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テクニクス EAH-AZ60レビュー|上質で繊細な音質と驚きの通話品質

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テクニクス EAH-AZ60は、高い通話品質と上質な音質に加え機能面も充実していて、21年登場した完全ワイヤレスイヤホンの中でも上位にランキングされる実力を備えています。

リモートミーティングでの利用シーンが増えたことに対応して、独自の通話音声処理技術「JustMyVoice™」テクノロジーを搭載し、驚きの通話品質となっています。

この記事では通話品質の章でマイクテストの結果を掲載していますので、その実力の程をぜひ確認頂きたいと思います。

また、テクニクスの持ち味である繊細で上質な音づくりはそのままに、ハイレゾ音質の伝送が可能なLDACに対応したこともEAH-AZ60の大きなメリットでしょう。。

くわえて本機はマルチポイントに対応していることから、2つのデバイスに同時接続することが可能で、特にビジネスでの使い勝手が非常に良いイヤホンとなっています。

ビジネスにもプライベートにも高品質のワイヤレスイヤホンを求めているユーザーには、ぜひ手に取って頂きたい1台です。

Technics EAH-AZ60 スペック

 

 

 

EAH-AZ60の通話品質と音質

まずテクニクス EAH-AZ60の通話品質と音質をみていきましょう。

technics EAH-AZ60 画像

通話品質は、これまでの完全ワイヤレスイヤホンの常識を覆すほどの高性能なので、是非マイクテストの結果を確認頂きたいと思います。

また、音質もテクニクスらしい透明感のあるクリアで繊細なサウンドで、解像度の高さもAZ70と同等レベルではないかと感じます。

EAH-AZ60のマイク性能

EAH-AZ60の通話性能は発売前から相当なレベルだと期待しており、わくわくしながらマイクテストを実施してみました。

マイクテストは着席率8割ほどの夕方のカフェで実施、BGMが緩やかに流れていて周囲の人の話し声もあり、かなりざわついていると感じられる状況でした。

いやはや、驚きました。これは想像以上の通話品質レベルです。

EAH-AZ60のJustMyVoice™をONにした通話品質は、今までテストしたイヤホンの中でもトップクラスだと感じました。

JustMyVoice™ OFFと同じ環境下で録音しているにも関わらす、周囲のザワつきがほとんど聞こえなくなっています。

これならオフィスでの利用は全く問題なく、BGMが流れていないカフェであればリモートミーティングに参加しても「今日は在宅?」と言われると思います

EAH-AZ60の「JustMyVoice™」は、ビームフォーミング技術や音声解析技術などとの組み合わせによる独自の通話音声処理技術です。

2つのMEMSマイクに加え発話検知マイクを搭載し、声の発声やその方向の検知・周囲の人の話し声といった音声解析を1秒間に15,000回以上行うとのこと。

この技術によって、周囲が騒がしい環境や近くに会話をする人がいる環境でも、発話者の音声だけを明瞭に伝え、それ以外の音を低減することができるんですね。

Technics EAH-AZ60 マイク機能

 

また、周囲の音と発話者の声を拾うフィードフォワード用マイクと通話用マイクには、風切り音を低減させるためマイクの開口部に金属メッシュがデザインされています。

メッシュ部からマイクの間に2つの空間が設けられ、空気の流れを抑制するとともに検知した風切り音も低減させるので、外での使用でもクリアな音声通話が可能となっています。

EAH-AZ60の音質

EAH-AZ60は低音~高音全域にわたって解像度の高いクリアでフラットなサウンドで、テクニクスらしい音質となっています。

前作のEAH-AZ70Wは低音のボリューム感がやや不足気味ながら、中高音域の繊細さが際立った音質でしたが、AZ60は低音~高音までバランスよく鳴らしてくれる印象です。

AZ70Wの解像度を受け継ぎながら低音の量感が増しているので、音場も前作より少し広がったように感じます。

EAH-AZ60は8mmダイナミック型ドライバーを採用していますが、これは今回採用されたバイオセルロース振動板と最も相性の良いドライバー径が8mmだったとのことです。

