AVIOT

AVIOT TE-D01m レビュー

AVIOT TE-D01m スペック

ファッショナブルな低価格ANC搭載機

AVIOT TE-D01mは2020年11月末に発売された同社初のANC搭載完全ワイヤレスイヤホン。

小柄な女性の耳にも違和感なくフィットする小ぶりな本体、ファッショナブルなカラーバリエーション、充電ケース含め50時間のロングバッテリー搭載と使い手を選ばない製品です。

アクティブ・ノイズキャンセリングON時に音質を損なわないよう、マイルドANCと呼ばれるチューニングが施されており、フラットで透明度の高い音質をいつでもどこでも楽しむことが可能。

マイク性能は標準以上の仕上がりでweb会議でも問題なく使用でき、aptX Adaptiveにも対応していることから動画などのコンテンツ視聴にも向き、シーンを選ばず活躍してくれる1台です。

AVIOT TE-D01m 評価

AVIOT TE-D01mの通話品質と音質をチェック

まずはこのブログで最も重視している通話品質と音質をチェックしていきましょう。

AVIOT TE-D01mのマイク性能

AVIOT TE-D01mのマイクは、十分合格点がつけられるものでした。

以下のマイクテストはオフィスで実施したものですが、まずはその音声をご確認ください。


緊急事態宣言下でテレワークが推進されていて、オフィスにはそれほど人が多くなかったこともありますが、マイクを通した声はしっかりと相手に届くものでした。

ただし、周辺ノイズを拾ってしまっていることから、聴き手がそれほどボリュームを上げなくても、ホワイトノイズのような雑音が少し気になるかなという印象はあります。

また、若干こもったような音声であることと、サ行の音域が高めに聴こえる気がします。

そういった意味では、大きなweb会議でファシリテーターを務めるなど、常に発言している立場の方はもう少しマイク性能の良い製品が良いと思います。

いっぽう、社内のwebミーティングやweb会議で発言する側の立場なら、十分使えるレベルのマイク性能だと思います。

AVIOT TE-D01mの音質とノイズキャンセリング性能

AVIOT TE-D01mは音質・ANCともにマイルドな味付けになっています。

AVIOT TE-D01mの音質

AVIOT TE-D01mの音質は、中音~高音域に厚みがあって、全体的にフラットな透明度の高い音質です。

ボーカルがしっかりと前に出ている感覚があり、高音域もまずまずの伸びだと思いますが、AVIOTの特徴である解像度が少し足りないように思いました。

また、低音~重低音と下に行くほどボリューム感というか厚みがもう少し欲しいなぁという印象で、低音好きな方はアタック感に物足りなさを感じるかもしれません。

その反面、低音域の音にボーカルが邪魔されることが無く、J-POPなどを中心に聴くのであればAVIOT TE-D01mはベストマッチでしょう。

音場は上下の先までとはいえないものの、この価格帯であれば必要十分な広さは表現できていると思います。

まとめると、AVIOT TE-D01mはクラシックやクラブミュージックには向かないものの、歌を聴くという用途なら価格以上の満足感を得られる製品であることは間違いありません。

AVIOT TE-D01mノイズキャンセリング

AVIOT TE-D01mのアクティブ・ノイズキャンセリング(=ANC)はフィードフォワード方式が採用されていて、ノイキャンON時の音質変化がないように「マイルドANC」とよばれるチューニングが施されています

ヘッドセットのノイズキャンセリング機能とは?ヘッドセットには2種類のノイズキャンセリング機能があります。1つは自分に聞こえる雑音、もう1つは相手の耳に聞こえる雑音を取り除くノイズキャンセリングです。この2種類のノイキャンを理解しないと、せっかくヘッドセットを購入しても期待外れになってしまいます。...

