イヤホン

ノイズキャンセリングで選ぶおすすめイヤホン15選

ワイヤレスイヤホン、なかでもノイズキャンセリングが搭載されたモデルは、この数年で性能が飛躍的にあがり、非常に人気が高い製品になっています。

通勤や通学の電車内で音楽や動画などのコンテンツを楽しんだり、カフェや図書館などで勉強や作業に集中したいときなど、ノイズキャンセリングは非常に便利な機能です。

今回はノイズキャンセリングイヤホンのなかでも性能が高く、音質や通話品質、使い勝手も満足いただけるよう選りすぐったモデルを価格帯別にご紹介します。

また、そもそもノイズキャンセルイヤホンとはどういったものなのかや、それを選ぶ時のポイントなどもあわせて解説していきます。

なお、マイク性能の高いイヤホンについても別記事で特集していますので、よろしければ参考にして頂ければと思います。

ワイヤレスイヤホン通話品質ランキング16選|2022年上半期2022年上半期、通話品質で選ぶ完全ワイヤレスイヤホンのランキングをご紹介します。通話品質を優先してランキングしていますが、音質や機能面も解説し、総合的に満足度の高い製品だけをピックアップしています。...

価格別おすすめノイズキャンセリングイヤホン

ノイズキャンセリングイヤホンのなかでも性能が高く、音質や機能についても自信をもっておススメできるモデルを価格帯別にご紹介していきます。

価格帯別にノイキャン性能が高い順に並べてありますので、ご予算にあったモデルを比較検討して頂ければと思います。

1万円未満おすすめノイズキャンセリングイヤホン

1万円未満の製品でノイズキャンセリング性能が高いといえば、なんといってもEarFunとSOUNDPEATSの2大ブランドの製品をおススメすべきでしょう。

今回はノイズキャンセリング性能が高い順にご紹介していきますが、いずれもただ強いだけではなく音質や通話品質、機能面でも満足することができる製品をピックアップしています。

EarFun Free Pro 2

EarFun Free Pro 2 イメージ

Free Pro 2は2021年10月に発売されたEarFunのカナル型イヤホンで、強力なノイズキャンセリング性能と超コンパクトなデザインが特長です。

専用アプリには対応していませんが急速充電やワイヤレス充電には対応しており、BluetoothコーデックもaptX™までをカバーしています。

EarFun Free Pro 2 スペック

EarFun Free Pro 2は、同社のAir Pro SVと同じくQuietSmart™2.0ANCテクノロジーを搭載しており、最大-40dBのノイズ低減が可能なモデルです。

ただし、スティック型のAir Pro SVよりも遮音性が高く、電車内の騒音も中域ノイズまである程度抑制してくれるので、個人的にはこのクラス最強のノイズキャンセリングイヤホンだと感じています。

とにかく低価格でノイズキャンセリング性能が高いイヤホンが欲しいという方は、EarFun Free Pro 2を選べば間違いないでしょう。

機能面でのAir Pro SVとの大きな違いは、ドライバー径と専用アプリ、ワイヤレス充電への対応くらいで、あとはほぼ同じような仕様になっています。

ドライバー径はAirPro SVが10mm、Free Pro 2が6mmなので、サウンドのダイナミックさという点ではAir Pro SVに軍配が上がります。

ただし、Free Pro 2はボーカルの解像度が高く、ポップスやアニソンなどをよく聴く方にはこちらのほうがおすすめでしょう。

充電ケースもかなりコンパクトで、ポケットにいれて気軽に持ち運べるのも大きなメリットだと思います。

EarFun Free Pro 2 サイズ

なおFree Pro 2は片側3×2、計6基のマイクを搭載しており、AIを利用したノイズリダクションアルゴリズムも登載されているので、低価格ノイズキャンセリングイヤホンのなかでは通話品質が高いモデルになっています。

このほか80ms程度の低遅延モード、10分の充電で約2時間の音楽再生が可能な急速充電、IPX5相当の防滴性能など機能面の充実度も高く、かなりコスパの良いイヤホンです。

EarFun Free Pro 2については、以下で実際に使ってみた感想を詳しくレビューをしていますので、参考にして頂ければと思います。

EarFun Free Pro 2 レビュー|低価格ノイキャン機ならこれ!EarFun Free Pro 2は1万円を切る低価格ながらハイブリッドノイズキャンセリングを搭載し、-40dBという強力なANCを実現しています。また、ビジネスでも利用可能な通話品質と中音域に厚みのある音質を備えており、かなりコスパの高い完全ワイヤレスイヤホンです。...
 

 

EarFun Air Pro SV

EarFun Air Pro SVイメージ

EarFun Air Pro SVは2022年3月にリリースされた、EarFunのノイズキャンセリングイヤホンのなかでは最も価格の高い製品です。

とはいえ1万円を切る求めやすい価格ですし、アルミニウム製充電ケースなどビルドクオリティがかなり高く、ガジェットとして高級感を感じられるデザインも魅力なモデルです。

EarFun Air Pro SV スペック

Air Pro SVにはQuietSmart™2.0と呼ばれるEarFun独自のハイブリッドANC機能が搭載されていて、最大-40dBのノイズ低減が可能なスペックとなっています。

EarFun Air Pro SV アクティブノイズキャンセリング

カタログ値ではFree Pro 2と同レベルのノイズキャンセリング性能ですが、個人的にはAir Pro SVはFree Pro 2に比べて中~高域ノイズへの効きが少し弱いと感じます。

カナル型のFree Pro 2にくらべ、スティック型のAir Pro SVは浅めの装着感になり、イヤホン本体が耳孔をふさぐ効果が弱くなることが原因でしょう。

いっぽうで、Air Pro SVはFree Pro 2に比べて大径のドライバーを搭載していることから、よりダイナミックなサウンドが楽しめるというメリットがあります。

1万円未満のノイズキャンセリングイヤホンとしては解像度が高くパワフルな音質で、自然な取込音のアンビエントモード(外音取り込みモード)など「聴く」ということに関しては非常にレベルが高い製品です。

また、EarFun Air Pro SVはノイキャン用集音マイク2基と通話用マイク1基が搭載されていて、マイクアレイENC技術により通話品質が高いのもおすすめしたいポイントです。

自宅など静かな場所はもちろんのこと、オフィスで勤務している時のリモートミーティングなどのシーンでも、周辺ノイズを抑制してクリアな通話を約束してくれます。

EarFun Air Pro SV 6アレイマイクシステム

そのほか、専用アプリ「EarFun Audio」にも対応しており、音楽用イコライザーやタッチコントロールカスタマイズなどのメニューが使えるのも嬉しいところです。

EarFun Air Pro SVについては、以下で実際に使ってみた感想を詳しくレビューをしていますので参考にして頂ければと思います。

EarFun Air Pro SV|1万円以下最強のイヤホンでは?EarFun Air Pro SVは1万円を切る価格ながら、最大-40dBまでノイズを抑制するハイブリッドANCを搭載しています。6マイク搭載により通話品質のレベルも高く、動画を観たり通話メインのユーザーにはおススメしたい製品です。...
 

