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Jabra Elite 10 レビュー|使いたおせるプレミアムイヤホン

Jabra Elite 10 スペック
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Jabraはデンマークに本社を置くGNグループのオーディオブランド。

今でこそイヤホンのマイク性能は格段に進化しましたが、コロナ前に通話品質の高いイヤホンといえばJabraでした。

2022年からリリースされている新しいEliteシリーズも、マイク性能はさすがJabraという出来栄え。

しかしサウンドやノイキャンなどワイヤレスイヤホン本来の機能については、正直なところオーディオメーカーに一歩及ばずという印象でした。

しかし、2023年秋に発表されたフラッグシップモデル Jabra Elite 10は、総合力でもトップクラスを狙えるレベル。

今回はそんなJabra Elite 10を実際に使ってみた感想をレビューしていきたいと思います。

Jabra Elite 10 スペック
Jabra Elite 10 良い点とイマイチな点

【良い点】
歴代Eliteシリーズでは間違いなく最高音質
ノイキャン性能もトップクラスに匹敵する性能
さすがJabraと呼べるだけのクリアな通話品質
ヘッドトラッキンッグ機能付き空間オーディオ搭載
セミオープンタイプで圧迫感の少ない装着性
2台デバイス同時接続可能なマルチポイントに対応
豊富な専用アプリメニュー
IP57という高い防塵防水性能

【イマイチな点】
ノイキャン強度のマニュアル変更機能なし
ハイレゾコーデック非対応

 

 