強力なANCが搭載された製品は、アクティブ・ノイズキャンセリングON時に耳孔に圧がかかったように感じたり、音質が変ってしまうといったデメリットも持ち合わせています。

AVIOT TE-D01mのANCは、このようなノイキャンON時の装着感や音質の変化を極力抑えるような調整、いいかえれば、あえて弱めのアクティブ・ノイズキャンセリングを採用しているんですね。

ただし、この製品はパッシブ・ノイズキャンセリング(=PNC)の効果が高い形状をしており、装着した瞬間にそれを強く実感することができます。

AVIOT TE-D01mはそもそもPNCに自信ありの製品なので、ANCをそれほど強くしない調整にしようという思い切ったコンセプトが採用されたのかもしれません。

電車やバスの中では、PNC効果で全体的にノイズは低減されていると感じるものの、ANCのONとOFFでそれほど変化はなく、ゴォーという重低音ノイズがカットされる程度です。

さりとて、音楽を流してしまえばノイズはそれほど気になりませんので、過度にノイキャンに期待して購入するのでなければ十分満足の得られる性能だと思います。

AVIOT TE-D01mの外観と装着感をチェック

つぎにAVIOT TE-D01mの外観と装着感をみていきましょう。

AVIOT TE-D01mの本体と充電ケース

AVIOT TE-D01mは充電ケース・本体ともに非常にコンパクト!

まずは充電ケースですが、W50mm×H45mm×D35mmと手の中にすっぽりとおさまる大きさで、上着のポケットに入れても全く問題なしです。

AVIOT RTE-D01m 充電ケース

ただ、本体を向かい合わせではなく横に並べて配置したため、厚みがあってコロンとした形のため、パンツやジーンズのポケットだとちょっと窮屈です。

あと、短い辺にヒンジがありフタが縦方向に開く形状になっていますので、デザイン性は良いのですが長期間使用しているとヒンジにぐらつきが出ないかな?とちょっと気になりました。

個人的に気になっただけ。細かくてすみません。

AVIOT TE-D01m 本体本体は少し厚みはあるものの直線的なフォルムをしており、「小さくていいなぁ」というのが第一印象ですね。

タッチセンサーと筐体上部の輪郭にほどこされた装飾が高級感を演出していて、デザイン的にも所有欲を満たしてくれる出来栄えに仕上がっていると感じます。

イヤーピースは平たいタイプのものが標準で付属していますが、装着感が悪いようならSpinfit CP350CP360AZULA SendaEarfit Light Shortなどを試してみることをおススメします。 

マイルドANC搭載機なだけに、イヤーピースはしっかりフィットするものを選びましょう。

また、カラーバリエーションが豊富なのもAVIOT TE-D01mの魅力

基本はアイボリー、パールホワイト、ナイビー、コーディナルレッド、ブラックの5色で、ロイヤルブルーはヤマダ電機限定色、シルバーはビックカメラ限定色の設定です。

AVIOT TE-D01m カラーバリエーション

いずれも繊細な色調で高級感が感じられ、所有欲を満たしてくれる雰囲気に仕上がっていますね。

 

AVIOT TE-D01mの装着感

直線的で小ぶりな本体のAVIOT TE-D01mは、耳孔に差し込んだだけで「あ、これはPNC効果の高い設計になっているな」と感じることができます。

AVIOT TE-D01m 装着感

なんというか耳にふたをしたような感覚とでもいいましょうか。

無理にイヤホンをねじ込まなくても、スッと耳に差し込んだらドライバーの角度を決めるだけでしっかりとフィットしてくれます

また、AVIOT TE-D01mの小さなボディは、小柄な女性の耳にも違和感なく装着することができますので、カラーバリエーションも豊富なので女性が手にして頂きたい製品です。

AVIOT TE-D01mの機能と操作性をチェック

最後にAVIOT TE-D01mの機能や操作性をみていきましょう。

AVIOT TE-D01mの操作性

AVIOT TE-D01mは本体のタッチセンサーで再生/停止、ボリューム調整など必要な操作ができるようになっています。

動作
音楽 1回タップ 再生/停止
2回タップ 音量DOWN 次の曲に進む
3回タップ 音量UP 前の曲に戻る
通話 1回タップ 受話/通話終了
通常時 長押し アンビエント ⇒ オフ ノイズキャンセリング ⇒ オフ

