Jabra Elite 4 Activeは、アクティブノイズキャンセリングと外音取り込み機能を搭載したActiveシリーズのエントリーモデルです。
上位機種のElite 7 Activeが6マイク、マルチポイント対応なのに対し、4マイク、マルチポイント非対応となっていますが、そのぶん価格は15,000円程度でリリースされています。
エントリーモデルながら通話品質は「さすがJabra!」と感じる高さですし、サウンドもJabraらしい低音をベースにした聴き疲れしないチューニングとなっています。
これまでJabraのノイキャン機の売出価格は2万円以上だったのに対し、Elite 4 Activeはより手軽にJabraの高い通話品質や使い勝手の良さを体験できる製品となっています。

Contents
Jabra Elite 4 Activeの通話品質と音質
Jabra Elite 4 Activeの通話品質と音質をチェックしていきましょう。
Jabra Elite 4 Activeの通話品質
Jabra Elite 4 Activeは4マイクテクノロジーと、上位モデルのElite 7シリーズに比べて片側1つずつ搭載マイクの数が少なくなっています。
Elite 7シリーズでの通話はノイズが若干気になる結果だっただけに、Elite 4 Activeの通話品質はどの程度のレベルかさっそく試してみました。
マイクテストは夕方のカフェで、着席率80%程度、BGMも軽く流れている状態でした。
【Jabra Elite 4 Active マイクテスト】
マイクテストの結果はかなり満足のいくもので、さすがJabraと思わせるだけの通話品質です。
周辺ノイズもしっかり抑制できていますし、なにより自分の声にマイクがしっかりフォーカスしているのがお分かりいただけると思います。
これなら在宅など静かな場所でならリモートミーティングに積極的に使えますし、カフェなどでも短いビジネス通話であれば相手に不快感を与えることはないでしょう。
価格も15,000円程ですので、オンライン授業用の完全ワイヤレスイヤホンとして学生さんにもおススメしたい製品ですね。
Jabra Elite 4 Activeの音質
Jabra Elite 4 Activeは低音が少し強めで厚みがあり、ボーカルなど中音はクリアに聴こえる音質で、低音~中音が耳に心地良く響くチューニングになっています。
低音が強すぎず弱すぎず、でも曲全体を下支えするような存在感があり、そこに分離感・解像度ともにレベルの高い中音が乗ってくるという感覚。
ただし、高音のパワーが若干不足しており、中音がクリアに聴こえるだけにその陰に隠れてしまうような印象です。
以前、Jabra Elite 3をレビューしましたが、音質はそれに近い感じですね。
Jabra Elite 4 ActiveはANCが強めの機種だと感じていますが、ノイキャンをONにしても音質がほとんど変らないので、その点は大きなメリットだと思います。
音場は縦というよりは低音を中心に横に広い印象で、この価格帯のワイヤレスイヤホンとしては十分な広さではないかと思います。
なお、Jabra Elite 4 Activeは専用アプリに4つの音楽用プリセット+完全カスタマイズ可能なイコライザーが用意されています。

5バンドで直感的な操作ができるつくりになっていますので、高音の物足りなさを感じる方はミッドレンジ~トレブルを持ち上げればOK。
このあたりの使い勝手の良さも、Jabraの完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ大きなメリットだと思います。
Jabra Elite 4 ActiveのANCと外音取り込み性能
Jabra Elite 4 Activeのアクティブノイズキャンセリング(=ANC)と外音取り込み性能をチェックしていきましょう。
Jabra Elite 4 ActiveのANC性能
Jabra Elite 4 ActiveのANCは、歴代Eliteシリーズの中でも強力な部類ではないかと個人的には感じています。
そもそも装着したときの耳栓効果(パッシブノイズキャンセリング)が高いので、ANCのスペックが最大限に効果を発揮する製品だと思います。
Jabra Elite 4 Activeは、専用アプリ「Jabra Sound+」でANCのパーソナライズができるんですが、この調整中に「あれ⁉Elite 7より強くないか…?」と感じたんですよね。
ANCのパーソナライズは、専用アプリのパーソナライズから設定することができ、イヤホンがしっかり装着されていれば十分なノイキャン効果が得られるはずです。

アクティブノイズキャンセリング(ANC)をタップするとANCのパーソナライズに進みますので、イヤホンを装着して周辺ノイズがある環境下でノイキャンの強度を調整します。
マイクテストを行ったカフェでパーソナライズも実施したんですが、上下スライドバーの一番上にポジションした時のノイキャン強度が明らかに強くなるのが感じられました。