 

SOUNDPEATS Mini Pro

SOUNDPEATS Mini Pro イメージ

SOUNDPEATSはアメリカと日本のマーケットを中心に人気のあるワイヤレスオーディオメーカーで、低価格ながら品質の良い製品を数多くリリースしています。

Mini Proは2022年4月に発売された同社最新のノイズキャンセリングイヤホンで、ハイレゾコーデックのaptX™ Adaptiveに対応したコスパの高いモデルです。

SOUNDPEATS Mini Pro スペック

SOUNDPEATS Mini Proは、ハイブリッド式アクティブノイズキャンセリング(=ANC)を搭載しており、最大-35dBのノイズ低減性能となっています。

電車内の走行音や街中のざわめきなど低域ノイズはしっかりカットしてくれるので、外出時に音楽や動画などのコンテンツを楽しむことができるノイズキャンセリングイヤホンです。

ただし、中高域の周囲の騒音はある程度残るので、地下鉄の車内などで使うとノイズキャンセリング性能に物足りなさを感じるかもしれません。

SOUNDPEATS Mini Proは低価格ながらハイレゾコーデックであるaptX™ Adaptiveに対応しており、高音質で音楽を楽しむことができるのが大きなメリットです。

コーデック音質と特長量子化ビット数/サンプリング周波数遅延
SBC音質は★。Bluetoothを搭載した機器は必ず対応している。16bit/48KHz0.22秒前後
AAC音質は★★。iPhoneやiPadの標準コーデック。16bit/48KHz0.12秒前後
aptX™音質は★★。米Qualcommが開発したAndroid端末の標準仕様。AACと体感上の差はない。16bit/48KHz0.07秒前後
aptX™ HD音質は★★★。aptXの高音質版コーデック。ビットレートを高め遅延を犠牲にした音楽用コーデック。24bit/48KHz0.13秒前後
aptX™ Adaptive音質は★★★★。接続環境やコンテンツに応じてビットレートを自動で変化させるコーデック。24bit/96KHz0.05秒~0.08秒程度
LDAC音質は★★★★。SONY独自の超音質特化型コーデック。遅延が大きいためゲームや動画視聴には向かない。24bit/96KHz1秒以上

音質は全体的に透明感があり音の密度が濃い印象で、とくに中~高域が美しいサウンドなので、POPSやアニソンなどにマッチすると思います。

また、上方向への音場が広く高音の伸びが楽しめるので、女性ボーカルをよく聴く方にもおすすめしたいですね。

専用アプリのSOUNDPEATSにも対応しており、多機能とはいえないもののイコライザーはこの価格帯としては非常に秀逸で、サウンドに対するこだわりが感じられます。

SOUNDPEATS Mini Pro イコライザー

なお、aptX™ Adaptiveは可変コーデックなので、ゲームをする場合には60msの低遅延接続も可能です。(スマホもaptX™ Adaptiveに対応している必要があります)

通話品質も非常に高く、自宅など静かな環境ならリモートミーティングに使っても全く問題ありませんし、カフェでのビジネス通話にも使えるレベル

サイズも非常にコンパクトなので、気軽にどこにでも持ち出せる使い勝手の良さも大きなメリットだと思います。

SOUNDPEATS Mini Proについては、以下で実際に使ってみた感想を詳しくレビューをしていますので、参考にして頂ければと思います。

SOUNDPEATS Mini Pro|音質の良さはクラス最高レベル!SOUNDPEATS Mini Proは、低価格ながら倍以上するイヤホンに匹敵するほどのサウンドを実現しています。イヤホンの最も大切な音質へのこだわりが感じられ、良い音で聴きたいというユーザーには非常にコスパの高い1台です。...
 

 

EarFun Air S

EarFun Air S イメージ

EarFun Air Sは2022年7月に発売された、EarFunの最も新しいノイズキャンセリングイヤホンです。

低価格ながらそこそこ強力なノイキャン性能と、この価格帯では珍しいマルチポイントに対応していることが本機最大の魅力となっています。

EarFun Air S スペック

EarFun Air Sは、Air Pro SVやFree Pro2に比べると若干マイルドな最大-30dBのノイズキャンセリング性能となっています。

低域ノイズはある程度抑制してくれますが、この価格帯の他のモデルに比べて中~高域ノイズへの効果はほぼ感じられません。

ではなぜ他の機種よりノイズキャンセリング性能が低いこの製品を紹介するかというと、Air Sはマルチポイントに対応しているから。

マルチポイントは同時に2台のデバイスにイヤホンを接続しておくことができる機能で、たとえばビジネスとプライベートのスマホ2台持ちなどという方は、いちいちペアリングしなおす必要がありません。

EarFun Air S マルチポイント

2台のデバイスを同時に使うシーンが日常的にあるという方には、マルチポイントは本当に便利な機能なんです。

いまのところ、1万円以下のノイズキャンセリングイヤホンでマルチポイントに対応しているのはこのEarFun Air Sしかないため、今回ご紹介した次第です。

最大-30dBというノイズキャンセリングも、この価格帯としてはそれなりに満足できるレベルですし、AirPro SVと同じ大口径10mmドライバーを搭載しているので音質もパワフル。

そのほか、専用アプリ「EarFun Audio」に対応、IPX5の防滴性能、遅延を100msまで抑える低遅延モードも登載されているので、使い勝手も相当なものです。

このようにEarFun Air Sは、低価格ノイズキャンセリングイヤホンでマルチポイントが搭載されたモデルが欲しいという方にはおすすめの製品だといえます。

EarFun Air Sについては、以下で実際に使ってみた感想を詳しくレビューをしていますので、参考にして頂ければと思います。

EarFun Air S|1万円以下でマルチポイント搭載だと?EarFun Air Sは1万円以下という価格ながら、マルチポイントに対応した貴重な存在です。もちろんノイキャンや外音取り込み、専用アプリなど欲しい機能はほとんど揃っているので、非常にコスパの高い製品です。...
 