Technics EAH-AZ60 ドライバー


イヤホン本体の小型化に伴い、ドライバー径の見直しとそれに合わせた振動版の開発、新たにハーモナイザーを搭載するなど音づくりに対する意地のようなものを感じま
す。

事実、開発陣は「AZ60の企画にあたってまず譲れないのがブランドの名に恥じない上質な音づくり」と発言していますので、さすがは高級音響メーカーといったところでしょう。

頭内定位が目線より少し下に感じられることも個人的には好みのチューニングで、それゆえ高音の抜けも伸びやかに感じられますね。

なんというかEAH-AZ60は落ち着いて音楽に触れたくなる、そんな大人の時間を提供してくれる音質のイヤホンだと思います。

EAH-AZ60のイコライザー

EAH-AZ60は専用アプリ「テクニクス Audio Connect」にイコライザーが用意されています。

イコライザーはプリセットと完全カスタマイズで、プリセットは「バスエンハンサー、クリアボイス、トレブル+、ダイナミック」の4種類となっています。

Technics EAH-AZ60 イコライザー

完全カスタマイズでは5バンドでの調整で、EAH-AZ70Wでは±6dBだったところが±10dBまで調整可能になりました。

Technics EAH-AZ60 イコライザー完全カスタマイズ

イコライザー調整の自由度が上がったことで、市販のイヤーピースに変更したときの音質変化にもより柔軟に対応できるようになったと感じました。

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EAH-AZ60のANCと外音取り込み性能

つぎにテクニクス EAH-AZ60のアクティブノイズキャンセリング(=ANC)と外音取り込み性能をチェックしてみましょう。

ANC性能はWF-1000XM4に匹敵する性能を有しており、外音取り込みもアプリでレベルを調整すれば違和感なく使えると感じました。

EAH-AZ60ノイズキャンセリング性能

EAH-AZ60は前作のEAH-AZ70Wにも採用されていたデュアルハイブリッドノイズキャンセリングを搭載し、業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を実現しています。

EAH-AZ60 アクティブノイズキャンセリング

 

業界最高クラスというだけあってノイキャン性能は強力で、電車やバスの乗車時に使うと走行音は全く聞こえなくなりますし、車内放送も何を言っているのか分からないレベルです。

鉄橋・高架の通過時や対向電車とのすれ違い時などは若干音が入ってきますが、音楽を流していればそれもほとんど気になりません。

もちろんショッピングモールやカフェなど屋内ならほぼ無音になりますし、屋外でも周囲の雑踏はきれいに消し去ってくれます。

唯一「結構聞こえるな…」と感じるノイズは、道路沿いを歩いている際の車の走行音だけで、他は文句のつけようがないレベルです。

ハイブリッドノイズキャンセリングとは、フィードフォワード方式とフィードバック方式の両方を搭載しているという意味で、より強力なノイキャン性能が期待できる技術です。

【フィードフォワード方式とは】
ヘッドホンの外側にマイクを配置して外部からのノイズを集音し、そのノイズと逆位相の音波を電気的につくりだして同時に流す技術で周辺ノイズの大幅な低減を行う

【フィードバック方式とは】
ヘッドホンの内側にマイクを配置して本来の再生音と外部からのノイズ両方を集音し、その逆位相をぶつけていったんすべての音を消し去る技術で、耳の中のノイズの低減を行う

EAH-AZ60は、フィードフォワード方式にはデジタル制御、フィードバック方式にはアナログ制御という2つの制御でノイズの低減を行っているので「デュアル」となっているんですね。

Technics EAH-AZ60 デュアルハイブリッドノイズキャンセリング

それぞれのノイキャン方式に最適なノイズ低減制御を行っているので、強力なANC性能が実現されているということにも納得です。

なお、テクニクス EAH-AZ60も含めて、ノイズキャンセリング機能が優秀なイヤホンのランキング記事もありますので、よろしければご覧下さい。

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EAH-AZ60の外音取り込み性能

EAH-AZ60の外音取り込みは、お世辞にも自然に近い音とは言い難いと感じました。

外音取り込みはアプリで強弱を調整できるようになっているのですが、Maxで取り込むと周辺ノイズがかなり増幅されてちょっと不快に感じます。

強度40%~50%くらいに設定するとそれほど違和感を感じなくなったので、少し弱めの設定で試してみることをおススメします。

とはいえ、アンビエントモードにすると不快に感じるということではなく、実用性は十分にあるもの外音取り込み性能はそれほどレベルが高くないということですね。

なお、EAH-AZ60には、トランスペアレントモードアテンションモードという2つのアンビエント(外音取り込み)機能が搭載されています。

EAH-AZ60 アンビエントモード

 