Elite 7 ProやElite 7 Activeでも同じパーソナライズを実施するんですが、Elite 4 Activeは、この上下スライドでのノイキャン強度に最も変化があった機種ですね。
Elite 7シリーズと比べてElite 4 Activeが一番耳にフィットしていたからという可能性は捨てきれませんが、電車内の走行音などはかなりカットしてくれています。
それほどボリュームを上げなくても動画のセリフも聞こえますので、普段使いのノイキャン機としては全く問題の無いレベルだと思います。
Jabra Elite 4 Activeの外音取り込み性能
Jabra Elite 4 Activeは外音取り込み性能も高いレベルにあり、HearThroughにモードチェンジした瞬間にイヤホンを装着しているのを忘れるような錯覚にとらわれるほど周囲の音が自然に聞こえます。
HearThroughは5段階に調整可能で、HearThroughの強度を最大にしても、周辺ノイズが耳につくような感覚はありません。

Jabra Elite 4 Activeは、ここ最近の完全ワイヤレスイヤホンの中で、最も外音取り込み性能が高いといえる製品だと感じています。
Jabra Elite 4 Activeの外観と装着感
Jabra Elite 4 Activeの充電ケースと本体をチェックしていきましょう。
Jabra Elite 4 Activeの本体と充電ケース
Jabra Elite 4 Activeの充電ケースは28.4mm×38.9mm×64mmと、Elite 3やElite 75tよりも少しだけ大きいサイズです。

とはいえ、手のひらサイズなのでポケットに入れて持ち運べる大きさで、外出するときに邪魔になるようなことはありません。
Elite 7 ProやElite 7 Activeが平たい充電ケースになったのに対し、Elite 4 Activeは従来通りの縦に長い設計で、Jabraユーザーにはこの形のほうがしっくりくるかも。
イヤホン本体はElite 3をゴム素材で覆ったような形状をしており、かなり小型のイヤホンだという印象です。

ただ、下の画像の通りElite 7 Activeと比べるとElite 4 Activeのほうが若干サイズが大きくなっています。

形もElite 4 Activeは三角形で少しシャープなイメージですが、elite 7 Activeはコロンとしたティアドロップ型になっていますね。
物理ボタンの部分も、Elite 4 ActiveはJabraのロゴがプリントですがElite 7 Activeは刻印と、このあたりコストのかけ方に違いがあるのは致し方ないところでしょう。
カラーバリエーションはElite 7 Activeと同じブラックとネイビー、そしてミントの3色。

Elite 7 Activeに比べると若干白っぽいカラーリングなのもElite 4 Activeの特長だと思います。
Jabra Elite 4 Activeの装着感
Jabra Elite 4 Activeは耳との密着度が非常に高く、装着安定度が高い完全ワイヤレスイヤホンです。

装着しただけで高域の周辺ノイズが聞こえなくなるほどのパッシブノイズキャンセリング性能で、電源をONにせずに耳栓として使うこともできるほどです。
これだけ耳栓効果が高いということは耳との密着度が高いということで、頭を激しく振ってもイヤホンがズレる感覚すらありません。
Activeという名を冠するということはワークアウトでの使用を前提に製品化されていますので当然と言えば当然ですが、この密着度は完全ワイヤレスイヤホンとしてはトップクラスですね。
イヤホン本体がコンパクトなので、耳が小さな小柄な女性でも高いフィット感が得られるはずです。
Jabra Elite 4 Activeの専用アプリ
Jabra Elite 4 Activeは、Jabraの完全ワイヤレスイヤホン専用アプリ「Jabra Sound+」に対応しています。
Jabra Elite 4 Activeアプリホーム画面とメニュー
Jabra Elite 4 ActiveのJabra Sound+ホーム画面は以下の通りです。

ホーム画面ではイヤホン本体のバッテリ―残量、サウンドモード切替、音楽用プリセットと完全カスタマイズ可能なイコライザーなどが表示されています。
Elite 7 Activeでは左右のイヤホンそれぞれと充電ケースのバッテリ―残量が確認できますが、Elite 4 Activeでは表示が簡素化されているのは少し残念ですね。
画面左上の歯車のマークをタップするとヘッドセットの設定やパーソナライズ、Find MY Jabraなど各種メニューが選択できる画面に遷移します。

