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ワイヤレスイヤホン通話品質20選|2024年ランキング

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今回は2024年現在発売されているモデルから、1万円未満、1万円~2万円、2万円以上と価格帯別のランキングをまとめてみました。

通話品質は声の明瞭さ、ノイズ抑制、こもり感、エコー感(声にエコーがかかったような感じ)の4つのポイントで評価しています。

マイクテストは、iPhoneに付属されていた有線イヤホンでの通話と比較していますので、周辺ノイズがどのくらい抑制されているか確認頂ければと思います

また、どの製品も通話品質はもちろん、音質や機能面なども考慮したうえで総合的におすすめできる製品だけを掲載しています。

1万円未満ランキング

通話品質の良い完全ワイヤレスイヤホンで、手の出しやすい1万円未満の製品について6機種をご紹介します。

なお通話品質はもちろん、低価格でもイヤホンとしての完成度が高いモデルだけを厳選してランキングしています。

第7位 GLIDiC TW-4000s

GLIDiC TW-4000s イメージ

GLIDiC TW-4000sは2022年5月27日に発売されたモデルで、驚くほど小さく女性も手に取りやすいデザインになっています。

アクティブノイズキャンセリング非搭載ではありますが、通話品質をはじめ音質や外音取り込み性能など搭載されている機能は全て高い完成度

また、とてもコンパクトなサイズのイヤホンなので、耳の小さな女性にもおすすめです。

GLIDiC TW-4000s 仕様
 

 

TW-4000sは通話時の周囲の騒音と話す声を識別する「通話用AIノイズキャンセリング機能」を搭載しています。

実際に使ってみると確かに声にエコーがかったようなところがなく、自分の声が比較的はっきり相手に聴こえる通話品質であることがわかります。

GLIDiC TW-4000s 通話レベル

以下はマイクテストの音声ですが、ノイズ抑制能力はそれほど高くないものの、ワイヤレスイヤホン特有のエコー感があまり感じられないことがおわかり頂けると思います。

TW-4000sは音質のレベルも高く、パワフルで分離感の良い低音とクリアな中~高音が特長で、ロック・ポップス・アニソンなど幅広いジャンルの音楽を楽しむことができます。

また、カスタムIEMで有名なカナルワークスがイヤホン本体のデザイン監修をしていて、付属イヤーピースのサイズの豊富さなど装着感にもかなりこだわっていることがわかります。

GLIDiC TW-4000s イヤホン本体形状と付属イヤーピース

そのほか音と映像のずれを抑える低遅延モード、とても自然に聞こえる外音取り込み機能、IPX4の防水性能など、普段使いには全く不満のない仕様も魅力です。

なにより小さくてかわいらしいデザインなので、女性にも手に取って頂きたい完全ワイヤレスイヤホンですね。

GLIDiC TW-4000sについてはさらに詳しいレビュー記事がありますので、そちらも参考にして頂ければと思います。

GLIDiC TW-4000s|小さく上質なデザインの本格派TWSGLIDiC TW-4000sはコンパクトでかわいらしいデザインながら、中身はかなりレベルの高い完全ワイヤレスイヤホンです。音質はさることながら、非常に高い通話品質と普段使いにうれしい機能がしっかり搭載されており、使うたびに満足度が高まるように思います。...

第6位 Anker Soundcore Life A3i

Anker Soundcore Life A3i イメージ

Anker Soundcore Life A3iは、2022年6月17日に発売されたAnkerのSoundcoreシリーズのエントリーモデル。

6千円台という手に取りやすい価格ながら、アクティブノイズキャンセリング搭載、専用アプリも用意されているというアンカーらしいコスパの高い製品です。

Anker Soundcore Life A3i 仕様
 

 

Soundcore Life A3iの通話品質は、少しエコーがかったようなところはあるものの、周辺ノイズの抑制はまずまずで、ビジネスにも使えるレベル

声の明瞭さ、ノイズ抑制、こもり感、エコー感(声にエコーがかかったような感じ)に突出した性能は感じませんが、平均的に良くまとまっている印象です。

Soundcore Life A3i 通話レベル

以下のマイクテストは同じ場所で録音したものですが、iPhone付属のイヤホンと比べると周辺ノイズがだいぶ抑制されていることがおわかり頂けると思います。

なお、Soundcore Life A3iの魅力は、低価格帯ながらアクティブノイズキャンセリングや外音取り込みなど、機能面が充実していること。

アクティブノイズキャンセリングはあまり強くないものの、生活環境音やカフェなどでの周辺ノイズにはしっかりと効果が感じられます

音質はデフォルトだと低音が少し強めのいわゆる「ドンシャリ」で、ボーカルは低音の若干後ろに位置する感じです。

ただし、Soundcore Life A3iには専用アプリ「Soundcore」が用意されていて、イコライザーが非常に充実しています。

Soundcore

Soundcore

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Anker Soundcore Life A3i イコライザー

デフォルトでのBassUPに加えて20種類ものプリセット、さらに8バンド、±6dBのカスタマイズまで可能と、この価格帯でここまで充実したアプリはアンカーならでは

完全ワイヤレスイヤホンのエントリーモデルとしては、機能面の充実っぷりが現時点で最強レベルの1台であることは間違いありません。

Anker Soundcore Life A3iについてはさらに詳しいレビュー記事がありますので、そちらも参考にして頂ければと思います。

Anker Soundcore Life A3i レビュー|通話品質良しのコスパ高イヤホンAnker Soundcore Life A3iは、エントリーモデルながらANCと外音取り込みモードを搭載したAnkerならではの高コスパモデル。音質や通話品質も十分満足のいくレベルで、専用アプリも使えるので自分好みにカスタマイズする楽しさも味わえます。...

第5位 Victor HA-A30T

Victor HA-A30T イメージ

Victor HA-A30Tは、2022年5月26日に発売されたビクターブランドのエントリーモデルです。

非常に小さなイヤホンながらアクティブノイズキャンセリングや外音取り込み機能を搭載し、通話・音質ともに価格以上の満足感を得られる仕上がりとなっています。

Victor HA-A30T 仕様
 

 

HA-A30Tの通話品質は、周辺ノイズがかなり抑制されており、暖かみのある柔らかな音声に聴こえるということが特長だと思います。

1万円以下の価格帯としては、こもり感やエコー感も十分制御できている印象ですね。

Victor HA-A30T 通話レベル

以下はHA-A30Tのマイクテストの音声ですが、BGMが若干聞こえるものの、周囲の人の話し声などはほとんど抑制されているのがおわかり頂けると思います。

次にHA-A30Tの音質ですが、躍動感のある低音、解像度が高く近くに感じるボーカル、控えめながらキラキラした高音が特長です。

BluetoothコーデックがSBCのみなので音質的にどうかなと思っていたんですが、さすがビクター、実際に聴いてみると全く問題なく音楽を楽しめるクオリティです。

アクティブノイズキャンセリングは弱めで、低域ノイズはカットされるものの中~高域ノイズまで消し去ってしまう程の強さはありません。

ただし、生活環境音やカフェなどでのざわつきならしっかり抑えてくれますので、おもに街中でノイキャンを使いたいという方なら十分な性能ではないかと思います。

Victor HA-A30T 画像

HA-A30Tには専用アプリこそありませんが、外音取り込みや低遅延モードも搭載していますし、IPX4の防水性能など完全ワイヤレスイヤホンに欲しい機能はそろっています。

エントリーモデルとはいえ、長期間使うことができるしっかりした製品を選びたいという方は是非手に取って頂きたい1台ですね。

Victor HA-A30Tについてはさらに詳しいレビュー記事がありますので、そちらも参考にして頂ければと思います。

ビクター HA-A30Tレビュー|迫力ある低音とクリアボーカルが魅力Victor HA-A30Tは1万円を切る価格ながら、ノイキャンや外音取込み、低遅延モードなどを搭載し、迫力のある低音と美しいボーカルが楽しめる製品です。エントリーモデルながら、Victorブランドを冠するだけの音質・機能を備え、ワンランク上のクラスとも互角に戦えるモデルとなっています。...