 

2万円未満のおすすめノイズキャンセリングイヤホン

音質やマイク性能の高さ、専用アプリの充実度なども外せないというユーザーには1万円以上のノイズキャンセリングイヤホンを選ぶことをおすすめします。

最も多くのモデルが投入されている価格帯ですが、ノイズキャンセリング性能が良いことに加えて、音質・機能面ともに満足して頂ける機種だけをご紹介します。

SONY WF-1000XM3

SONY WF-1000XM3 イメージ

SONY WF-1000XM3は発売からすでに3年が経過していますが、そもそものノイズキャンセリング性能が非常に高い製品です。

後継機のWF-1000XM4が発売されたことで価格が1万円台前半になっていることから、この価格帯で考えればお買い得なノイズキャンセリングイヤホンということになります。

SONY WF-1000XM3 スペック

WF-1000XM3はSONY独自開発の「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1e」を搭載しています。

高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1e

QN1eには、ノイズキャンセリング性能が非常に高いとされていた同社のヘッドホン「WH-1000XM3」に搭載されていたプロセッサと共通の技術を使っているとのこと。

2019年モデルはあるものの、WF-1000XM3は現状の価格帯であれば最強に近いノイズキャンセリングイヤホンになります。

また、このプロセッサーはD/A変換回路とヘッドホンアンプを内蔵しており、24bitのオーディオ信号処理も行うことで音質面にも大きく貢献。

加えて圧縮音源を高音質化するDSEE HXも搭載しているので、ハイレゾ級の高音質で音楽を楽しむことができます

SONYらしいフラットでモニター系の音質なので、意図的に低音や高音がブーストされたイヤホンは苦手というユーザーに向いているサウンドだと思います。

もちろん専用アプリの「Headphones Connect」にも対応。

ノイズキャンセリングや外音取り込みレベルの22段階調整や、行動や場所を検出してモードを自動で切り替えるアダプティブサウンドコントロールなどのメニューも利用可能です。

イヤホン本体や充電ケースがだいぶ大きなつくりになっているのはデメリットですが、そこにさえ目を瞑れるのであれば、十分購入候補となり得る製品だと思います。

SONY WF-1000XM3 イヤホン本体
 

 

JBL Live Free 2

JBL Live Free 2 イメージ

JBL Live Free 2は2022年4月に発売されたモデルで、JBLが新たに開発したデュアル・オーバルシェイプデザインが採用されています。

1万円中盤という価格ながら、ノイズキャンセリングイヤホンに欲しいと思う機能が全て詰め込まれており、2022年モデルで最もコスパの優れた製品の1つだと断言できる存在です。

JBL Live Free 2 スペック

JBL Live Free 2にはハイブリッド式のノイズキャンセリングイヤホンですが、リアルタイムでレベルを補正するアダプティブノイズキャンセリング機能が備わっています

この機能は2万円オーバーの高価格帯イヤホンに搭載されているケースはありますが、1万円台中盤という価格帯に搭載されているというのは大きなメリットだと思います。

JBL Live Free 2 アクティブノイズキャンセリング

アダプティブノイズキャンセリングをアプリでオフにすれば、マニュアルで7段階から強度を選択できるというのも非常に使い勝手が良い点ですね。

ノイズキャンセリング性能自体もかなり高く、通勤や通学の電車内で音楽や動画などのコンテンツを楽しむのに大きな不満を感じることはないでしょう。

また、JBL Live Free 2は大径の11mmダイナミックドライバーを搭載しており、JBLらしい没入感のある明るく元気なサウンドも魅力のひとつ

そのほか、マルチポイント、ワイヤレス充電、急速充電に対応、6マイクによるクリアな通話、専用アプリMy JBL Headphonesによる様々なカスタマイズメニューと、欲しい機能はほぼ揃っています。

デザインも小さくてかわいらしいことから、女性にも手に取って欲しいノイズキャンセリングイヤホンですね。

JBL Live Free 2については、以下で実際に使ってみた感想を詳しくレビューをしていますので、参考にして頂ければと思います。

JBL Live Free 2 レビュー|名機誕生を予感させるほどの異次元の仕上がりJBL Live Free 2はClub Pro+とLive Free NC+を統合し、新しいエントリーノイキャンモデルとしてリリースされた製品です。エントリーモデルなので1万円台中盤と手の届きやすい価格ながら、通話・音質・ANC性能などは異次元の出来栄えで、2022年のベストバイになる予感がするほど死角のないTWSとなっています。...
 

 

Jabra Elite 5

Jabra Elite 5 イメージ

Jabra Elite 5は新しいEliteシリーズのミドルレンジモデルとして、2022年9月にリリースされたばかりの製品です。

JabraはデンマークのヘッドセットメーカーゆえにElite シリーズは通話性能が高く、イヤホンをマイクとして使う機会の多いビジネスマンには人気の高いメーカーとなっています。

Jabra Elite 5 スペック

Jabra Elite 5は新しいEliteシリーズとしては初めてハイブリッド方式のアクティブノイズキャンセリングを搭載したモデルです。

最上位モデルにElite 7 Pro/Activeがありますが、こちらはフィードフォワード方式となっているのでハイブリッド方式のElite 5のほうがノイズキャンセリング性能は上

高音域にはそれほど効いてくれませんが低域~中域のノイズはしっかり抑制し、電車内の走行音や室内の生活環境音などはコンテンツを流せばほぼ気になることはありません

また、Jabra Elite 5のノイズキャンセリングは専用アプリでパーソナライズができるようになっていて、ノイズの特性だけでなく左右の効き具合のバランス調整も可能です。

Jabra Elite 5 ANC パーソナライズ

くわえて専用アプリで強度も5段階で調整できるようになっており、マニュアルとはいえ自分に最適なノイズキャンセリングを設定することができるというのが大きなメリットです。

Jabra Elite 5のもう一つの特長は、この価格帯のノイズキャンセリングイヤホンとしては通話性能がずば抜けて高いということ。

Elite 5は片側3×2の合計6つのマイクを搭載していて、さすがヘッドセットメーカーのJabraと感心するほどの通話品質となっています。

サウンドについては中音域がぐっと前に出てくる印象ですが、低音の迫力、高音の伸びやかさもしっかり持ち合わせていてノリの良い音質という印象です。

このほか、マルチポイント・ワイヤレス充電・急速充電に対応しており、専用アプリ「Jabra Sound+」もイヤホンを使う上で欲しいなと思うメニューは全てそろっています

Jabra Elite 5については、以下で実際に使ってみた感想を詳しくレビューをしていますので、参考にして頂ければと思います。

Jabra Elite 5 スペック
Jabra Elite 5|Elite 7以上の性能を持つスタンダードモデルJabra Elite 5は新しいEliteシリーズとしては初のハイブリッドANCを搭載し、ノイキャン性能が向上しています。マルチポイントはもちろん、Elite 7にはなかったaptX™へも対応し、上位モデル以上の性能アップとなっています。...
 