Jabra Elite 10のデザインと装着感

Jabra Elite 10の充電ケース・イヤホン本体のデザインと装着感について確認していきましょう。

10mmスピーカー採用で大きめサイズに

Jabra Elite 10は新しいEliteシリーズとしては最大となる10mmスピーカーを搭載しています。

他のモデルは全て6mmスピーカーなので、イヤホン本体のサイズがひとまわり大きくなった印象ですね。

とはいえその印象はEliteシリーズで比較した場合であって、他メーカーのモデルと比べると十分コンパクトだといえるものです。

Jabra Elite 10 イヤホン本体

Elite7やElite5に比べるとステムが短く、少しずんぐりした形状になっているのがElite 10の特長。

イヤーピースもJabra独自の楕円形をしているのも同社フラッグシップモデルの特長でしょう。

また、タッチコントロールは伝統的な物理ボタンが採用されていて、誤作動しにくいのは大きなメリットでしょう。

充電ケースの素材は他のEliteシリーズと同じですが、質感は他のEliteシリーズよりしっかりしているなと感じました。

Jabra Elite 10 充電ケース

また、充電ケースのサイズは24.4mm×46.9mm×65.4mmと、シャツの胸ポケットに入れても邪魔にならないように設計されています。

気になるところとしては、イヤホンを充電ケースに格納したときのマグネットが少し弱く感じたこと。

そこでひっくり返してかなり強めに振ってみましたが、マグネット部分の接触が外れてしまうようなことはありませんでした。

これならバックの中に放り込んでおいても、気が付いたら充電が切れているなんてことはなさそうなので一安心です。

ちなみにJabra Elite 10のカラーバリエーションは、チタニウムブラック、クリーム、ココアの3色。

Jabra Elite 10 カラーバリエーション

個人的にはEliteシリーズの新作を見るたびに、クリーム(アイボリー)はきれいだなと思いますね。

Elite 10の装着感は良好

Jabra Elite 10はセミオープンタイプのイヤホンで、耳内圧が軽減されるタイプなので鼓膜への圧迫感をあまり感じません。

さらに他のEliteシリーズに比べてステムが短く、イヤーピースが浅い位置で耳孔をふさいでいる感覚

したがって、新しいEliteシリーズの中ではいちばん大きいのに、装着感は最も軽いように感じました

いっぽうで他のEliteシリーズのようなイヤホン本体が耳に吸い付くような一体感は感じられません。

どちらかというと、楕円形イヤージェルと呼ばれるイヤーピースで耳孔をしっかりふさいで安定させるタイプだと思います。

一般的にイヤーピースのフィッティングを高めると、耳内圧があがって圧迫感が増すというデメリットがあります。

しかしElite 10はセミオープンタイプなので、イヤーピースのフィット感を高めても圧迫感を感じにくい構造なのが大きなメリット。

これなら純粋に耳孔のサイズに合ったイヤーピース選びができるというものです。

なお、楕円形イヤージェルは62,000もの耳の形状を検証してデザインされていますので、サイズ選びさえ間違えなければフィット感は高いはずです。

Jabra Elite 10の音質と通話品質

Jabra Elite 10の音質と通話品質についてチェックしていきましょう。

なお、音質と通話品質についてはElite 10を語るうえで最もお伝えしたことが多い部分になります。

Jabra史上最高の音質

Jabra Elite 10は、歴代のEliteシリーズの中では最も音質が良いと感じました。

10mmスピーカーが採用されたことにより、従来のEliteシリーズに比べダイナミックさや細やかさが格段に向上したように思います。

低音はタイトでレスポンス良く元気に立ち上がってきますが、暖かみのある心地よさを感じる音質。

中~高音は分離感が良くクリアで繊細な印象で、低音に比べてややドライなサウンド。

とくにボーカルは距離感が近いので、アーティストの息遣いもリアルに感じられます。

Jabra Elite 10 音質

なんというか全体のバランスが非常に良く、このイヤホンで音楽を聴きたいと思えるようなサウンドだと感じました。

残念ながらLDACやaptX Adaptiveなどのハイレゾコーデックには対応していませんが、ハイレゾに匹敵する音質といっても言い過ぎではないでしょう。

そういった意味ではiPhoneユーザーにおすすめだと思いますね。

iPhoneはLDACやaptX Adaptiveといったハイレゾコーデックには未対応のため、AACでも音質の良いJabra Elite 10とは相性が良いといえます。

なお、専用アプリ「jabra Sound+」には、完全カスタマイズ可能な5バンドのイコライザーが搭載されています。

Jabra Elite 10 イコライザー

イコライザーって難しそう…という方は、5種類のプリセットから始めてみましょう。

プリセットの中から最も自分好みのものを選んで、そこから各バンドを調整する方法ですね。

ヘッドトラッキング機能を新たに搭載

Jabra Elite 10にはDolbyヘッドトラッキング テクノロジーと呼ばれる空間オーディオ機能が搭載されています。

ヘッドトラッキング機能が搭載されたイヤホンだと、頭を動かしても音のする方向が一定のままです。

たとえば正面から音が聴こえている状態から右を向くと、音がもとにあった場所、つまり左から聴こえてくるんですね。

ヘッドトラッキング機能

ここに3D空間オーディオが加わるわけですから、その臨場感たるや文章ではちょっと表現ができないほどです。

実際にJabra Elite 10をで試してみると、頭を上下左右に動かしても音源の位置はそのままということがはっきり感じられました。

なお、Dolbyヘッドトラッキング テクノロジーのON/OFFは、専用アプリからワンタッチで切り替えが可能。

Jabra Elite 10 Dolby空間オーディオ

専用アプリトップ画面の「メディア向け空間オーディオ」をONにすれば、それだけで臨場感あふれるサウンドを体験可能です。

通話最強モデルらしい性能

Jabraイコール通話最強というイメージですが、Elite 10も期待を裏切らない通話品質となっています。

Jabra Elite 10のマイクテストを通じて感じたことは、周辺ノイズ抑制・声の明瞭さなど全ての項目で完成度が高いということ。

マイクONにしてもホワイトノイズがほとんど感じられませんので、自分の声が非常にクリアなのがお分かり頂けるのではないでしょうか。

また周辺ノイズ抑制についても、Elite 10では話し始める前からある程度ノイズが抑制されていることがわかります。

他のイヤホンでは自分が話し始めるまでは周囲の騒音が混入しますので、このあたりもさすがJabraだと感心しますね。

Jabra Elite 10 通話品質

以上のことから、マイク性能に関しては、今年度リリースされたモデルの中では間違いなくトップクラス

この性能なら外出先のカフェなどでもビジネス通話に十分使用可能でしょう。

むしろスマホで話すよりも、Elite 10を使ったほうがクリアな通話が約束されるように感じました。

なお、通話に関しても専用アプリのメニューが充実しているのもJabra Elite 10の大きなメリット。

Jabra Elite 10 アプリ通話メニュー

ヘッドセットを外すとマイクニュートになるなんて機能は、実際に使ってみるとかなり便利に感じるはずですよ。

 