第4位 SONY WF-C500

SONY WF-C500 イメージ

SONY WF-C500は2021年10月8日に発売されたモデルですが、1万円未満の完全ワイヤレスイヤホンとしては総合力の高い製品です。

通話品質が高いばかりでなく音質が良く装着感も良好で、専用アプリが用意されているのもランクインさせた理由となっています。

SONY WF-C500 仕様
 

 

WF-C500には、通話時に周囲のノイズを抑えて集音する「ノイズサプレッション」と呼ばれる機能が搭載されています。

実際に使ってみると、エコー感(声にエコーがかかったような感じ)はあるものの、音声はかなりクリアに聴こえます

SONY WF-C500 通話レベル

以下のWF-C500のマイクテストの結果からも、音声のクリアさと周辺ノイズの抑制力がかなり高いことを確認頂けると思います。

これなら在宅でのテレワークはもちろんのこと、自席やカフェなどでのビジネス通話やリモートミーティングに使っても問題ないレベルでしょう。

なお、WF-C500をおススメする理由の一つに音質の良さがあげられ、SONYらしい原音に忠実なモニターライクなサウンドとなっています。

デフォルトはフラットで聴き疲れしないチューニングですが、専用アプリでのカスタマイズ性が高いのも魅力です。

また、WF-C500にはSONY独自の「DSEE」という技術が搭載されています。

これはBluetoothで音源を伝送するときに、失われがちな高音域をCD音質相当までアップスケーリングしてくれる機能です。

SONY WF-C500 DSEE画像出典:SONY製品ホームページより

さらにWF-C500は専用アプリ「Headphones Connect」に対応していて、イコライザーばかりでなく360 Reality Audioにも対応しています。

Sony | Headphones Connect

Sony | Headphones Connect

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360 Reality Audioイメージ画像出典:SONY製品ホームページより

このようにWF-C500は、アクティブノイズキャンセリングは非搭載ながら、「聴く」「話す」ということについては非常に完成度が高い製品です。

なお、WF-C500を購入するならぜひご検討頂きたいのが、付属されているイヤーピースを市販のサードパーティー品に変更すること。

実は付属のイヤーピースが安価な薄っぺらいもので、これではWF-C500の持っている音質ポテンシャルを十分発揮できていないと感じます。

1,000円ほどの出費になりますが、以下のイヤーピースに付け替えると驚くほど音質が向上するので、試してみることをおススメします。

 

 

SONY WF-C500についてはさらに詳しいレビュー記事がありますので、そちらも参考にして頂ければと思います。

SONY WF-C500 レビュー|音質と通話品質は2万円のイヤホンなみSONY WF-C500は丸みを帯びたデザインとファッショナブルなカラーバリエーションが特長の完全ワイヤレスイヤホンです。可愛らしいデザインは高い装着性ゆえのもので、音質もワンランク上のクリアサウンド。性能面でも相当ポテンシャルの高い製品です。...

第3位 EarFun Air Pro 3

EarFun Air Pro 3 イメージ

EarFun Air Pro 3は2023年1月に発売され、年明け早々でありながら今年のコスパ王ではないかと騒がれたモデル。

EarFunはコスパの高い製品を多くラインナップしていますが、Air Pro 3はその完成度がヤバいです。

通話品質もさることながら、音質・ノイキャン性能なども高いレベルにあることから1万円以下3位にランキングしました。

EarFun Air Pro 3 仕様
 

 

EarFun Air Pro 3の通話品質ですが、声の明瞭さは若干不足しているものの周辺ノイズの抑制力が高く、エコー感もほぼ感じられないので声が相手に柔らかく聴こえる印象です

EarFun Air S 通話レベル

以下のマイクテストからも、とがった金属的なところがなく、柔らかな音質に聴こえることがおわかり頂けると思います。

気になるところがあるとすれば、若干こもって聴こえにくくなる瞬間があるということくらいではないでしょうか。

周辺ノイズの抑制力はかなり高いので、これならオフィスの自席からのリモートミーティング参加も問題ないでしょう。

なお、EarFun Air Pro 3をおすすめモデルとしてご紹介する大きな理由として、価格に対して機能が良すぎる点です。

この価格でノイズキャンセリング、マルチポイント、ワイヤレスチャージ、ファストチャージ、専用アプリなど欲しい機能にすべて対応しています

EarFun Air Pro 3 便利機能

とくにノイズキャンセリングはかなりレベルが高く、個人的には高価格帯のイヤホンにもひけをとらない性能だと感じています。

これだけ機能満載で通常価格9,000円程度、セール時には6,000円台で購入できる製品なんですからちょっと驚きですね。

また、EarFun Air Pro 3はその価格に対して音質も十分満足できるレベルに仕上がっています

グルーブ感があってノリの良い低音を土台に、ピッと背筋の伸びたキレの良いボーカルが楽しめるようなサウンド。

こちらも低価格を感じさせないレベルに仕上がっています。

完全ワイヤレスイヤホンがどんなものか一度使ってみようという方には、是非手に取って頂きたいモデルです。

第2位 Jabra Elite 3

Jabra Elite 3 イメージ

Jabra Elite 3は2021年10月15日に発売された新しいEliteシリーズのエントリーモデル。

Jabraはデンマークのブランドで、世界シェアNo.1のヘッドセットメーカーということもあり、Eliteシリーズの通話品質には以前から定評があります。

やはりJabraの通話品質は健在なのと、装着安定性が非常に高く、音質もこの価格帯としては申し分ないクオリティとなっています。

Jabra Elite 3 仕様
 

 

Elite 3での通話はとにかく自分の声が相手にクリアに聴こえることが特長で、1万円以下の価格帯としてはトップクラスの通話品質です。

Jabra Elite 3 通話品質

以下のマイクテストからも、エコー感が全くなく、語尾までしっかり聴こえるということがおわかり頂けるかと思います。

近くで交わされている会話こそ拾ってしまいますが、周辺ノイズもかなり抑えられているので、在宅のテレワークはもちろん、オフィスでの使用も問題ない通話品質でしょう。

また、Elite 3をランクインさせた理由として、音質・装着感・機能についても満足度が高いことがあげられます。

JabraのEliteシリーズは全て6mmスピーカーを搭載していますが、Elite 3は低音の量感が多めのチューニングになっていて、その土台の上に中~高音が乗っているイメージです。

専用アプリ「Jabra Sound+」に対応しており、プリセットイコライザーで音質を変更することも可能。

Jabra Sound+

Jabra Sound+

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Jabra Elite3 アプリ画面

このほか、「HearThrough」と呼ばれる外音取り込みモードも搭載していますし、1万円以下の製品としては珍しいIP55の防塵防水性能だというのも大きなメリット。

Elite 3は耳に吸い付くような装着感でもあるので、IP55の防塵防水性能とHearThrough機能とを合わせて考えれば、ランニングなどワークアウトにも積極的に使えるモデルです。

いっぽうElite 3で気を付けて頂きたいのが、対応するBluuetoothコーデックがSBCとaptX™のみということ。

iPhoneはSBCとAACにしか対応していないので必然的にSBC接続になり、若干音質の物足りなさを感じます。

実際にElite 3をiPhoneに接続して音楽を聴いてみたところ、高音域が少し薄いかな…という印象を受けました。

まぁ、自分の場合は色々な機種を聞き比べているせいで少し気になったというだけですので、通常は全く気にならない差だとは思います。

Jabra Elite 3についてはさらに詳しいレビュー記事がありますので、そちらも参考にして頂ければと思います。

Jabra Elite 3 レビュー|通話品質も音質も価格以上の出来Jabra Elite 3は新たなJabra Eliteシリーズのエントリーモデル。ANC非搭載ながらJabraならではの高い通話品質とパワフルな低音が魅力完全ワイヤレスイヤホンです。Jabra初の左右独立受信方式が採用され、左右どちらでも片側使用が可能になりました。...