 

Anker Soundcore Liberty 3 Pro

Anker Soundcore Liberty 3 Pro イメージ

Anker Soundcore Liberty 3 ProはAnker Soundcoreシリーズのハイエンドモデルで、ハイレゾコーデックのLDACに対応しています。

Ankerのノイズキャンセリングイヤホンとしてはこの製品だけずば抜けて高価格となっており、そのぶん高級感があり、機能面もここまでやるかという程の充実ぶりです。

Anker Soundcore Liberty 3 Pro スペック

Anker Soundcore Liberty 3 Proは、ウルトラノイズキャンセリング2.0という、周囲のノイズの種類を検知して最適な強度に自動で調整してくれる機能が登載されています。

また、専用アプリのHearID機能で耳の形を計測し、ユーザーそれぞれに最適なノイズキャンセリングフィルターが適用される機能も登載されています。

かんじんのノイズキャンセリング性能ですが、低域~中域のノイズはある程度カットしてくれますが、高域ノイズはかなり残ってしまう印象です。

したがって地下鉄やカーブの多い電車内で使うと、車輪や窓などのガタガタというノイズがちょっと気になりますが、直線が多い路線ならそれほどストレスは感じないはずです。

Anker Soundcore Liberty 3 Proのもう一つの特徴として、ノイズキャンセリングイヤホンには珍しいハイブリッドドライバーを搭載している点があげられます。

Anker Soundcore Liberty 3 Pro A.C.A.A 2.0Anker独自ドライバー構造 A.C.A.A 2.0

低音が得意なダイナミックドライバーと中高音が得意なバランスドアーマチュアドライバーを同軸上に並べることで、小型化・省電力化に成功。

いわゆるドンシャリといわれる低・高音が厚めの迫力のある音質ですが、ボアついたところがなく全音域にわたって解像度の高いサウンドを楽しむことができるモデルです。

Soundcoreシリーズはアプリ機能が充実していることも大きなメリットで、22種類ものプリセットイコライザーやタッチセンサーの完全カスタマイズなどが用意されています。

Anker Soundcore Liberty 3 Pro イコライザー カスタム

このほか2台のデバイスを同時接続できるマルチポイント、ワイヤレス充電や急速充電などにも対応していて、さすがAnkerというコスパの良さ。

クリア系のドンシャリサウンドで、ノイキャン性能がそれなりに高いノイズキャンセリングイヤホンが欲しいというユーザーにはピッタリの1台ではないかと思います。

ひとつ注意点として、Soundcore Liberty 3 ProはハイレゾコーデックのLDACに対応していますが、LDACでは連続再生時間がSBCやAACに比べて半分程度になります

LDAC接続でノイズキャンセリングをONにしても、充電ケース込みで12時間ほど使うことができるので個人的には不便は感じませんが、旅行の時などは充電器が必須アイテムになります。

Anker Soundcore Liberty 3 Proについては、以下で実際に使ってみた感想を詳しくレビューをしていますので、参考にして頂ければと思います。

Anker Soundcore Liberty 3 Pro レビュー|高機能すぎませんか?Soundcore Liberty 3 ProはAnkerの新たなフラッグシップモデルであり、他の追随を許さないほどの高機能となっています。「LDAC」「マルチポイント」「ウルトラノイズキャンセリング」など例をあげればきりがないほど機能満載!...
 

 

Anker Soundcore Space A40

Anker  Soundcore Space A40 イメージ

Anker Soundcore Space A40は2022年9月にリリースされたばかりで、同社フラッグシップモデルであるLiberty 3 Proと同等の機能を備えながら価格を抑えた製品です。

1万円台前半ながらウルトラノイズキャンセリングはもちろんのこと、マルチポイントやLDAC対応、ワイヤレス充電機能搭載などAnkerだからこそのコスパ高モデルになっています。

Anker Soundcore Space A40 スペック

Soundcore Space A40にもウルトラノイズキャンセリング2.0が搭載されており、周囲の騒音レベルに応じて自動で強さを調整してくれます。

また、弱・中・強の3段階のマニュアルでのノイズキャンセリング強度設定も可能なので、もう少し強く・弱くといった調整ができるのは大きなメリットですね。

Anker Soundcore Space A40 ノイズキャンセリング

ノイズキャンセリング性能はLiberty 3 Proと同レベルで、低域ノイズにはしっかり効きますがノイズの帯域が高くなるにしたがって効きが弱くなり、高域ノイズはかなり残る印象です。

Soundcore Space A40が優れているのはやはり機能面で、2万円近い価格のLiberty 3 Proとほぼ同等の機能を網羅しながら1万円台前半という驚異的なコスパの良さには驚かされますね。

音質はAnkerらしい低音と高音にアタック感のあるドンシャリサウンドで、解像度こそ高価格帯のノイズキャンセリングイヤホンには一歩及びませんが、ノリの良い音質を楽しむことができるでしょう。

また、バッテリー性能が飛躍的に上がっていることもSoundcore Space A40の大きなメリットで、ANC ONでもバッテリーケース併用で40時間使えるというタフさは魅力です。

マルチポイント、急速充電やワイヤレス充電など、ノイズキャンセリングイヤホンに欲しい機能はほぼ全て搭載されていて、専用アプリのメニューも豊富

ノイズキャンセリング性能は中程度で構わないので、音質や機能など全体的なバランスが良いモデルが欲しいというユーザーにはおすすめしたい1台です。

 

 

2万円以上のおすすめノイズキャンセリングイヤホン

2万円以上のノイズキャンセリングイヤホンともなると、中~高域ノイズも抑制してくれる高性能さを誇る製品が多くなってきます。

もちろん、各メーカーのフラッグシップモデルが揃う価格帯ですので、音質や機能面も申し分ない製品ばかりで、正直どれを選ぶべきか迷ってしまいます。

この価格帯もノイズキャンセリング性能が高い順にご紹介していきましょう。

BOSE QuietComfort EarbudsⅡ

BOSE QuietConfort Earbuds Ⅱ イメージ

そもそもアクティブノイズキャンセリングという技術を開発したのでBOSEです。

最近は各音響メーカーがこぞって周囲のノイズをどれだけ消せるかを競うようになりましたが、それでもノイズキャンセリングイヤホンといえばBOSEというほどその技術には定評があります。

そのBOSEから最新モデルとしてリリースされたのがこのQuietConfort Earbuds Ⅱで、さすがと唸らずにはいられないほどのノイズキャンセリング性能となっています。