 

Jabra Elite 10のANCと外音取り込み性能

Jabra Elite 10のアクティブノイズキャンセリング(=ANC)と外音取り込み性能をチェックしていきましょう。

Jabra史上最高のANC性能

Jabra Elite 10のノイキャン性能は、歴代のEliteシリーズのなかでは間違いなく最強といえるでしょう。

低域~中域ノイズまでしっかりと抑制され、人の話し声などの高域ノイズは残るもののかなり優秀なノイキャン性能です。

これなら電車の中でも、全く問題なく音楽や動画などのコンテンツを楽しむことができるでしょう。

イヤホン本体がセミオープンタイプなので、鼓膜が圧迫されるような感覚があまりしないのも大きなメリットだと思います。

また、ノイズキャンセリングモードで音質の変化もほぼ無く、音量が若干下がるような感覚があるくらいなのも好印象。

Jabra Elite 10 ノイズキャンセリング性能

これまでのEliteシリーズはノイキャン性能の低さがネックになっていましたが、このElite 10はその弱点をしっかり修正してきましたね。

ただし1つだけ弱点があるとすれば、ノイズキャンセリング強度をマニュアルで変更できないということ。

Jabra Elite 10 ANCモード

Jabra Elite 10は、周囲の騒音状態に合わせて自動的にノイキャン強度を調整してくれるJabraアドバンストANCを搭載しています。

これはこれで便利なんですが、自分としてはノイキャンって常時最大レベルで良いんじゃない?と思っていまして…。

細かい点ではありますが、できればファームウェアのアップデートで改善して欲しいところですね。

Jabra Elite 10の外音取り込み性能

Jabra Elite 10は外音取り込み性能もかなり高いレベルになっていると感じました。

イヤホンを着けていないような…という程ではないですが、その感覚にかなり近い出来だと思います。

個人的には高音が若干強調されたような聴こえ方をするので、イヤホンを着けていないほどではないと評価しています。

専用アプリで取込音量を調整できるようになっていますが、音量レベルごとに若干高音が大きいように思うんですよね。

まぁそれも若干そう感じるという程度なので、人によっては全く気にならないかもしれません。

Jabra Elite 10 ヒアスルー

ちなみに音量調整は5段階で、個人的には真ん中あたりがちょうど良いボリュームだと感じました。

Jabra Elite 10の機能面について

Jabra Elite 10のアプリやハードウェアに関する機能面について確認していきましょう。

アプリホーム画面とメニュー

Jabra Elite 10は専用アプリ「Jabra Sound+」に対応しています。

Jabra Sound+

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Jabra Sound+は機能が豊富でウィジェットも使いやすいようにデザインされていると感じます。

Jabra Elite 10 アプリ開始画面

まずはクイックスタートガイドを開いて、基本機能を押さえてからカスタマイズしていきましょう。

カスタマイズ性の高いボタンコントロール

Jabra Elite 10はイヤホン本体の物理ボタンで様々な操作ができるようになっています。

物理ボタンとは実際にボタンを押すことで動作するもので、Elite 10はフェイスプレートのJabraのロゴ部分がボタンになっています

デフォルトの操作方法は以下の表の通り。

動作
音楽1回押しANC ⇒ ヒアスルー ⇒ OFF切替音楽再生/停止
2回押し音声アシスタントもしくはSportify Tapへのクイックアクセス次の曲にスキップ
3回押し前の曲に戻る
長押し音量DOWN音量UP
受信時1回押し電話に出る着信拒否
通話中1回押しマイクミュートON・OFF
2回押し通話終了
長押し音量DOWN音量UP