第1位 Technics EAH-AZ40

Technics EAH-AZ40 イメージ

Technics EAH-AZ40は、パナソニックグループのHi-Fiオーディオブランド「テクニクス」の製品としてはエントリーモデルの位置づけとなります。

2023年10月に後継モデルのEAH-AZ40M2がリリースされ、現状1万円以下で購入できるのでこの価格帯にランキングさせました。

アクティブノイズキャンセリングこそ搭載されていませんが、音質や通話品質もテクニクスブランドにふさわしいレベルです

Technics EAH-AZ40 仕様
 

 

EAH-AZ40には、「JustMyVoice™」テクノロジーが搭載されています。

これは通話中の自分の声と周辺ノイズを判別してノイズを低減させる技術で、毎秒約15,000回もの音声解析を行っているとのこと。

実際に使ってみると、3位以下の製品とは明らかに通話品質レベルが違うことが実感できます

Technics EAH-AZ40 通話レベル

以下は、全く同じ場所でJust My Voice ONとOFF両方のマイクテストを実施したものです。

Just My VoiceをONにすると、周辺ノイズがほぼ気にならないレベルに抑制され、音声が非常に聴き取りやすいことがおわかり頂けるかと思います。

このくらいの通話性能だと、オフィスの自席からのリモートミーティング参加でも周囲の人の話し声などにそれほど気を遣う必要はないでしょう

次に音質面ですが、EAH-AZ40は6mmという小型のドライバーながら低音が強めの比較的元気なサウンド。

ボーカルのリアリティさや高域の繊細さもしっかりと表現されている印象です。

上位モデルに比べると音の厚みに劣りますが、この価格としては「さすがHi-Fiオーディオブランド」と思わせるサウンドになっています。

なお、専用アプリ「Technics Audio Connect」には、4種類のプリセットと完全カスタマイズ可能なイコライザーやタッチコントロールの操作変更機能などが搭載されています。

Technics Audio Connect

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Technics EAH-AZ40 アプリ画面

EAH-AZ40の大きなメリットとして、スマホ2台やスマホとPCなど2台のデバイスに同時接続ができるマルチポイントに対応していることがあげられます

たとえばプライベートと仕事用のスマホ2台に接続しておけば、プライベートスマホで音楽を聴いている時に仕事用のスマホに着信があれば、イヤホン操作だけで応答が可能です。

Technics EAH-AZ40 マルチポイント画像出典:テクニクス製品ホームページより

EAH-AZ40は旧モデルとはいえ、10,000円を切る価格で通話・音質の確かさに加え、マルチポイントが搭載されていることが大きなメリットだと思います。

Technics EAH-AZ40についてはさらに詳しいレビュー記事がありますので、そちらも参考にして頂ければと思います。

Technics EAH-AZ40 レビュー|iPhone利用の女性にベストマッチ!technics eah-az40はiPhoneを利用している女性にベストマッチな完全ワイヤレスイヤホンです。対応コーデックがiPhoneとの親和性が高く、コンパクトでアクセサリーを思わせる美しいデザイン、高い通話品質、マルチポイント対応など、インサイドワークの多い女性にこそ手に取って頂きたい1台です。...

なお、後継モデルのEAH-AZ40M2はノイズキャンセリングも登載されているので、ノイキャン必須という方はこちらもチェックです!

 

 

1万円以上~2万円未満ランキング

完全ワイヤレスイヤホンで最も多くの製品がしのぎを削っているのが、この1万円以上~2万円未満の価格帯でしょう。

今回のランキングでは通話品質はどれも自信をもっておススメできるものばかりですが、音質や機能面でも買って後悔することがないレベルのモデルだけをピックアップしました。

第6位 JBL Live Free 2 TWS

JBL Live Free 2 イメージ

JBL Live Free 2 TWSは2022年4月に登場した、JBLのミドルレンジモデルです。

15,000円を切る価格ながら音質・通話品質は標準以上のクオリティで、完全ワイヤレスイヤホンに欲しいと思う機能は全て搭載されています

通話品質だけで考えると第5位となっていますが、価格・機能面など総合的に考えると上位に食い込んでくるポテンシャルを持ったイヤホンです。

JBL Live Free 2 仕様
 

 

Live Free 2 TWSは小さなボディに6つのビームフォーミングマイクを搭載しています。

実際に使ってみると少し金属的な音質ではあるものの、こもった感じが少ないため声は比較的クリアに相手に聴こえる通話品質となっています。

JBL Live Free 2 通話レベル

以下のマイクテストでは若干語尾が聴こえずらい印象ながらも、声にこもったところがないので音声のクリアさは感じて頂けるのではないかと思います。

周囲の人の話し声はもちろんBGMもかなり抑えられていて、自分の声にマイクがしっかりフォーカスされているので、ビジネス通話にも十分耐えられるレベルでしょう。

なお、Live Free 2 TWSの音質はJBLらしい明るく元気で解像度の高いサウンドで、低音やボーカルの躍動感がありながら全体的にフラットなチューニングになっています。

繊細さという面では2万円オーバーの機種には今一歩及びませんが、1万円中盤の価格でこれだけ解像度の高い音質なら全く不満は感じないと思います。

アクティブノイズキャンセリング(=ANC)性能もかなり高く、通勤や通学の電車内で使っても不満を感じることはないでしょう

ANCには「アダプティブノイズキャンセリー」という機能も登載されていて、周りのノイズの強さに合わせてノイキャン強度を自動で調整してくれます。

Live Free 2 TWSはとにかく機能が豊富なのもおススメしたい大きな理由のひとつで、たとえば専用アプリ「JBL Headphones」もユーザビリティの高いつくりになっています。

JBL Headphones

JBL Headphones

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JBL Live Free 2 アプリ画像

2種類の外音取り込みモードやイコライザーカーブの調整まで可能な音楽用イコライザー、など、実用性の高いアプリメニューが盛りだくさん

さらに2台のデバイスに同時接続可能なマルチポイント、イヤホンを外すと自動でコンテンツが止まるオートポーズワイヤレス充電などハード面でも嬉しい機能が満載です。

JBL Live Free 2 マルチポイント

正直なところ、音質や通話品質がこれだけのクオリティで、しかも欲しい機能も全部入りなのに15,000円程度という価格は「JBLさん、赤字じゃないの?」と心配になるほど。

Live Free 2 TWSは、完全ワイヤレスイヤホンに求められる全ての要素において平均以上の出来栄えとなっている真のコスパ高と呼べる製品だと思います。

JBL Live Free 2 TWSについてはさらに詳しいレビュー記事がありますので、そちらも参考にして頂ければと思います。

JBL Live Free 2 レビュー|名機誕生を予感させるほどの異次元の仕上がりJBL Live Free 2はClub Pro+とLive Free NC+を統合し、新しいエントリーノイキャンモデルとしてリリースされた製品です。エントリーモデルなので1万円台中盤と手の届きやすい価格ながら、通話・音質・ANC性能などは異次元の出来栄えで、2022年のベストバイになる予感がするほど死角のないTWSとなっています。...