上記の表はデフォルトで設定されている操作を纏めたものですが、専用アプリ「AVIOT SOUND XXX」を使えばタッチセンサーのカスタマイズが可能です。

AVIOT TE-D01mの専用アプリ

AVIOT TE-D01mは、専用アプリ「AVIOT SOUND XXX」で音質や操作設定のカスタマイズが可能となっています。

AVIOT SOUND XXXでは、左右タッチセンサーの設定変更、10バンドグラフィックイコライザーによる音質変更などが可能です。

ただしこのアプリ、評判がすこぶる悪いようで、ファームウェアアップデート後はクチコミが「アプデできない!」など阿鼻叫喚の地獄絵図になることもしばしば…。

アップデートの通知が来たからといって、すぐに更新しないでしばらく様子を見てから更新したほうが無難みたいですね。

今後完全ワイヤレスイヤホンのファームウェアの出来栄えは、ハードウェア以上に重要な要素になってきますので、優秀なエンジニアの確保がメーカーの課題かと思います。

AVIOT TE-D01mのおすすめ機能

AVIOT TE-D01mの機能面での特徴は、アンビエント(外音取り込み)が自然の音声に近いということと、aptX Adaptiveに対応していることでしょう。

装着感のところでご説明した通り、AVIOT TE-D01mはANCはマイルドな味付けになっているものの、PNC効果の高い機種です。

そのため、イヤホン装着時にはノイキャンをONにしていなくても人の声がだいぶ聞こえずらくなります。

この機種にはアンビエント機能が搭載されていますが、これを使ってみたところ自然に近い音を取り込んでくれているなという印象でした。

このアンビエント、機種によっては変に集音マイクで増幅されたように聞こえるものもあるのですが、AVIOT TE-D01mに限ってはとても自然な音に聞こえました。

なんというか、音質・ノイキャン同様にアンビエントもマイルドな仕上がりなんですよね。

この機種のもう1つの特徴は、aptXだけでなく最新のaptX Adaptiveに対応していること。

最新のAndroidスマホであれば、動画のようなコンテンツも低遅延かつ高画質・高音質なaptX Adaptiveで楽しむことが可能です。

また、音ゲーなど遅延にシビアなコンテンツはaptX LLでないと厳しいですが、通常のゲームなら遅延ストレスなくプレイできる仕様になっています。

 

まとめ

AVIOT TE-D01mはAVIOT初のアクティブ・ノイズキャンセリング(=ANC)を搭載した完全ワイヤレスイヤホンです。

ただしTE-D01mに搭載されたのは、ノイズキャンセリングON/OFFでの音質変化が出ないようにチューニングされたマイルドANCで、ノイズ除去の強さを求めると期待外れになるので注意が必要です。

このあたりは、AVIOTの「日本の音をずっと聴き続けていたいと思う心地のよいイヤホンを開発したい」というブランドコンセプトに沿った製品開発を行ったからでしょう。

マイク性能は、周辺ノイズを拾いやすいこととサ行の音域が高めに聴こえることが欠点ですが、社内のwebミーティングや電話の通話になら十分対応できる品質です

オフィスで利用する場合は会議室などでの使用をおススメしますが、自室などテレワーク時に静かな環境で使う限りにおいては全く問題ないでしょう。

音質は、低音~重低音の厚みに物足りなさはありますが、中音域は厚みがあり、フラットで透明度が高くクセの無いAVIOTらしさを備えたイヤホンでもあります。

したがって、クラシックやクラブミュージックを好んで聴く方にはあまりおススメできませんが、邦楽やJ-Popなどを聴くにはとても相性が良く、透明感のある音楽を楽しむことができるでしょう。

本体が小型なので、耳の小さい方も装着しずらいと感じることなく使用できるでしょうし、繊細な色彩のカラーバリエーションも豊富なことから、女性におススメしたいイヤホンでもあります。