トランスペアレントモードは周囲の音全てを拾い上げるもので、ウォーキングやランニング中の車の走行音などあえて周辺ノイズを聞きたいときに有効なモードです。

いっぽうアテンションモードは、再生中のコンテンツを一時停止し、周囲の会話やアナウンスなど人の声に特化して音を取り込むモードです。

ロウル
ロウル
外音取り込みの音質はファームウェアのアップデートで改善して欲しいですね。

EAH-AZ60の外観と装着感

テクニクス EAH-AZ60の充電ケース、イヤホン本体のデザインと装着感について確認してみましょう。

前作のEAH-AZ70と比べてかなり小型化されており、特に装着感は飛躍的に向上しています。

EAH-AZ60の本体と充電ケース

EAH-AZ60の充電ケースはAZ40よりひとまわり大きいものの、持ち運びには何ら問題のないコンパクトサイズ。

Technics EAH-AZ60 充電ケース

充電ケースに厚みがないですし、45gと軽いので上着のポケットに入れても何ら違和感を感じない大きさと重さです。

充電ケースの素材はブラスチックで、梨地加工が施されているのでチープな印象はありませんが、個人的にはAZ70Wのように天板部分にはヘアライン加工をしてほしかった!

イヤホン本体はというと、こちらも非常にコンパクトで耳のくぼみにすっぽりとおさまるような形状をしています。

Technics EAH-AZ60 イヤホン本体

タッチセンサー部はスピンドル加工が施されていて、薄めにプリントされたテクニクスのロゴが浮き上がるように見え、高級感のあるデザインになっていますね。

カラーバリエーションはAZ70Wを踏襲したブラックとシルバーの2色展開。

Technics EAH-AZ60 カラーバリエーション

 

個人的にはチタニウムやダークブルーなど、中間色をもう1色ラインナップしても良かったのではないかと感じております。

 

 

EAH-AZ60の装着感

EAH-AZ60はかなり装着感の良いワイヤレスイヤホンです。

Technics EAH-AZ60 イヤホン装着感

イヤホン本体の形状が耳のくぼみにピッタリおさまるようにデザインされており、イヤーピースのサイズ選択を間違えなければ遮音性もかなり高いと感じました。

純正イヤーピースはかなり優秀な装着感で、柔らかすぎず硬すぎず長時間装着しても耳が痛くなることはありません。

メーカーのホームページでは、ブレイクダンスや歌舞伎の連獅子でもイヤホンが外れないという検証動画がアップされていますので、相当自信があるのでしょう。

なお、同時発売のEAH-AZ40よりは若干大きいので、耳の小さな方はANCマストでなければそちらを選ぶという選択肢もアリかもしれません。

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ただしEAH-AZ60もかなり小型化されていますので、ほとんどの方は大きすぎて装着感が悪いということはないだろうと感じました。

EAH-AZ60の機能と操作性

さいごにテクニクス EAH-AZ60の機能や操作性についてみていきましょう。

アプリ機能の充実はもちろんですが、マルチポイントやLDACに対応している点がEAH-AZ60を選ぶ大きなメリットとなっています。

EAH-AZ60の専用アプリ

EAH-AZ60は専用アプリ「Technics Audio Connect」が用意されています。

Technics Audio Connect

Technics Audio Connect

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「Technics Audio Connect」のホーム画面は以下の通りで、イヤホン本体のバッテリ―残量確認やANC、外音、イコライザーの調整画面にワンタッチでアクセスできる仕様です。

 

EAH-AZ60 アプリ画面

 

また、画面右下の「設定」をタップすると各種設定メニューが開きます。

設定メニューはマルチポイントON/OFF、タッチセンサーカスタマイズ、利用する音声アシスタントの選択など、かなり豊富なメニューが用意されています。

EAH-AZ60 設定画面

 