第5位 SONY WF-C700N

SONY WF-C700N イメージ

SONY WF-C700Nは、ソニーの完全ワイヤレスイヤホンとしてはミドルレンジにあたるモデル。

下位モデルのWF-C500にノイズキャンセリングが搭載されたイメージなんですが、イヤホン本体はかなり小型化されています。

マイク性能が突出して高いわけではありませんが、全体のバランスの良さから今回ランキングさせました

SONY WF-C700N 仕様
 

 

SONY WF-C700Nは、通話時に周囲の騒音を抑えて声だけをクリアに集音するノイズサプレッションを搭載

いっぽう上位モデルのLinkBuds SやWF-1000XM5には、ボイスピックアップというAIテクノロジーが登載されています。

両者の違いは周辺ノイズの除去力にあり、とりわけ発声時に周囲の騒音をどれだけカットできるかが大きく異なります。

実際にWF-C700Nのマイクテストを確認してみると、発声時にかなり周辺ノイズが混入していることがおわかり頂けると思います。

ボイスピックアップテクロノロジーを搭載したLinkBuds Sなどは、このノイズ混入がより抑えられています。

通話シーンがもっぱら静かな環境下メインなのであればWF-C700Nを購入候補にしても問題ないでしょう

SONY WF-C700N 通話品質

いっぽうでカフェなどでの通話が多いのであれば、さらに上位モデルを選択することをおススメします。

通話性能は上位モデルに劣るものの、WF-C700NはさすがSONYというサウンドで、全音域にわたって厚みのあるタイトでクリアな音質です。

国産の1万円台のイヤホンとしては、個人的に最もバランスの良い音質ではないかと。

イコライザーが秀逸なのもSONYのイヤホンを選ぶメリットで、CLEAR BASSという低音の量だけを調整できる機能も登載されています。

SONY WF-C700N イコライザー

WF-C700Nはノイズキャンセリング性能が高いのも嬉しいポイントで、中域ノイズまではかなりしっかり除去してくれます。

また、2台のデバイスに同時接続可能なマルチポイントに対応、とにかく小さいので小柄な女性でも違和感なく装着が可能。

トレンドのくすみカラーを採用し小型化もはかられているので、女性にもおススメしたいモデルですね。

SONY WF-C700N 本体

バッテリーライフが短いのが残念なところですが、ここが許容できるなら満足度の高いモデルだと思います。

第4位 Soundcore Liberty 4

Anker Soundcore Liberty 4は「欲しい機能、ここにすべて」と製品ホームページに記載されているほど多機能なモデル。

機能面だけで評価すればこの価格帯ではもちろんのこと、3万円台のプレミアムイヤホンにも引けを取りません

Ankerのコスパの高さを絵にかいたようなイヤホンなので、とにかく高機能なモデルが欲しいという方にはおすすめの1台です。

Anker Soundcore Liberty 4 仕様
 

 

Soundcore Liberty 4の通話品質は、周辺ノイズを抑制する性能が高い反面、エコー感(声にエコーがかかったような感じ)が若干気になるかなといった印象です。

Soundcore Liberty 4 通話レベル

以下のマイクテストからは、第5位のLive Free 2と比べて周辺ノイズがかなり抑制されていることを感じて頂けるのではないかと思います。

声は少しマイクから遠い印象を受けますが聞き取りにくいというわけではなく、これならリモートミーティングなどにも問題なく使えるでしょう。

なお、Soundcore Liberty 4の最大の特長は機能面で、2023年現在で考えられるものは全て搭載されているといっても過言ではありません。

Anker Soundcore Liberty 4 機能画像出典:Anker製品ホームページより

周囲の騒音レベルに応じて強度を自動調整するウルトラノイズキャンセリング2.0や2台のデバイスを同時接続可能なマルチポイント。

ジャイロセンサーが頭の動きを検知し音を変化させる3Dオーディオ、心拍計測などのヘルスモニタリング機能まで搭載されています。

もちろん、ハイレゾコーデックのLDACに対応しているので、音質も十分に満足感が得られるレベル。

ダイナミックドライバー2基を縦に並べた新開発A.C.A.A3.0を搭載し、フラットで繊細なサウンドを楽しむことができます。

また、Soundcoreシリーズの強みである専用アプリのメニューが豊富というのも大きなメリット

Anker Soundcore Liberty 4 専用アプリ

耳の形に合わせてサウンドやANCをパーソナライズする機能まで搭載されていますので、ソフト面も驚きの充実度です。

Anker Soundcore Liberty 4についてはさらに詳しいレビュー記事がありますので、そちらも参考にして頂ければと思います。

Anker Soundcore Liberty4レビュー|コスパという言葉の新定義モデルSoundcore Liberty 4は、現時点でイヤホンに搭載できる機能を全てカバーしたフラッグシップモデル。この価格でここまで高機能なイヤホンはAnkerならではで、コスパという概念を破壊する製品です。...

なお、よりノイズキャンセリング性能の高いSoundcore Liberty 4 NCについても詳しくレビューを行っています。

Anker Soundcore Liberty 4 NC レビュー|高コスパで高ノイキャンAnker Soundcore Liberty 4 NCは、新技術ウルトラノイズキャンセリング3.0を搭載した同社史上最強ノイキャン機。低価格でスティック型ながら、非常にレベルの高いノイズキャンセリングを備えています。...

第3位 Noble Audio FALCON ANC

Noble Audio FALCON ANC

Noble AudioのFALCON ANCは、音質面で高い評価を受けているFALCONシリーズ初のアクティブノイズキャンセリング搭載機です。

Noble Audioは米国のIEM専門のオーディオブランドで、同社のつくりだすIEMは芸術的デザインや常識を超える高音質により世界中で高評価を獲得しています

そのNoble Audioのワイヤレスイヤホンの最新モデルだけあり、通話品質だけでなく音質も満足できるレベルに仕上がっています。

Noble Audio Falcon ANC 仕様
 

 

実際に使ってみると、Falcon ANCはエコー感がほとんどないことから、発声から語尾まで通話内容がしっかりと聴きとれる通話品質だと感じられます。

Noble Audio Falcon ANC 通話レベル

以下のマイクテストでは若干周囲の人の話し声が分離できていない感はありますが、自分の声は語尾まではっきり聴こえていることがおわかり頂けると思います。

カフェなど周辺ノイズが多い場所では通話相手が少し騒がしく感じるかもしれませんが、自宅や会議室のような場所ならこの価格帯では最もクリアに通話できるモデルでしょう。

なおFalcon ANCの音質は、中~高音の厚みとクリアさが特長で、音場に奥行きも感じられることから広い空間に音が響き渡るかのような没入感の高いサウンドになっています。

アクティブノイズキャンセリングは強力とはいえないものの、電車内での走行音など低域ノイズはそれなりにカットしてくれますので不満は感じないと思います。

また、FALCON ANCは機能面が充実していることも大きなメリット。

2台のデバイスに同時接続可能なマルチポイントやワイヤレス充電のほか、低遅延コーデックのaptX™ LLに対応しています。

aptX™ LLは遅延0.04秒程度と、Bluetoothコーデックの中では最も低遅延の仕様で、ゲームを頻繁にプレイするというユーザーには適したイヤホンだといえるでしょう。