通話中に1回押しでマイクミュートのON/OFFができるよう設定されているのは、ユーザーの使い勝手が良く考えられていると思います。

イヤホンによっては通話中1回のタッチで通話終了となるものもあり、このあたりはさすが通話に強いJabraですね。

なお、ボタンコントロールは専用アプリからカスタマイズが可能で、コンテンツ再生時・通話時ともにかなり自由度がたかくなっています

Jabra Elite 10 ボタンコントロールカスタマイズ

2台同時接続のマルチポイントに対応

Jabra Elite 10は2台のデバイスに同時接続することができるマルチポイントに対応しています。

スマホとパソコン、プライベートと仕事用のスマホ両方など、同時接続させるデバイスの組合せは自由。

Jabra Elite 10 マルチポイント

たとえばパソコンに接続してリモートミーティングしている時に、同時接続している仕事用のスマホに着信があったとします。

この時イヤホン本体で受話操作(デフォルト設定では左イヤホン1回押し)をすれば、自動的にスマホとの接続を優先。

パソコンのリモート会議はいったん保留状態になり、通話を切ると自動的に会議に復帰できます。

もちろん受信時に着信拒否(デフォルト設定では右イヤホン1回押し)すれば、そのままリモート会議が優先されます。

このマルチポイントは一度使うと後戻りできないほどの便利さ。

日常的にイヤホンを複数デバイスに接続している方には、とてもおススメですよ。

基本性能も死角なし

Jabra Elite 10はバッテリーや防塵防水性能といった基本性能も充実しています。

まずバッテリーですが、ノイズキャンセリングモードでもイヤホン本体だけで最長6時間の再生が可能

充電ケースとあわせれば、ノイズキャンセリングモードでも最長27時間の使用が可能となっています。

また、5分間の充電で最長1時間の再生が可能なので、充電切れもそれほど怖くありません。

もちろんQi規格のワイヤレス充電にも対応しているので、バッテリーに関しては死角なしでしょう。

Jabra Elite 10は防塵防水もIP57という高い性能を誇ります

IPはInternational Protectionの略で、電気機器の防塵防水性能を示す国際的な規格のこと。

IPに続く前の数字が防塵、あとの数字が防水性能を表し、ここにXと表示されていると特別な対策は施していないという意味になります。

つまりJabra Elite 10は防塵等級5、防水等級7のモデルということ。

防塵等級5は機器の正常な動作に支障をきたす量の粉塵が内部に侵入しないというレベル

また防水等級7は、15cm~1mの水中に30分間水没しても水が浸入しないレベルです。

これなら屋外での使用でも雨やほこりを気にせず済みますね。

 

 

Jabra Elite 10のレビューまとめ

それでは最後にJabra Elite 10の総合評価と実際に使ってみて感じたことを整理していきましょう。

評価項目ImpressionScore
通話品質トップクラスのクリアな通話性能4.9
低音ウォーム系だが迫力のある低音4.7
中音ボーカルが近く分離感が良い4.9
高音繊細で粒立ち・分離感ともに良し4.8
ANC性能トップクラスに匹敵するレベル4.8
外音取込み高音のみ大きく聴こえる感あり4.5
アプリ機能使いやすく機能性も十分4.8
機能加点マルチポイントに対応5.0
機能加点Dolbyヘッドトラッキング機能搭載5.0
総合評価4.8

Jabra Elite 10を実際に使ってみて感じたのは、利用シーンを選ばないプレミアムイヤホンだということです。

オーディオメーカーのプレミアムイヤホンで、IP57という防塵防水性能を誇るモデルはBeoplay EXくらいでしょうか。

そういった意味でJabra Elite 10は、かなりアクティブに使えるプレミアムイヤホンの少ない選択肢の1つといえるでしょう。

しかも音質・通話性能・ノイキャン性能ともに高いレベルにあるので、ビジネスにもプライベートにも積極的に使えます

このイヤホンを使い始めると、どこに行くにも手放せない相棒になること間違いなし。

日常を変えてくれるだけのポテンシャルを秘めた、そんな素晴らしいイヤホンだと素直に思いました