BOSE QuietConfort Earbuds Ⅱ スペック

今回ご紹介している機種の中でも、QuietConfort Earbuds Ⅱのノイズキャンセリング性能は別格となっており、他の製品とは次元が違うと感じます

ノイズキャンセリング性能がトップクラスと言われているSONY WF-1000XM4と比べても、QuietConfort Earbuds Ⅱの静寂性は遥かに上ですね。

何が違うかというと中域~高域のノイズ抑制能力で、WF-1000XM4では聴こえる人の話し声やBGMなどがQuietConfort Earbuds Ⅱではほぼ聴こえなくなります。

QuietConfort Earbuds ⅡにはCustom Tuneテクノロジーと呼ばれるパーソナライズ機能が搭載されていて、自分の耳の形に合わせてノイズキャンセリングとオーディオを最適化してくれます。

イヤホンを装着すると「ボロロォーン」というトーンが左右に流れ、それからスッと圧倒的な静寂に包まれる感覚には驚いて目を丸くしてしまったほどです。

もちろんサウンドもBOSEらしい豊かな重低音をベースとしたクリアサウンドで、とくに中高域の解像度や粒立ちは前作より大きく向上していると感じます。

「ハイレゾ対応だっけ?」と感じさせるほどの音質の良さで、これでLDACやaptX™ Adaptiveに対応していたらなぁと、そこは少し残念ではあります。

また、マルチポイントやワイヤレス充電にも対応しておらず、そういった点においては同価格帯の他のノイズキャンセリングイヤホンと比較するとあきらかにスペックで見劣りします。

しかし、圧倒的に進化したノイズキャンセリング性能とBOSEサウンドだけでも、この製品を手に取る価値はあると思わせてくれる魅力がBOSEのBOSEたる所以でしょう。

前作のQuietConfort Earbudsはイヤホン本体がかなり大きかったので敬遠していた方も多かったと思いますが、本作はかなり小型化されて女性でも違和感なく装着できるでしょう。

BOSE QuietConfort Earbuds Ⅱ 充電ケースとイヤホン本体

イヤホンは日常にとけこむガジェットだと思っていたんですが、このノイズキャンセリング性能は日常を非日常にかえてくれるだけの力を持っているといってもいいでしょう。

 

BOSE QuietConfort EarbudsⅡについては、以下で実際に使ってみた感想を詳しくレビューをしていますので、参考にして頂ければと思います。

BOSE QuietConfort EarbudsⅡ レビュー|圧倒的なノイキャン性能と進化したBOSEサウンドBOSE QuietConfort EarbudsⅡは、前作から2年の時を経てアクティブノイズキャンセリング性能を異次元レベルに進化させています。より洗練されたBOSEサウンドも心地よい音質に仕上がっていて、欲しいと思わせる1台です。...

SONY WF-1000XM4

SONY WF-1000XM4 イメージ

WF-1000XM4はSONYが発売するノイズキャンセリングイヤホンのフラッグシップモデルで、音質、通話、アプリメニューなども含めて総合力が高い製品です。

モニターライクな音質で専用アプリのイコライザー性能も良いことから、自分好みの音質に調整しやすいというクセのないノイズキャンセリングイヤホンだといえるでしょう。

SONY WF-1000XM4 スペック

SONY WF-1000XM4は国産のノイズキャンセリングイヤホンのなかでは、最も性能が高いと評価されています。

高価格帯のノイズキャンセリングイヤホンでも、人の声など中高音域の騒音は結構聞こえるという製品が多いんですが、WF-1000XM4はその帯域もある程度カットしてくれます。

これはSONYが独自に開発した統合プロセッサーV1によるところが大きく、前作のWF-1000XM3比較して高音域でのノイズキャンセリング性能が向上しています。

WF-1000XM4 統合プロセッサーV1

また、低音域の再生能力を高めた新開発のドライバーユニットを搭載したことで、低音域のキャンセル信号の精度も高まっているため全体の性能が底上げされています。

WF-1000XM4はSONYのノイズキャンセリングイヤホンのフラッグシップモデルですので、音質は当然ながらこの価格帯でもトップクラス

フラットなモニターライクな音質で、それゆえイコライザーでの調整幅が非常に広いので、どんなジャンルの音楽も楽しめるSONYらしいイヤホンです。

マルチポイントに対応していないのが唯一のウィークポイントですが、自分が発声すると音楽が自動で止まるスピーク・トゥ・チャットなどSONYならではの最新機能を搭載。

SONY WF-1000XM4 スピーク・トゥ・チャット

専用アプリ「Headphones Connect」には、スマホのGPSや加速度センサーと連動した行動シーンに合わせたモード設定の自動切換えなんていう驚きの機能もあります。

イヤホン・ヘッドホン市場で大きなシェアを誇るSONYのフラッグシップモデルは、使えばそのレベルの高さに満足すること間違いなしの1台です。

SONY WF-1000XM4については、以下で実際に使ってみた感想を詳しくレビューをしていますので、参考にして頂ければと思います。

SONY WF-1000MX4 レビューSONY WF-1000XM4はソニーが約2年ぶりに発表した完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデルです。音質・通話品質・ANC性能すべてが高次元で進化しており、他メーカーが今後この製品をベンチマークとせざるを得ないほどの完成度に仕上がっています。...
 

 

SONY LinkBuds S 

SONY LinkBuds S イメージ

LinkBuds SはSONYのノイズキャンセリングイヤホンの最新モデルで、フラッグシップのWF-1000XM4よりハードウェア的には下位機種となりますが、ソフト面では進化版という位置づけになります。

WF-1000XM4と比較してイヤホン本体が約40%小型化されていて、小柄な女性でも耳への圧迫感を感じずに装着することが出来るようになっています。

SONY LinkBuds S スペック

WF-1000XM4と同じ統合プロセッサーV1を搭載しており、ノイズキャンセリング性能は業界最高クラスと言われる最上位機種とあまり遜色のないレベルになっています。

ドライバーが5mmと小型化されていることから、低域ノイズの抑制がWF-1000XM4との比較では若干劣るかなと感じますが、それも国内最強モデルと比べての話。

この価格帯ではトップクラスのノイズキャンセリングイヤホンであることは間違いありません。

LinkBuds Sの最大の特長は通話性能の高さで、AI技術を活用したボイスピックアップテクノロジーは他のイヤホンとは比べものにならないほどのクリアな通話を実現

くわえて、超低遅延などを実現する次世代BluetoothオーディオのLE Audioに対応するなど、WF-1000XM4の発売以降に出現した新しい技術が盛り込まれています。

このようにLinkBuds SはWF-1000XM4の廉価版というわけではなく、SONYの最新技術を搭載したノイズキャンセリングイヤホンをより手に取りやすい価格にリバイスしたイメージなんです。