完全ワイヤレスイヤホンでaptX™ LLを搭載した製品は数が少なく、なかでも音質・通話品質レベルが高くANCまで搭載されているFALCON ANCは貴重な存在です。

aptX™ LLで通信するには、イヤホンを接続するスマホやゲーム機などのデバイス側もaptX™ LLに対応していることが条件になります。

FALCON ANCには新しくデザインされた専用アプリ「FALCON ANC」が用意されていて、ウィジェットのデザイン変更ができるなど使い勝手が非常に良いアプリになっています。

Noble FALCON ANC

Noble FALCON ANC

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FALCON ANC アプリホーム画面

アプリにはノイズキャンセリングや外音取り込みの強度の3段階調整、タッチコントロールのカスタマイズ、10バンドイコライザーなどが用意されています。

なかでも「マスターゲイン」は小さな音量の時にボリュームをさらに細かく調整できるという珍しいもので、Noble Audioの創設者が聴学専門医ならではの機能だと感じます。

Noble Audio FALCON ANCについてはさらに詳しいレビュー記事がありますので、そちらも参考にして頂ければと思います。

NOBLE FALCON ANCレビュー|音の余韻が深いところまで響きわたる!FALCON ANCはNoble Audio初のANC機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンです。サウンドは高音質として評価の高かったFALCON 2に似ていますが、10mmドライバー採用で音に厚みが加わり、音場も広くなっています。マルチポイントやワイyレス充電にも対応し、かなり満足度の高いTWSだと感じています。...

 

第2位 Technics EAH-AZ60

Technics EAH-AZ60 イメージ

Technics EAH-AZ60は2021年に発売された完全ワイヤレスイヤホンで、同年においてSONY WF-1000XM4と人気を2分しました。

JustMyVoice™によるクリアな音声通話、リスニング色の強いクリアな音質、強力なノイズキャンセリングなど基本機能におけるポテンシャルが非常に高い製品です。

後継モデルEAH-AZ60M2 が発売されたことにより、2万円を切る価格になっているので狙い目のモデルでしょう。

Technics EAH-AZ60 仕様
 

 

EAH-AZ60は左右合計8つのマイクを搭載し、JustMyVoiceにより1秒間に約15,000回の音声解析を行っています

この音声解析は、音の検知・音の発生した方向や周囲の人の話し声といった要素を解析し、発話者の声だけを検知し、それ以外の音を低減するというすぐれもの。

実際に使ってみるとノイズ抑制は1位のElite 5に劣りますが、声のクリアさはほぼ互角だということがわかります。

Technics EAH-AZ60 通話レベル

マイクテストでは、発声するとJustMyVoiceにより周辺ノイズがかなり抑えられていることを感じて頂けるのではないでしょうか。

自分がオフィスで使った時のことですが、通話相手は周囲の音は全く気にならなかったと言っていました。

EAH-AZ60の音質は上品なドンシャリといった感じで、重低音がややボアつく感はあるものの、こんな楽器も鳴っていたのかと気付かされるクリアサウンドが楽しめます

もし重低音のボアつきが気になる場合は、専用アプリのイコライザーで100Hzをマイナス調整すればOK。

Technics EAH-AZ60 アプリ画面

とくにドラムやベース、ピアノなどの音が良く映えるイヤホンだと思います。

アクティブノイズキャンセリングの性能も高く、電車内でかなりボリュームを絞っても動画などのコンテンツを楽しむことが可能。

また、EAH-AZ60の専用アプリ「Technics Audio Connect」の使い勝手が良いのも大きなメリットです。

Technics Audio Connect

Technics Audio Connect

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なお、EAH-AZ60はハイレゾ音質を楽しめるLDACに対応していますが、LDAC接続中でもマルチポイントが利用可能です。

Technics EAH-AZ60についてはさらに詳しいレビュー記事がありますので、そちらも参考にして頂ければと思います。

テクニクス EAH-AZ60レビュー|上質で繊細な音質と驚きの通話品質Technics EAH-AZ60は、テクニクスらしい上質で繊細な音質と新開発「JustMyVoice™」による高い通話品質を実現したワイヤレスイヤホンです。ハイレゾ音質を伝送可能なLDACに対応し、2台のデバイスに同時接続できるマルチポイントも登載し、死角なしの1台に仕上がっています。...

第1位 Jabra Elite 5

Jabra Elite 5 イメージ

Jabraはデンマークのブランドで、世界シェアNo.1のヘッドセットメーカーということもあり、Eliteシリーズの通話品質には以前から定評があります。

その中でもElite 5は上位モデルと同じ6マイク、ノイズキャンセリングに関しては唯一のハイブリッドANCを搭載したモデル。

もちろんマルチポイントにも対応していることから、現行のEliteシリーズの中では最もおススメなモデルとなっています。

Jabra Elite 5 仕様
 

 

Elite 5の通話品質は、若干こもった感じはあるものの、その他の項目に関しては2万円以上の製品と遜色ないレベルという印象です。

Jabra Elite 5 通話レベル

以下のマイクテストからは、音声は有線イヤホンとさほど変わりがなく、周辺ノイズがかなり取り除かれているということがおわかり頂けると思います。

このように自分の声が機械を通したような感じがなく、はっきりと自然に聞こえるのがJabraの完全ワイヤレスイヤホンの特長ですね。

音質はボーカルなど中音域がメインではあるものの、重低音のアタック感もしっかりと感じられるいわゆる「Jabraサウンド」になっています。

6mmスピーカーと小さ目なドライバーではありますが、音の厚みやクリアさは申し分なく、音質面で不満を感じることはないでしょう。

アクティブノイズキャンセリング(=ANC)はEliteシリーズでは最も強力で、生活環境音やカフェなどでのざわつきはもちろん、電車の走行音などもある程度カットしてくれます。

また、Elite 5には専用アプリ「Jabra Sound+」が用意されていて、これを使ってANCの最適化などの設定ができるようになっています。

Jabra Sound+

Jabra Sound+

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Elite 5のアプリメニューはフルスペックで、ノイキャンやHearThroughと呼ばれる外音取り込みのレベル調整ができたり、カスタムイコライザーも用意されています。

Jabra Elite 5 アプリ画面

またElite 5の大きな特徴として、IP55の防塵防水性能であることがあげられます。

完全ワイヤレスイヤホンの多くは、防塵非対応・雨に多少濡れる程度なら許容されるIPX4というモデルが多いんです。

それに対してElite 5は砂埃にも耐性がありますし、軽く水洗いする程度なら問題のない防水性能を備えています。

このように、屋外でも積極的に使えるイヤホンとしてもElite 5はおススメしたいモデルになっています

Jabra Elite 5についてはさらに詳しいレビュー記事がありますので、そちらも参考にして頂ければと思います。

Jabra Elite 5 スペック
Jabra Elite 5|Elite 7以上の性能を持つスタンダードモデルJabra Elite 5は新しいEliteシリーズとしては初のハイブリッドANCを搭載し、ノイキャン性能が向上しています。マルチポイントはもちろん、Elite 7にはなかったaptX™へも対応し、上位モデル以上の性能アップとなっています。...