「Technics Audio Connect」で出来ることを以下に簡単に纏めてました。

設定変更や各種調整機能が盛りだくさんなので、自分の好みに合わせてガンガンカスタマイズしちゃいましょう。

【Technics Audio Connectで出来ること】

・イヤホン本体のバッテリー状態確認
・ノイズキャンセリング強度調整
・アンビエントモード切替と強度調整
・マルチポイントON/OFF切替
・イヤホン本体のLED点滅ON/OFF切替
・Bluetooth接続モード選択
・タッチセンサーのカスタマイズ
・イコライザー
・自分の通話音声の事前確認
・ヘッドホンを探す

 

ロウル
ロウル
唯一不満なのが、アプリ画面で充電ケースのバッテリー残量が確認できないという点。ファームウェアのアップデートで改善して欲しいですね。

EAH-AZ60の操作性

EAH-AZ60は本体のタッチセンサーで様々な操作を行うことができます。

動作
音楽1回タップ音楽再生/停止
2回タップ音量DOWN次の曲にスキップ
3回タップ音量UP前の曲に戻る
2秒長押し音声アシスタント起動ノイズキャンセリング ⇒ 外音取り込み ⇒ OFF
通話1回タップ受話
2秒長押し着信拒否
通話中2秒長押し終話
2回タップミュート
3回タップノイズレベル切替

上の表はデフォルトの設定ですが、専用アプリ「Technics Audio Connect」で左右それぞれのイヤホンごとに操作カスタマイズを行うことができます

EAH-AZ60 タッチセンサーカスタマイズ

 

コンテンツ再生時、通話時ともに左右のイヤホン本体それぞれに細かく操作を割り当てることができるようになっています

カスタイズの自由度が非常に高いので、自分が操作しやすいように設定変更して使いやすさを追求しちゃいましょう。

EAH-AZ60のおすすめ機能

EAH-AZ60のおススメ機能を紹介していきます。

マルチポイント

EAH-AZ60の最も大きな進化はこのマルチポイント対応だといっても過言ではないでしょう。

正直なところ、EAH-AZ60がマルチポイントに対応しているということが判った瞬間、僕は本機の購入を決めていました。

マルチポイントとは?

同時に2台のデバイスにBluetooth接続をしておくことができる機能のこと。

Technics EAH-AZ60 マルチポイント

たとえばプライベートとビジネス用のスマホにマルチポイント接続しておけば、プライベートスマホで音楽再生中にビジネス用スマホに着信があった場合、ビジネス用スマホへの接続に切り替えてくれるという優れた機能。

このマルチポイントという機能は本当に便利で、2台のスマホ、スマホとPCなど良く使うデバイス2台にイヤホンを同時に接続しておけるので、使い勝手が飛躍的に上がります。

在宅ワークで集中力が途切れた時にBGMを流しながら作業をすることがあるんですが、そんな時にビジネス用のスマホに着信があってもスマートに対応が可能です。

また、通話はスマホ、ウェブミーティングはPCというユーザーの場合、スマホとPCをいちいちペアリングしなおさなくてもいいので、会議前に慌てることも無くなりますよ。

LDACに対応

EAH-AZ60はBluetooth伝送のコーデックに関して、SBC、AACに加えてLDACにも対応しています。

伝送コーデックごとの主な特徴は以下の表の通りで、LDACはハイレゾ音質の伝送も可能なコーデックです。

コーデック音質と特長遅延ビットレート
SBCBluetoothを搭載した機器は必ず対応している。SBCの音質を★と仮置きして他のコーデックと比較してみます。0.22秒前後64kbps~328kbps
AAC音質は★★。iPhoneやiPadのコーデックはAACが優先され、AACが使えない場合はSBCで接続される。0.12秒前後128kbps
256kbps(可変)
LDAC音質は★★★★。SONY独自の超音質特化型コーデック。遅延が大きいためゲームや動画視聴には向かない。1秒以上330kbps/660kbps/990kbps

Android端末ならXperiaなどLDACに対応している機種がありますので、それらのデバイスとペアリングすればハイレゾ音質で音楽を楽しむことが可能です。

JustMyVoiceの確認

EAH-AZ60は、「Technics Audio Connct」でJustMyVoice™での自分の通話音声を事前に確認することができます

これはアプリ上で自分の音声を一時的に録音し、相手に届くノイズ低減後の音声を聞くことができるという機能で、通話に適した環境かどうかを事前にチェックできるというもの。