ドライバーユニットが5mmと小径であることから、サウンドのパワフルさやダイナミックさという点では大径ドライバーを搭載しているイヤホンには一歩及ばないところはあります。

しかし、SONYらしいモニターライクな音質と調整幅の広いイコライザーにより、どんなジャンルの音楽でも楽しめるという点ではWF-1000XM4と変わりはありません。

イヤホン本体がかなり小さいので、耳の小さな女性でも圧迫感を感じずに装着できるのもLinkBuds Sの大きなメリットです。

SONY LinkBuds S イヤホン本体と充電ケース

けっして安いノイズキャンセリングイヤホンではありませんが、この価格でこれだけのポテンシャルを備えた製品はSONYだからこそ可能だったと思わずにはいられません。

SONY LinkBuds Sについては、以下で実際に使ってみた感想を詳しくレビューをしていますので、参考にして頂ければと思います。

SONY LinkBuds S|LinkBudsというよりWF-1000XM4に近いSONY LinkBuds Sは、LinkBudsというよりはノイキャン性能や音質などはWF-1000XM4とあまり違いがない完成度の高さで、通話品質や搭載機能はむしろ上をいっている製品です。...
 

 

audio-technica ATH-TWX9

audio-technica ATH-TWX9 イメージ

ATH-TWX9は2022年9月に発売されたオーディオテクニカのフラッグシップモデルで、音質はもちろんのこと、ノイズキャンセリング性能も非常に高いモデルとなっています。

おそらくノイズキャンセリングイヤホンとしては初となる深紫外線除菌システムが搭載されており、充電ケースにイヤホンを戻すと70秒ほどでイヤーピースの表面除菌をしてくれます。

audio-technica ATH-TWX9 スペック

aoudio-technica ATH-TWX9には、ハイブリッド方式のアクティブノイズキャンセリングはもちろんのこと、パーソナライズ・ノイズキャンセリングシステムも搭載されています。

パーソナライズ・ノイズキャンセリングシステムとは、ユーザーの装着状態に合わせて最適なノイズキャンセリングが適用されるというもので、専用アプリから初期設定を行います。

さらにATH-TWX9にはオプティマイズ・ノイズキャンセリングシステムも登載されていて、周囲の騒音レベルに応じて自動で最適な特性を適用してくれるんです。

オーディオテクニカ ATH-TWX9 オプティマイズ・ノイズキャンセリングシステム

ノイズキャンセリングの「強度」ではなく「特性」の適用なので、騒音の帯域に合わせてくれるという一歩進んだシステムなんですよね。

つまり、自分の耳の形や自分の今いる場所に応じて、常に最適なノイズキャンセリングが自動で適用され、いつでも静寂な空間を提供してくれるということ。

くわえて、自宅・オフィス/学校・街中・電車・航空機という5種類のプリセットノイズキャンセリングモードもマニュアルで選択できるようになっています。

また、Short/Standard/Longと3種類の導管の長さごとに4種類のサイズ(全12種類)のイヤーピースが付属されているので、ノイキャン効果と着け心地のバランスが最適なものを選ぶことができるのも大きなメリットでしょう。

audio-technica ATH-TWX9 付属イヤーピース

オーテクのフラッグシップモデルだけのことはあって、タイトで柔らかな低音、中高音の解像度の高さ、どこまでも突き抜けていくような伸びやかな高音など音質もハイレベル

機能面でもマルチポイント、ワイヤレス充電、360 Reality Audio、低遅延モード、深紫外線除菌システムなどハイエンドイヤホンのなかでも最も充実している部類に入ります。

デザインも大人のガジェットという落ち着いた雰囲気ですので、所有欲を満たしてくれる数少ないノイズキャンセリングイヤホンのひとつでもあります。

aoudio-technica ATH-TWX9については、以下で実際に使ってみた感想を詳しくレビューをしていますので、参考にして頂ければと思います。

audio-technica ATH-TWX9|オーテクの最高峰はさすがの出来栄え!ATH-TWX9はaudio-technica の完全ワイヤレスイヤホンとしてはフラッグシップにあたるモデルです。高音質・高機能、ガジェットとしても所有欲を満たしてくれるデザインで、良いものを長く使いたいユーザーにおススメしたいイヤホンです。 ...
 

 

Technics EAH-AZ60

Technics EAH-AZ60 イメージ

EAH-AZ60は、2021年10月にTechnicsからリリースされた同社のフラッグシップモデルです。

ハイレゾコーデックのLDACがマルチポイント利用時も接続可能な希少モデルで、もちろんノイズキャンセリング性能も高いレベルにあるバランスの良い製品です。

Technics EAH-AZ60 スペック

Technics EAH-AZ60は、デュアルハイブリッドノイズキャンセリングという方式を採用し、高い性能を実現しています。

デュアルハイブリッドノイズキャンセリングとは、騒音の大幅な低減を行うフィードフォワード方式はデジタル制御とし、フィードバック方式はアナログ制御を採用する技術。

耳の中の騒音を消すフィードバック方式は、デジタル制御では演算処理が追い付かずノイズキャンセリング精度が下がるため、遅延の少ないアナログ制御をつかって精度を高めています。

EAH-AZ60のノイズキャンセリング性能はかなり高く、コンテンツさえ流してしまえばカフェでの人の話し声や電車内の走行音や多少のガタつきくらいなら全く気になりません。

また、EAH-AZ60は音質も非常にレベルが高く、若干ブーミーな低音とクリアで煌びやかな中~高音というリスニング色の濃いサウンドです。

なお、EAH-AZ60はハイレゾコーデックのLDACに対応していますので、スマホがLDAC対応ならより繊細でクリアな音質で音楽を楽しむことができます。

さらに、マルチポイント利用時もLDAC接続ができる数少ないノイズキャンセリングイヤホンで、複数デバイスへの接続機会が多く、音楽を日常的に楽しんでいるというユーザーにはおすすめのモデルです。

通話品質が高いのもEAH-AZ60の大きな特徴で、独自の音声処理技術JustMyVoice™によって周囲の騒音と発話者の声を判別してクリアな通話が約束されています

Technics EAH-AZ60 JustMyVoice

このほか、タッチコントロールの完全カスタマイズや5バンド・±10dBでチューニングが可能なイコライザーなど機能面が充実しているのも大きなメリットでしょう。

Technics EAH-AZ60については、以下で実際に使ってみた感想を詳しくレビューをしていますので、参考にして頂ければと思います。

Technics EAH-AZ60レビュー|上質で繊細な音質と驚きの通話品質Technics EAH-AZ60は、Technicsらしい上質で繊細な音質と新開発「JustMyVoice™」による高い通話品質を実現したワイヤレスイヤホンです。ハイレゾ音質を伝送可能なLDACに対応し、2台のデバイスに同時接続できるマルチポイントも登載し、死角なしの1台に仕上がっています。...
 

