅するので「お~ちゃんと除菌してる!」なんてついつい目がいってしまいます。

なお、深紫外線は充電ケースのふたを閉めた後で照射される仕組みで、照射時間は約70秒と短時間でイヤーピース表面に付着する細菌やウイルスを除菌します

これだけの短時間で除菌が完了すれば「除菌終わったかな…」なんて気にしながらイヤホンを使うこともありませんので、使い勝手も良いですね。

マルチファンクションボタン&タッチセンサー操作

ATH-TWX9は、イヤホン本体にマルチファンクションボタンと呼ばれる物理ボタンとタッチセンサーの両方を搭載しています。

デフォルトの設定は以下の表の通りで、基本的な操作はマルチファンクションボタン、タッチセンサーどちらでも実行できるようになっていますね。

動作
マルチファンクションボタン 1回押し 音楽再生/停止
電話を受ける
音量を上げる
電話を受ける
2回押し 曲送り
マイクミュート
音量を下げる
3回押し 曲戻し 次の曲にスキップ
長押し(2秒) 着信拒否/発信中止/通話終了
タッチセンサー 1回押し 音楽再生/停止
電話を受ける
2回押し 曲送り
マイクミュート
ノイズキャンセリング ⇒ ヒアスルー ⇒ オフ
3回押し 曲戻し
長押し(3秒) ノイズキャンセリングの最適化

マルチファンクションボタンとタッチセンサーのカスタマイズは、アプリメニューの「キーアサイン」で行います。

ただし、「L側のキー操作を音楽優先に切り替える」、「左右の操作を入れ替える」、「R側のタッチセンサーの操作を3種類の中から選択する」という3つのカスタマイズだけ

audio-technica ATH-TWX9 キーアサイン

完全カスタマイズができないのはちょっと残念ですね。

ちなみにR側のタッチセンサーに配置可能なパターンは以下の通りです。

パターン 操作
パターン1 2秒長押し 音声認識(ボイスアシスタント起動)
パターン2 2回タップ 電池残量の確認
パターン3 2回タップ ノイズキャンセリング ⇒ ヒアスルー ⇒ オフ
3秒長押し ノイズキャンセリングの最適化

また、タッチセンサーはアプリでON/OFFの切替えが可能なのと、感度も低・中・高と3段階で調整することができるようになっています。

タッチセンサーは便利な反面、誤動作でイライラの原因になることもありますので、イヤホンの扱いに慣れるまではOFFにするか、感度を低く設定しておくと良いかもしれませんね。

ATH-TWX9はワイヤレス充電に対応

ATH-TWX9はQi規格のワイヤレス充電に対応しています。

audio-technica ATH-TWX9 ワイヤレス充電

USB-Cも含めて充電時間が長いのが気になりますが、ワイヤレス充電ができるのでそれほど使い勝手に影響はないでしょう。

ただし急速充電には対応していないので、リモートミーティングなど長時間の通話で頻繁に使うという方は、片側での使用を心掛けるべきでしょう。

イヤホンの通話時間は一般的に音楽再生時間の6~7割といったところですので、片側使用で3~4時間通話し、バッテリーローとなった時点でもう片方のイヤホンに切り替えるという使い方をしましょう。

 

 

audio-techinica ATH-TWX9のレビューまとめ

それでは最後にaudio-technica ATH-TWX9の総合評価とレビューを通じて感じたことをまとめてみましょう。

ます総合評価は5点満点で4.8点とかなり高い結果となりました。

評価項目 Impression Score
通話品質 自分の声は明瞭だが若干ノイズが気になる 4.2
低音 柔らかだが量感がありタイトな低音 4.7
中音 ボーカルが近く透明感がある 4.9
高音 伸びやかで繊細、煌めきが感じられる 4.9
ANC性能 パーソナライズ可能でかなり強力 4.7
外音取込み 音質は自然で実用的に問題なし 4.8
アプリ機能 アクセシビリティが良く機能も充実 5.0
機能加点 aptX™ Adaptiveに対応 5.0
機能加点 深紫外線除菌システムを搭載 5.0
機能加点 マルチポイントに対応 5.0
総合評価 4.8

これだけ高い評価とした理由は、まず音質の良さがあげられます。

さすがaudio-technicaのフラッグシップモデルということで、低音~高音までバランスの取れたクリアで厚みのある音質は、どんなジャンルの音楽も楽しめる納得の出来栄えです。

アクティブノイズキャンセリングと外音取り込みもトップクラスの性能で、強めのノイキャンを期待しているユーザーでも高い満足度が得られるのではないかと思います。

アプリメニューも充実しており、aptX™ Adaptiveやマルチポイント、ワイヤレス充電への対応など、機能面もこれ以上ないくらい充実しています。

audio-technica ATH-TWX9は、現時点で足りない機能が見あたらず、音質面でも十分な満足感が得られ、ガジェットして所有する喜びも得られる数少ないイヤホンの1つです。

国産メーカーということでサポートに対する安心感もありますし、多少高くても良いものが欲しいというユーザーは是非手に取って頂きたいと思います。