2万円以上ランキング

2万円以上の完全ワイヤレスイヤホンは、いわゆるプレミアムイヤホンというカテゴリーで、各メーカーのフラッグシップモデルがラインナップされてきます。

このクラスの製品は通話品質はもちろんのこと、イヤホンで最も基本となる音質面において高レベルのものが多く、低価格帯のイヤホンとは一線を画すサウンドが楽しめます。

また、強力なアクティブノイズキャンセリングを搭載していたり、アプリの機能が非常に充実していたりと、一度使うと後戻りできない魅力を秘めています。

どれも高価な製品ばかりですが、通話ばかりでなく音楽などのコンテンツも上質な音質で楽しみたいという方は是非手にとって頂きたいと思います。

第7位 SONY LinkBuds S

SONY LinkBuds S イメージ

SONY LinkBuds Sは2022年6月に発売され、コンパクトなサイズと性能の良さから人気を博しているモデルです。

「ながら聴き」をコンセプトにした製品かと思っていましたが、その予想を良い意味で裏切る正統派の完全ワイヤレスイヤホンなんです。

音質こそWF-1000XM4に一歩及ばないものの、ノイキャン性能はほぼ同等、アプリ機能はLinkBuds Sのほうがやや上と、かなりポテンシャルが高いモデル

加えてWF-1000XM4より約40%も小型化されていることもチェックポイントで、小柄な女性でも違和感なく装着できるように設計されています。

SONY LinkBuds S 仕様
 

 

LinkBuds Sには、AI技術を採用したボイスピックアップテクノロジーが搭載されています。

これは5億サンプルを超えるAIの機械学習で構成された、装着者の声とそれ以外の環境ノイズを分離するアルゴリズムのことだそう。

実際に使ってみると、周辺ノイズの抑制度はトップクラスですが、声にエコーがかかったような感じが若干強い通話品質という印象を受けました。

SONY LinlBuds S 通話レベル

以下のマイクテストでも、声にエコーがかかったように聴こえることを感じて頂けると思います。

ただし、自分が発声していない時は無音ですし、発声している最中もBGMが若干混入しているくらいで、周囲の人の話し声は全くしません。

これなら在宅時の生活環境音は相手にほとんど聞こえないと思いますし、新幹線の中やカフェでのビジネス通話にも十分使えるレベルでしょう。

LinkBuds Sの音質はSONYらしいすっきりとしたモニターライクなサウンドで、WF-1000XM4同様に専用アプリのイコライザーで好みのチューニングが可能になっています。

ドライバー径が5mmということで少し音場が狭いかなという印象ですが、音の厚みや透明度は十分なので音質に不満を感じることはないと思います

なお、LinkBuds SはWF-1000XM4と同じ統合V1プロセッサーを搭載しているため、アクティブノイズキャンセリング性能がトップクラスということも大きなメリット

SONY LinkBuds S ノイキャン技術

また、LinkBudsという名称がついているだけあって、外音取り込みの完成度もかなり高くなっています。

専用アプリ「Headphones Connect」ではWF-1000XM4には無いメニューも加わっていて、通話のAI技術同様SONYのソフトウェア開発力の高さには感心させられますね。

Sony | Headphones Connect

Sony | Headphones Connect

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たとえば、スマホの加速度センサーで状態(止まる/歩く/走る/乗り物に乗っている)を検知して、自動でモード選択を行う機能なども登載されています。

ちょっとすごくないですか?

SONY アダプティブサウンドコントロール

SONY LInkBuds Sについてはさらに詳しいレビュー記事がありますので、そちらも参考にして頂ければと思います。

SONY LinkBuds S|LinkBudsというよりWF-1000XM4に近いSONY LinkBuds Sは、LinkBudsというよりはノイキャン性能や音質などはWF-1000XM4とあまり違いがない完成度の高さで、通話品質や搭載機能はむしろ上をいっている製品です。...

第6位 NUARL NEXT1

NUARL NEXT1は同ブランド初のハイレゾ対応機で、2022年12月9日に発売されたフラッグシップモデルです。

intelliGO社のAI通話ノイズリダクション技術を搭載しており、周辺ノイズをカットして通話者の声が明瞭に聴こえるようになっています。

もちろんハイレゾコーデック「LDAC」接続でレベルの高いサウンドが楽しめ、便利機能もしっかり盛り込まれたモデルです。

NUARL NEXT1 仕様
 

 

NUARL NEXT1に搭載されたAIノイズリダクションは、台湾のAI学習に精通したintelliGO社の技術。

実際に使ってみると周辺ノイズはほとんど聴こえませんし、声にエコーがかかったようなところも全くなく、通話品質の高さが実感できました

NUARL NEXT1 通話レベル

以下のマイクテストから、話し始めだけ若干ノイズが乗るものの、以降は音声解析が働いて周辺ノイズが全く聞こえないことがお分かり頂けると思います。

このレベルになると、有線マイクよりも明らかに通話性能が高いといえるでしょう。

これならカフェからでも自信をもってリモートミーティングに参加できますね

なお、NUARL NEX1は通話以外の機能もこのクラスの完全ワイヤレスイヤホンとしては不足なしといったところ。

マルチポイント、ワイヤレスチャージ、急速充電などの便利機能にしっかり対応しており、低遅延のゲーミングモードも搭載しています。

NUARL NEXT1 ワイヤレス充電

音質は中~高音のきらめきが感じられるシャープでエッジの効いたサウンドで、ボカロなどのテンポの良い曲との相性がよさそうです。

また、NUARL NEXT1では専用アプリでイヤホン内蔵の初期状態のプリセットを経由しない音質調整が可能

つまり、メーカーが設定した音質に影響されず、カスタムイコライザーで自分だけのチューニングをすることができるんですね。

NUARL Connect

NUARL Connect

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NUARL NEXT1 ピュアダイレクトイコライザー

これはピュアダイレクトイコライザーと呼ばれますが、音楽好きには興味をそそられる機能ではないでしょうか。

NUARL NEXT1についてはさらに詳しいレビュー記事がありますので、そちらも参考にして頂ければと思います。

https://monolowl.com/nuarl-next1l-review-2022-12-10

第5位 JBL Tour Pro 2

JBL Tour Pro 2 イメージ

JBL Tour Pro 2は、JBLの新たなフラッグシップモデルとして2023年3月にリリースされたばかりの商品。

充電ケースに世界初となるスマートタッチディスプレイを備え、スマホを開かなくてもイヤホンの操作や設定変更が行えるようになっています

JBLらしい明るくノリの良いサウンドがさらに洗練された音質を備え、通話品質やノイキャン性能もフラッグシップモデルにふさわしいレベルに進化しています。

JBL Tour Pro 2 仕様
 

 

Tour Pro 2の通話品質は、声の明瞭さ、ノイズ抑制などすべての面においてかなり完成されたレベルに達していると感じます。

JBL Tour Pro 2 通話レベル

以下のマイクテストからは、周辺ノイズはBGMをかすかに拾っているだけで、人の話し声はほぼカットされていることがおわかり頂けるかと思います。

この通話品質なら、オフィスの自席からリモートミーティングに参加しても、周囲のノイズを相手が煩わしく感じることもないでしょう

次に音質ですが、従来からの明るく陽気なJBLサウンドが少し都会的に洗練されたような印象。

低音に躍動感があってしっかり全体を下支えしつつ、中高音の解像度が高いフラットな音質です。

また、JBL Tour Pro 2はノイズキャンセリング性能が大幅に進化しており、歴代のJBLイヤホンの中ではANC性能が最も高いと感じます。

JBL Tour Pro 2 ノイズキャンセリング性能

周囲の騒音に応じてノイキャンレベルを自動で調整してくれるアダプティブノイズキャンセリングはもちろん、ノイキャン強度を7段階で調整することも可能です。

なおJBL Tour Pro 2の最大の特徴は、充電ケースに世界初となるスマートタッチディスプレイを搭載したこと。

JBL Tour Pro 2 スマートタッチディスプレイ

スマホを開かなくても充電ケースでほぼすべてのアプリ操作ができるというのは、実際に使ってみるとその便利さを痛感できます。

このほか、2台のデバイスに同時接続可能なマルチポイントやワイヤレス充電にも対応しており、再生時間は充電ケース込みで最大40時間とバッテリー性能も問題ありません。

さすがはJBLのフラッグシップイヤホンという納得の完成度になっています。

JBL Tour Pro 2についてはさらに詳しいレビュー記事がありますので、そちらも参考にして頂ければと思います。

JBL Tour Pro 2 レビュー|JBL待望のフラッグシップモデルJBL Tour Pro 2は、2020年に登場し爆売れしたClub Pro+が高い次元でモデルチェンジしたJBLの新たなフラッグシップモデル。躍動感のあるJBLサウンドはそのままにさらに洗練され、ANCや通話品質など機能面もも高いレベルを誇ります。...