 

Sennheiser Momentum True Wireless 3

ゼンハイザー Momentum True Wireless 3 イメージ

Momentum True Wireless 3は、ドイツの老舗オーディオメーカー「ゼンハイザー」のノイズキャンセリングイヤホンではフラッグシップに位置するモデル。

音質の良さはピカイチですが、ニューモデルになってANC性能も前作から大きく向上していることから、ノイズキャンセリングイヤホンとしてもおすすめの1台となっています。

ゼンハイザー Momentum True Wireless 3 スペック

<div class=”simple-box5″><p>※ファームウェアver.2.9.10アップデートでマルチポイントに対応したものの不具合が発覚し、現在アップデートが配信停止になっています。再配信時期は2022年10月9日現在未定です。</p></div>

Momentum True Wireless 3は、周囲の騒音レベルに合わせてノイズキャンセルの度合いを調整するアダプティブノイズキャンセリングを搭載しています。

この機種のノイズキャンセリングのすごいところは、ANC ONにしてもホワイトノイズがほとんど感じられないこと。

電気的にノイズと逆位相の音波を発生させるノイズキャンセリングは、音楽を流さない状態だと大なり小なりホワイトノイズが聴こえるもの。

ですがこの機種はそれがほぼ聴こえないので、ノイキャンモードで音楽を聴いている時の静寂感・没入感がハンパないんですよね。

ゼンハイザー Momentum True Wireless 3 アダプティブノイズキャンセリング

Momentum True Wireless 3は、ノイズキャンセリングイヤホンのなかでは「王者」と呼ばれるほどそもそもの音質レベルが高いモデルだけに、ANC ONで音のクリアさが一層際立ちます。

なお、接続するデバイスがaptX™ Adaptive(96kHz/24bit)に対応していれば、このノイズキャンセリングイヤホンの魅力を最大限引き出してくれます

お手持ちのスマホがSnapdragon 888以降のSoCを搭載していて、とにかく高音質のイヤホンが欲しいと思っている方には迷わず本機をおすすめします。

Sennheiser Momentum True Wireless 3については、以下で実際に使ってみた感想を詳しくレビューをしていますので、参考にして頂ければと思います。

MOMENTUM True Wireless 3 レビュー|至高の音質!さすがゼンハイザーMOMENTUM True Wireless 3は、至高の音質、ホワイトノイズを感じさせないノイキャン、高い通話品質などどれをとっても完成度が非常に高いゼンハイザーのフラッグシップモデルです。価格以上の価値を感じることができる数少ないワイヤレスイヤホンの筆頭にあげられる1台でしょう。...
 

 

ノイズキャンセリングイヤホンとは

ノイズキャンセリングイヤホンとは、周囲の騒音(ノイズ)を低減(キャンセル)する技術を搭載したイヤホンのことを指します。

一般的に「ノイキャン」とは「アクティブノイズキャンセリング」のことを指しますが、このほかにも「パッシブノイズキャンセリング」と「cVc」をノイキャンと表現している製品もあります。

それぞれの違いについて正しく理解することがノイズキャンセリングイヤホン選びの第一歩となりますので、わかりやすく説明したいと思います。

アクティブノイズキャンセリング

アクティブノイズキャンセリング(=ANC)は電気的に周囲の騒音を抑え込む技術で、一般的に「ノイキャン」と呼ばれるものです。

音は「音波」と呼ばれる空気を揺らす波によって伝わります。

アクティブノイズキャンセリングは、空気を揺らして伝わるノイズの波と真逆の波(逆位相の音波)を電気的につくりだすことによって、ノイズを打ち消す技術なんですね。

以下の画像は、アクティブノイズキャンセリングのわかりやすいイメージを表現してみたものです。

Noise Canceling出典:TIME&SPACE by KDDI

アクティブノイズキャンセリングが得意とするのは低域~低中域のノイズを抑制することで、モーターの回転音(空調や電車内の走行音)や街中の雑踏などがそれにあたります。

いっぽうで人の声や電車が高架や鉄橋を走る最中に発生する音など、高中域~高域のノイズはアクティブノイズキャンセリングが苦手とする部分.

高価格帯のノイズキャンセリングイヤホンなら中高域~高域ノイズもかなり抑制してくれますが、低価格帯の製品は低域ノイズ以外にはあまり効果のないモデルが多くなっています

アクティブノイズキャンセリングが本来苦手とする帯域のノイズを低減させるにはそれなりのコストをかけた技術が必要で、必然的に製品価格は高くなるということですね。

なお、アクティブノイズキャンセリングには大きく2つの方式があり、どちらを採用しているかによってノイキャン効果をある程度推測することが可能です。

フィードフォワード方式

フィードフォワード方式とは、イヤホンの外側にマイクを配置して周囲のノイズを集音し、そのノイズと逆位相の音波を電気的に作り出して音楽と一緒にイヤホンに流すというもの。

自分の周りのノイズと逆位相の音波が音楽と一緒に流れるので、結果的に周囲のノイズが消されるということですね。

フィードフォワード方式は比較的コストも安く済むことから、低価格帯のノイズキャンセリングイヤホンはこの方式を採用している製品が多くなっています。

ハイブリッド方式

ノイキャンにはフィードバック方式という技術もあって、これはイヤホンの内側に配置したマイクで外部から侵入してくるノイズと音楽をいったん集音し、ノイズ成分を抽出したうえでそれと逆位相の音波を流すというものです。

フィードフォワード方式に比べて、耳に近いノイズを打ち消すことができるためより高いノイキャン効果が得られます。

ただしフィードバック方式単体を搭載しているノイズキャンセリングイヤホンはなく、フィードフォワード方式とフィードバック方式の両方を搭載したものをハイブリッド方式と呼んでいます。

ハイブリッドANC出典:JVC製品ホームページより

ハイブリッド方式は、フィードフォワード方式で周囲のノイズを一旦低減、それでも耳に届くノイズをフィードバック方式で消し去るという究極のノイキャンともいえます。

フィードバック方式は処理が複雑でコストもかかることから、ハイブリッド方式は高価格帯の製品に搭載される傾向にありました。

しかし、最近では低価格帯のノイズキャンセリングイヤホンでもハイブリッド方式を採用したものが登場しつつあります。

パッシブノイズキャンセリング

アクティブノイズキャンセリングは電気的な技術で低域~低中域の騒音を消し去る技術でしたが、パッシブノイズキャンセリング(=PNC)は物理的なノイキャンのことです。

物理的なノイキャンとは、イヤホン本体やイヤーピースなどの耳栓効果によってノイズを低減するもので、ANCが不得意な高中域~高域のノイズに効果を発揮します。

イヤホンの形状以上にイヤーピースの材質や大きさはノイキャン効果を高めるのに重要な要素で、ANC性能を最大限引き出すにはイヤーピース選びにかかっているといっても過言ではありません