たとえばカフェやオフィスからリモートミーティングに参加するようなこともあると思いますが、そんなとき周辺ノイズがどの程度相手に聞こえているか確認するのに便利ですね。

また、自分では意外と気付かないのが自宅での生活音。

テレワーク時に自宅で発生するどのようなノイズが相手側に聞こえやすいのかを知っておくと、おのずと対策も講じやすくなるはずですね。

イヤホン本体でのミュート操作

EAH-AZ60では、イヤホン本体のタッチセンサーで通話時のミュート操作ができるようになりました。

EAH-AZ70Wではイヤホン本体でミュート操作が出来なくて、いちいちスマホでマイクのON/OFFをしなければならなかったので、個人的にこれはすごくうれしい進化です。

リモートミーティングがあたりまえになったいま、会議で自分が発言しない時にマイクミュートにしておくのはもはやビジネスマナー。

スマホでマイクのON/OFFを操作する場合、しばらく話さないと画面が暗転してしまうので、いざ発言しようとしたときに画面を起動させてからマイクボタンを押すという2アクションが必要になります。

この2アクションって会話のやり取りをしている時なんかだと、けっこうタイムラグが発生しますし、操作そのものが面倒なんですよね。

本体のタッチセンサーでマイクミュート操作ができるイヤホン自体あまり多くないので、EAH-AZ60のこの機能の付加はユーザーニーズに応えたものだと評価できます。

 

 

テクニクス EAH-AZ60 レビューまとめ

テクニクス EAH-AZ60の総合評価と良い点、改善して欲しい点をまとめていきましょう。

評価項目ImpressionScore
通話品質現行機種の中で最高レベルの通話品質5.0
低音タイトでボリュームのある低音4.7
中音ボーカルがクリアで近くに感じられる4.8
高音繊細で透明感・分離感が素晴らしい4.9
ANCかなり強力で電車の走行音も抑制4.7
外音取込み違和感なく使用できるレベル4.5
アプリ機能必要な機能は揃っており不満無し4.8
機能加点マルチポイント対応5.0
機能加点LDACに対応5.0
機能加点JustMyVoiceでの自分の通話確認機能5.0
総合評価4.8

 

良い点

ビジネスシーンでも積極的に使える高い通話品質
上質で解像度の高いフラットな音質
業界最高クラスのノイズキャンセリング性能
自然な音に非常に近い外音取り込み機能
2つのデバイスに同時接続可能なマルチポイントに対応
ハイレゾ音質伝送可能なLDACに対応
安定した装着感
7つのサイズから選べるイヤーピースを同梱
使い勝手が良く機能豊富な専用アプリ
IPX4の防水性能
JustMyVoiceの確認で通話時の自分の声をチェック可能
質感の高いデザイン

改善してほしい点

アプリ画面に充電ケースのバッテリー残量表示なし
外音取り込みの音質が若干悪い
ワイヤレス充電非対応
aptX非対応

 

テクニクス EAH-AZ60は、リモートミーティングの機会が多く高い通話品質を望み、音楽も上質な音質を楽しみたいユーザーに使って欲しい完全ワイヤレスイヤホンだと感じました。

JustMyVoice™による高い通話品質を実現しながら、Technicsブランドに恥じない妥協のない音質のイヤホンなので、ビジネスとプライベートどちらに使っても満足感が得られると思います。

なによりLDACに対応していますので、AndroidスマホでLDACが使えるユーザーはハイレゾで音楽を楽しむことができるは大きな魅力でしょう。

また、アクティブノイズキャンセリング性能も高く、通勤・通学の電車内で音楽や動画を楽しみたい方にも、ノイズを気にせずコンテンツに没頭できるイヤホンとしておススメです。

くわえてマルチポイントに対応しているので、プライベートスマホでコンテンツを楽しんでいる時にビジネス用スマホに着信があれば、イヤホン本体の操作で受信する事も可能

SONY WF-1000XM4やAirPods Proなど、現在人気上位の機種とも十分対抗できる実力を兼ね備えた1台です。