第4位 Bang&Olufsen Beoplay EX

Bang&Olufsen BEOPLAY EX イメージ

Bang&Olufsenはデンマークの高級オーディオブランドで、同社の展開するヘッドホンやイヤホンは「BEOPLAY」ブランドで展開されています。

BEOPLAY EXはBang&Olufsenとしては初のステムタイプの完全ワイヤレスイヤホンで、高級感のあるデザインはさすが北欧メーカーで見るからに上質なイメージ。

実際に9.2mmの大径ドライバーによる迫力のある音質、aptX™ Adaptive搭載によるハイレゾやマルチポイントへの対応など、機能面にも死角はありません

Bang&Olfsen Beoplay EX 仕様
 

 

BEOPLAY EXはクリアな通話を実現するために、口元に近いスティック部に左右合計で6つのマイクを配置し、ビームフォーミング技術も登載しています。

実際に使ってみると有線イヤホン以上に声が語尾まではっきりと明瞭に聴こえ、ノイズ抑制やこもり感など他の評価項目も高いレベルにある通話品質だと感じられます。

B&O Beoplay EX 通話レベル

以下のマイクテストから、話し出しでは多少ノイズが混入しているものの、自分の声はかなりクリアに聴こえているのがおわかりいただけるのではないでしょうか。

【Bang&Olufsen BEOPLAY EX マイクテスト】

【iPhone付属イヤホンのマイク】

Beoplay EXは、おそらく音声のクリアさは今回ランキングした機種の中で一番ではないかと思います。

次に音質面ですが、BEOPLAY EXのデフォルトのチューニングでは、低音が少しおとなしめで、中~高音がガラスのように繊細な透明度の高いサウンドといった印象です。

しかし、専用アプリのイコライザーで低音寄りに振ってみると、身体の芯にドンッとくるエネルギッシュな低音を感じることもできるのが魅力ですね。

アクティブノイズキャンセリングは比較的マイルドな効きで、中高域ノイズまでガッツリ削ってくれるほどの強さではありません。

欧州メーカーのイヤホンはノイキャンの強さより音質を優先する傾向があり、BEOPLAY EXも同様のコンセプトなのでしょう。

BEOPLAY EXは機能面の完成度が高く、マルチポイントaptX™ Adaptiveに対応しているほか、IP57の防塵防水性能、ANC強度のオート・マニュアル切り替えなどが可能です。

専用アプリ「Bang&Olufsen a/s」はそれほど多機能ではないものの、直感的な操作感のイコライザーや音量調整、各モードの強度調整などが備わっているので使いやすいと感じます。

Bang & Olufsen

Bang & Olufsen

Bang & Olufsen a/s無料posted withアプリーチ

 

Beoplay EX アプリトップ画面

価格は3万円オーバーと高額ですが、マグネシウム製の充電ケースやガラス製のフェイスプレートなどデザイン性が高く、価格に見合うだけの品質は備えています

Beoplay EX 充電ケース

通話・音質ともに満足のいくレベルで、あまり他人とかぶらない完全ワイヤレスイヤホンが欲しいと考えている方にはぜひ試して頂きたいモデルです。

Bang&Olufsen BEOPLAY EXについてはさらに詳しいレビュー記事がありますので、そちらも参考にして頂ければと思います。

Beoplay EX レビュー|全音域で高い解像度を実現Bang&Olufsenから2機種目のANC搭載機Beoplay EXがリリースされました。同社初のステムデザイン(うどん型)ながら、音質や通話品質は前作より向上しており、高級感のあるデザインにも惹かれます。...

第3位 Technics EAH-AZ80

Technics EAH-AZ80 イメージ

Technics EAH-AZ80は、2023年6月に発売されたテクニクスの新たなフラッグシップモデル。

Just My Voice™テクノロジーとビームフォーミング技術により、トップクラスの通話性能を誇るワイヤレスイヤホンです。

サウンドは繊細かつ華やかで、有線イヤホン並みの音質というのもこのモデルをおススメしたい大きな理由ですね。

Technics EAH-AZ80 仕様
 

 

EAH-AZ80は左右合計8つのマイクが搭載されています。

内訳は通話検知用と通話用マイクが各1×2、ノイズキャンセリング用のフィードバックとフィードフォワードマイクが各1×2の合計8つ。

Technics EAH-AZ80 通話テクノロジー

このマイク構成に音声解析やビームフォーミング技術を組み合わせたJustMyVoice™と呼ばれる技術が加わります。

音声解析は1秒間に15,000回以上も行われるので、通話品質がこれだけ高いのも納得というものです。

実際のマイクテストからは、声が非常にハッキリと聴こえエコーがかったようなところがほぼ感じられないことがわかります。

自分が発声しているときだけ周辺ノイズが混入しますが、発声していない時はマイクミュートにする必要がないほど静か。

SONY WF-C700N 通話品質

かなりの音量でBGMが流れている状況下でのテストだったので、静かな環境下なら有線マイクと同レベルの通話が可能だと思います。

EAH-AZ80はサウンドの完成度が高いのもおススメしたい理由で、非常に繊細かつ華やかな音質が楽しめます

とくにLDAC接続でのハイレゾ音源再生では、有線イヤホン並みの解像度を楽しむことができます

これは名機EAH-TZ700と同じアルミ振動版の10mmドライバーや、アコースティックチャンバーなどを搭載した恩恵でしょう。

また、充電ケースやイヤホン本体が非常に高級感のあるデザインになっていて、ガジェットとしての満足度が高いのも大きなメリットでしょう。

ノイズキャンセリングや外音取り込み性能も非常に高く、アプリメニューも充実していることから弱点らしいところがないのもEAH-AZ80の強み。

Technics EAH-AZ80 アプリ画面

そしてなんと、マルチポイントでは3台のデバイスに同時接続が可能という驚きの機能も登載されています。

高価なイヤホンではありますが、買って損はないと自信をもっておススメできるイヤホンの1つですね。

なお、1つ下のモデルとなるEAH-AZ60M2のマイク性能も建物の中ではAZ80と同等レベル(風が吹く環境下ではAZ80が上)

AZ80に比べてドンシャリ感が強くノリの良いサウンドなので、音質面であえてこちらを選ぶユーザーもいるくらいです。

価格も2万円台ですので、コスパを考えるとAZ60M2という選択肢もアリだと思いますよ。

 

 

第2位 Jabra Elite 10

Jabra Elite 10 仕様

Jabra Elite 10は2023年10月に発売されたばかりの、ジャブラ製ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデルです。