ヘッドセット設定を選択すると、オーディオ体験・通話体験・ヘッドセット設定の3つのメニューが選択できるようになります。

HearThroughモードにした時に音楽再生を継続するか、通話中に自分の声を聞く(側音)か、ヘッドセットのボタン操作で選択できるモードの種類など 、それなりにカスタマイズが可能です。
Jabra Elite 4 ActiveはJabraのノイキャン機としてはエントリーモデルの位置づけなので、Elite 7 Activeと比較するとアプリの機能は少なくなっています。
しかし、普段イヤホンを使用するのに最低限これは欲しいと思う機能は網羅されていますので、使ってみて不便に感じることはないでしょう。
Jabra Elite 4 Activeの機能
Jabra Elite 4 Activeの機能面についてみていきましょう。
Jabra Elite 4 Activeの操作方法
Jabra Elite 4 Activeはイヤホン本体で操作することが可能です。
イヤホン本体の形状からはタッチセンサーに見えますが、Elite 3やElite 7と同じくJabraマークの部分が物理ボタンになっています。
| 動作 | 左 | 右 | |
|---|---|---|---|
| 音楽 | 1回押し | ヒアスルー ⇒ ANC ⇒ OFF切替 | 音楽再生/停止 |
| 2回押し | 音声アシスタントもしくはSportify Tapへのクイックアクセス | 次の曲にスキップ | |
| 3回押し | - | 前の曲に戻る | |
| 長押し | 音量DOWN | 音量UP | |
| 通話 | 1回押し | 受話/マイクミュートON・OFF | |
| 2回押し | 着信拒否/通話終了 | ||
| 長押し | 音量DOWN | 音量UP | |
物理ボタンのメリットは、イヤホンの着脱時に誤動作を起こさないこと。
タッチセンサーのワイヤレスイヤホンって、イヤホンを外すとき知らないうちにタッチセンサーを触ってしまい、デスクに置いたまま曲がずっと流れっぱなしなんてことが良くあります。
物理ボタンだとこのような誤作動がほとんどないので、着脱時に気を遣う必要がないのがありがたいんですよね。
なお、Elite 4 Activeはボタン操作のカスタマイズができません。
この点はデメリットではありますが、デフォルトの操作設定に不便を感じることはないので、個人的には購入を躊躇するほどの欠点ではないと思います。
IP57の防塵・防水性能
Jabra Elite 4 ActiveはIP57の防塵・防水性能となっています。
IPは防塵・防水等級の国際規格で、前の数字が防塵性能、後ろの数字が防水性能を表していて、防塵等級は0~6の7等級、防水は0~8の9等級があります。

防塵等級5は「機器の正常な動作に支障をきたしたり、安全を損なう程の量の粉塵が内部に侵入しない」レベルであり、家電品としては最高レベルの等級です。
また、防水等級7は「15cm~1mの水中に30分間水没しても影響を受けない」レベルで、こちらも家電品としては最高水準の防水性能となっています。
Jabra Elite 4 Activeのレビューまとめ
それでは最後にJabra Elirte 4 Activeの総合評価と、良い点・改善してほしい点を整理してみましょう。
| 評価項目 | Impression | Score |
| 通話品質 | ビジネスにも積極的に使えるレベル | 4.5 |
| 低音 | 厚みがありパワフルで小気味の良い低音 | 4.4 |
| 中音 | 分離感・透明感のある中音 | 4.3 |
| 高音 | 若干パワー不足 | 4.1 |
| ANC | 電車内の走行音はしっかりカット | 4.5 |
| 外音取込み | かなり自然に聞こえる | 4.8 |
| アプリ機能 | 多機能ではないが必要な機能は網羅 | 4.3 |
| 機能加点 | 耳に吸い付くような装着感 | 5.0 |
| 総合評価 | 4.5 | |
✓ビジネスシーンでも使用可能な通話品質
✓低音~中音にかけて厚みのあるサウンド
✓Jabraとしては強めのANC性能
✓イヤホン装着を忘れるような外音取り込み性能
✓耳に吸い付くかのような装着感
✓充電ケース・イヤホン本体ともコンパクト設計
✓操作しやすい専用アプリ
✓誤操作の少ない物理ボタンを採用
✓IP57の防塵・防水性能
✓高音が若干パワー不足
✓コーデックがAAC非対応
✓マルチポイント非対応
✓ワイヤレス充電非対応
Jabra Elite 4 Activeは、Jabraのノイキャン機としては2万円を切る価格でリリースされた求めやすいモデルとなっています。
Elite 3と同じくAACコーデックに対応していないので、iPhoneユーザーは音質面で少し物足りなさを感じるかもしれません。
しかしaptX™に対応していることから、Androidユーザーなら通話品質の良い完全ワイヤレスイヤホンとして同価格帯での購入有力候補となることは間違いありません。
また、マルチポイントに対応していないのがネックではあるものの、2台のデバイスを同時に使用する機会のないユーザーであれば、Jabraの通話品質を低価格で手に入れることができます。
コーデックとマルチポイントの2つの要素に不満を感じないのであれば、Jabra Elite 4 Activeは非常に使い勝手の良い高性能ワイヤレスイヤホンだといえるでしょう。