また、耳栓効果を高くするためには耳孔をすっぽり覆うようなイヤホンの形状が理想ですが、圧迫感を感じたり、場合によっては長時間使用すると耳に痛みを感じるケースも。

したがって、自分の耳の大きさにあったイヤホン選びをすることが、快適にイヤホンライフを楽しむ第一歩だといえるでしょう。

パッシブノイズキャンセリングはノイズアイソレーションなどと表現されることもあるので、アクティブノイズキャンセリングと混同しないように注意が必要です。

cVcとアクティブノイズキャンセリングは別もの

低価格帯のイヤホンの製品紹介に多くみられる記載に「cVcノイズキャンセリング」というものがあります。

このcVcノイズキャンセリングはいわゆるノイキャンと呼ばれるものとは異なり、イヤホンで通話をする際に風切り音や周囲のノイズを低減させる機能のことを指しています。

cVcは「クリア・ボイス・キャプチャー」という米国Qualcomm社のソフトウェア技術の名称で、自分の耳に聴こえるノイズを低減するのではなく、自分が話す声に混入するノイズを除去するというものなんです。

「cVcノイズキャンセリング搭載!」という表記を見て「アクティブノイズキャンセリング機能が付いている!」なんて勘違いをしないよう注意しましょう。

ノイズキャンセリングイヤホンの選び方

ノイズキャンセリングイヤホンを選ぶとき、どのような場所で使うことが多いのか、また、ノイキャン意外に重視することは何かということを整理しておきましょう。

どこでイヤホンを使うのかを考える

ここでお伝えしたいのは、低価格帯のモデルはノイズキャンセリング性能が高いとはいえ、高価格帯のモデル並みに高域ノイズまでガッツリ削ってくれるわけではないということ。

アクティブノイズキャンセリングを搭載しているイヤホンは、価格が上がれば上がるほどANCが苦手とする中~高域ノイズを抑制する能力が上がります。

低価格帯のノイズキャンセリングイヤホンも低域ノイズにはしっかり効果が感じられるんですが、中~高域の騒音にはあまり効果が感じられないというものがほとんどです

ただ裏を返せば、日常的に高域ノイズが少ない場所で使うということなら、無理をして高価格帯のイヤホンを購入する必要はないということ

たとえば自宅や図書館など比較的静かな環境や、街中をぶらついたりするときに使うといことなら低価格帯のノイズキャンセリングイヤホンでも十分な効果を感じることができるでしょう。

ノイズキャンセリングを使う場所

電車内についても、JRや大手私鉄などの走行音が静かな車両なら、低価格帯のノイズキャンセリングイヤホンでも社内でノイズを気にせずコンテンツを楽しむことはできます。

いっぽう、窓枠のガタガタという音がしやすい古い車両やカーブが多い路線、地下鉄などで快適にコンテンツを楽しみたいのであれば、1万円以上のモデルを選んだほうが無難です。

このように、どのような場所でノイキャンを使いたいのかを考えれば、価格と性能のバランスがとれたノイズキャンセリングイヤホン選びが可能になります。

ノイキャン以外に重視することを考える

ノイズキャンセリングイヤホンを選ぶときに、ノイキャン以外に重視したいことがないかを考えることも、あとで後悔しないためには必要なポイントです。

考えておくべきポイントは以下の3つ。

  1. 音質
  2. 通話品質(マイク性能)
  3. アプリなど機能面

音質

音楽をよく聴くなら「EDMをよく聴く」とか「女性ボーカルの曲をよく聴く」といったように、誰しも自分の好きなジャンルというものがあると思います。

また、ノイズキャンセルイヤホンを買ったら通勤電車の中で動画を楽しみたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。

たとえばEDMなら低音多めの音質、女性ボーカルなら高音域がきれいな音質、動画なら重低音の迫力がある音質など、楽しみたいコンテンツにあった音質というものがあります。

ノイズキャンセルイヤホンもメーカーやモデルによって音質に特長があるので、自分が何を聴くかを考えて、それにあった音質の製品を購入すると良いでしょう。

なお、音の解像度や表現力、厚みや透明感といった「総合的な音質の高さ」は、やはり価格が上がれば上がるほど上質なものになります。

ノイズキャンセリング性能も大事だけれど、音質にもとにかくこだわりたいという方は、予算が許すなら各メーカーのフラッグシップモデルを検討することをおススメします。

通話品質(マイク性能)

ノイズキャンセリングイヤホンを、リモートミーティングやオンライン授業などのマイクとして使う予定の方も多いと思います。

コロナの影響でテレワークが進むにつれ、ワイヤレスイヤホンのマイク性能は2021年~2020年にかけて飛躍的に進化しました。

この進化に貢献しているのはcVcノイズキャンセリングと呼ばれるQualcomm社のSoCなんですが、高価格帯のイヤホンにはAIによる音声解析などの独自機能が搭載されているモデルもあります。

マイク性能が良いイヤホンは以下の別記事で紹介していますが、ビジネス通話にも使いたいと考えている方は、マイク性能にも着目してみてください。

ワイヤレスイヤホン通話品質ランキング16選|2022年上半期2022年上半期、通話品質で選ぶ完全ワイヤレスイヤホンのランキングをご紹介します。通話品質を優先してランキングしていますが、音質や機能面も解説し、総合的に満足度の高い製品だけをピックアップしています。...

アプリなど機能面

ノイズキャンセリングイヤホンを日常的に使うようになると、機能面の充実度合いによって使い勝手が大きく違うということに気付かされます。

たとえばプライベートとビジネスで2台のスマホを持っている方は、2台同時にイヤホンを接続しておくことができるマルチポイントが搭載されている製品がおすすめです。

微妙な音質の調整をして音楽を楽しみたいと思っている方には、専用アプリ対応モデルで、イコライザーが充実している製品がいいでしょう。

出張や通話する頻度が多いという方は、バッテリーライフが長い製品が使い勝手が良いと感じるはずです。

このように、自分がノイズキャンセリングイヤホンをどのように使うかを考え、それに合った機能を搭載している製品を選ぶと、日常が少しだけ豊かになった感覚も味わえるはずです。