通話性能に定評のあるJabraのフラッグシップモデルだけあって、通話時の音声のクリアさはトップクラス。

Elite 7以下のモデルに比べて、ノイズキャンセリング性能や音質が大きく向上しているのが大きな特徴です。

Jabra Elite 10 仕様
 

 

Jabraのワイヤレスイヤホンといえば通話性能の高さが最大の特長。

Elite 10も6マイクテクノロジーによりフラッグシップモデルに恥じないトップクラスの通話品質を実現しています。

実際のマイクテストからは、ワイヤレスイヤホン特有のエコーがかったような感じが全くないことがお分かり頂けると思います。

自分の声も非常にハッキリと聴こえ、発声しない状態ではマイクミュートだと勘違いするほどノイズが抑制されています。

発声時のノイズ混入こそ1位のATH-TWX9に譲るものの、静かな環境下での使用であれば順位は逆転するほどの性能ですね。

Jabra Elite 10 通話レベル

ではElite 10のサウンドはというと、暖かく芯のある低音とクリアで細やかな中低音がバランスよく溶けあった音質です。

10mmスピーカーを搭載した恩恵だと思いますが、Elite 7以下の従来モデルに比べてダイナミックかつ繊細な音質になっています。

ハイレゾコーデックのLDACやaptX Adaptiveに対応していないのは残念ですが、十分満足できるレベルのサウンドです。

また、Jabra Elite 10にはDolbyヘッドトラッキングを備えた空間オーディオが搭載されています。

ヘッドトラッキング機能

ヘッドトラッキング機能をONにすれば左右上下に向いても音のなる位置は動かないので、臨場感が高まるというメリットがあります。

さらにElite 10は歴代Eliteシリーズ最強のノイズキャンセリングを登載、IP57という防塵防水性能は利用シーンを選びません。

専用アプリも使いやすく、カスタマイズメニューも豊富。

Jabra Elite 10 アプリマニュー

もちろんマルチポイントやワイヤレス充電、急速充電などにも対応しており、およそ欲しい機能は全て搭載されています。

プレミアムイヤホンながら使い倒せるタフなモデルであり、実用性重視のユーザーには手に取って頂きたい1台です。

なお、Jabra Elite 10についてはさらに詳しいレビュー記事がありますので、そちらも参考にして頂ければと思います。

Jabra Elite 10 スペック
Jabra Elite 10 レビュー|使いたおせるプレミアムイヤホンJabra Elite 10は、音質・通話性能・ノイキャン性能すべてにおいてレベルが高いイヤホン。加えてIP57という防塵防水性能は、利用シーンを選ばずどこでも使える万能機です。...

また、マリンスポーツなど屋外での使用をメインで考えている方は、Elite 8 Activeを検討されることをおススメします。

IP68というスマホ並みの防塵防水性能で、なんと1.5mの水没に耐えられ、対塩水性能も検証済みのイヤホンです。

Jabra Elite 8 Active レビュー|最強にタフなワイヤレスイヤホンJabra Elite 8 Activeは、IP68という高い防塵・防水性能を備えた非常にタフなイヤホンです。耐塩水性能も検証済みなので、マリンレジャーにも使えます。...

第1位 audio-technica ATH-TWX9

audio-technica ATH-TWX9 イメージ

audio-technica ATH-TWX9は、オーディオテクニカの完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデルです。

落ち着いたデザインと充実した機能が特長で、充電ケースにはなんと深紫外線を使った除菌システムが搭載されています

もちろんオーテクのフラッグシップモデルだけあって音質の良さも折り紙付き。

機能面が充実しており、その機能1つ1つが高いレベルにあるという非常におすすめのワイヤレスイヤホンです。

audio-technica ATH-TWX9 仕様
 

 

ATH-TWX9の通話品質は、若干こもったように聴こえるという点はあるものの、それを除いたその他の項目はほぼ完ぺきだとみて良いと思います

audio-technica ATH-TWX9 通話レベル

以下のマイクテストから、有線イヤホンと声の明瞭さがほぼ同じで、周辺ノイズだけがカットされたように聴こえるのを感じて頂けるのではないでしょうか。

【audio-technica ATH-TWX9 マイクテスト】

【iPhone付属イヤホンのマイク】

この通話品質なら、ビジネス通話でも場所を選ばずに話すことが十分可能だと思います。

つぎにATH-TWX9のサウンドですが、全音域にわたって解像度が高く、とくに高音が上にどこまでも伸びてゆくような印象を受けます。

また、横方向に音場の広がりを感じられるので、広いステージの中央で音楽を聴いているような開放感のある音質にもなっています。

機能面が充実しているのもATH-TWX9の魅力で、専用アプリによってイヤホンのカスタマイズが可能です。

Audio-Technica | Connect

Audio-Technica | Connect

audio-technica無料posted withアプリーチ

 

たとえば、個人の装着状態に合わせてノイキャンのパーソナライズができたり、周囲の騒音状態でノイキャン強度を自動で最適化してくれたりする機能も登載しています。

audio-technica ATH-TWX9 ノイズキャンセリング

このほか、ボリュームを最大64段階で調整することができるボリュームステップ、360Reality Audio、マルチポイントなどにも対応。

audio-technica ATH-TWX9 マルチポイント

そして、イヤホンを充電ケースに格納すれば深紫外線除菌システムが作動して、イヤホンをいつでも清潔な状態に保つことができるのも大きなメリットでしょう。

audio-technica ATH-TWX9はマイク性能だけではなく、音質・機能面いずれも非の打ちどころのないイヤホンです。

audio-technica ATH-TWX9についてはさらに詳しいレビュー記事がありますので、そちらも参考にして頂ければと思います。

audio-technica ATH-TWX9|オーテクの最高峰はさすがの出来栄え!ATH-TWX9はaudio-technica の完全ワイヤレスイヤホンとしてはフラッグシップにあたるモデルです。高音質・高機能、ガジェットとしても所有欲を満たしてくれるデザインで、良いものを長く使いたいユーザーにおススメしたいイヤホンです。 ...

なお、AndroidのLDAC対応スマホの方なら1つ下のモデルであるATH-TWX7がおすすめです。

LDAC接続すればTWX7のほうがTWX9より音場が広く、マイク性能はほぼ同等なのでこちのほうがコスパが良いと感じます。

TWX9のほうが落ち着いた大人のデザインですが、そこが気にならなければおススメしたいイヤホンですね。

 

 

通話で選ぶワイヤレスイヤホン まとめ

今回は2023年12月時点で発売されているワイヤレスイヤホンのうち、通話品質にフォーカスしたランキングをご紹介しました。

1万円未満の上位3機種ように、低価格ながら通話品質に関しては高価格帯モデルを凌駕するようなイヤホンがあるのも事実。

通話に特化したイヤホンが欲しいということなら、1万円以下の上位ランキングモデルでも十分満足いただけると思います。

いっぽう、2万円~3万円超えの各社フラッグシップモデルともなると、通話性能はもちろんのこと、音質やノイキャン性能などいずれも総合力の高い製品ばかり。

より良い音で音楽を聴きたいという方やより便利にイヤホンを使いたいという方は、少し無理をしてでも上位モデルを購入したほうがトータルの満足度は高いでしょう。

半導体不足や為替の影響などを受けて、2023年にリリースされたプレミアムイヤホンはかなり値上がりした印象です。

この傾向は2024年も続くと思われるます。

したがってイヤホンの購入を検討されているなら、初売りで現行モデルをオトクに購入することをおススメします。