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OneOdio SuperEQ S1 レビュー

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OneOdio SuperEQ S1 スペック

SuperEQ S1は、香港の新興ヘッドフォンメーカーOneOdioの製品です。

低価格ながらアクティブノイズキャンセリング機能や外音取り込みモードなどを搭載し、Bluetooth接続ではマルチポイントにも対応しています。

正直なところ、この価格でここまで機能を搭載することができるんだという驚きが大きく、商品を見るたびに気になっていた製品です。

今回、OneOdio様からSuperEQ S1の商品提供を頂けるというお話があり、感じたことをそのまま記事にして構わないとのことだったのでレビューさせて頂くことにしました。

 

 

SuperEQ S1の外観と装着感

まずは、Oneodio SuperEQ S1の外観と装着感をチェックしていきましょう。

SuperEQ S1開封

SuperEQの箱はこんな感じで、サイドのデザインがポップですね。

OneOdio SuperEQ 外箱

ふたを開けると収納袋が真ん中に折りたたまれて入っていて、その下に本体がしっかり包装されて格納されています。

OneOdio SuperEQ 箱を開けた画像

この収納袋は合皮ではあるものの手触りが良く、高級感が感じられる質感になっています。

中身を取り出すと、ヘッドフォン本体とケーブルなどの付属品、取扱説明書などがきちんと入っています。

oneOdio SuperEQ 内容物

付属品の中身は、3.5mm3極イヤホンジャック オーディオケーブル、充電用ケーブル(Micro USB-TypeB)、あと3.5mm入出力一体型イヤホンジャックの3つ。

3.5mm入出力一体型イヤホンジャック(この名称が正しいか分かりませんが…)って初めて見たけど、会社のPCが音声入出力が別のポートになっているのでこれはありがたい!

SuperEQ S1本体

SuperEQ S1本体を取り出してみましょう。

OneOdio SuperEQ 折りたたみ状態

上の画像のように本体は折りたたむことができますので、かなりコンパクトな印象です。

ハウジングは厚みがありSuperEQ S1を手にするとずっしりと重く、価格以上の高級感が感じられます。

OneOdio SuperEQ S1 本体画像

広げてみるとこんな感じで、けっこうな存在感です。

スライダーはヘッドバンド内に格納されているタイプなので、商品コンセプト通り若者向けのスタイリッシュなデザインとなっていますね。

SuperEQ S1の装着感

次にSuperEQ S1の装着感をみていきましょう。

OneOdio SuperEQ 装着感

まずイヤーパッドですが、非常に柔らかい素材が使われていてソフトな装着感だと感じました。

左右の締め付けもそれほど強くなく、かといってゆるくもないちょうど良い感じなので、長時間の使用でも耳の周辺に痛みを感じたり、安定感が悪くストレスを感じることはないと思います。

OneOdio SuperEQ S1 イヤーパッド

ヘッドバンド内側の赤い部分はクッションになっていて細かい気配りが感じられます。

スライダーは左右それぞれ6.5cmほど伸ばすことができます。

OneOdio SuperEQ S1 スライダー

ただし、ヘッドフォンそのものがあまり大きな商品ではないので、頭の大きな方はスライダー最長にしてちょうど良いくらいかもしれません。

SuperEQ S1の操作方法

SuperEQ S1はヘッドフォン右側に操作ボタンが集約されています。

OneOdio SuperEQ 操作ボタン

上の画像は、ヘッドフォン右側のハウジングに設けられた操作スイッチです。

左側の画像のANCボタンの下に電源&操作ボタンが隠れてしまっている状態で、それをひっくり返したのが右側の画像です。

電源&操作ボタンは以下の通りに設定されています。

利用シーンボタン種類操作動作
電源2秒長押し電源ON
3秒長押し電源OFF
Bluetooth5秒長押しペアリングモード
音楽1回押し再生/停止

1回押しボリュームアップ
2秒長押し次の曲にスキップ
1回押しボリュームダウン
2秒長押し前の曲に戻る
通話着信時1回押し受話/通話終了
着信時2秒長押し着信拒否
通話時2回押し新たな着信に応答
通話時2回押しオーディオへ切替
通常 or 音楽再生時ANCボタン1回押しアクティブノイズキャンセリング ON ⇔ 外音取り込み
2秒長押しアクティブノイズキャンセリング OFF

ヘッドフォンを使用するのに必要な基本動作は全て本体で操作できるので便利ですし、右側にボタンが集約されているので覚えやすいというのもメリットですね。

実際に操作してみましたが、ボタンの押し分けも問題ありません。

SuperEQ S1の音質と通話品質

OneOdio SuperEQ S1の音質と通話品質をチェックしていきましょう。

SuperEQ S1の音質

SuperEQ S1は、メーカーホームページではタイトで力強い重低音を生み出し、あらゆる重低音の細部を豊かに表現できるとされています。

実際に使ってみての感想ですが、力強い重低音は確かに感じられるものの、重低音の細部を豊かに表現するという点においては、デバイスの接続方法とANC ON/OFFに左右されるという印象を受けました。

Bluetooth接続時の音質について

SuperEQ S1をBluetooth接続して音楽を聴くと、アクティブノイズキャンセリング(=ANC)機能のONとOFFではだいぶ音質が異なります。

まずANC OFFの状態では低音の音圧が非常に強く、また、重低音になればなるほど音の輪郭が崩れてボアつく感覚があります。

いわゆる低音ブーストを聴かせすぎたチューニングで、中音~高音と上に行くにしたがって音の線が細くなるため、特に高音が低音に邪魔されてバランスが崩れてしまっています。

しかし、これがANC ONにすると一変します。

低音がタイトになり音楽全体の解像度が上がり、ボーカルも一歩前に出てくるような印象を受けます。

ANC OFFの時に感じた低音が全体を覆いつくすような感覚が消え、低音・中音・高音の分離が感じられる良いバランスになります。

いわゆるドンシャリ系の音質で、機能面を合わせて考えればこの価格帯のヘッドフォンとしては十分な性能だと思います。

AUXケーブル接続も含めて、聴いた中ではBluetooth接続+ANC ONの組合せが最もバランスが良いと感じました。

AUXケーブル接続時の音質について

SuperEQ S1を3.5mmイヤホンジャックで接続すると、Bluetooth接続時より低音のパワーが和らぐ印象です。

まず、ANC OFFの状態でも低音の音圧はそれほどでもなく、Bluetooth接続+ANC ONの組合せと似たような音質になります。

ただし、Bluetooth接続+ANC ONの組合せと比べると若干低音のボアつきを感じるので、個人的にはAUXケーブル接続は必要ないかなと感じました。

次にANC ONにした場合ですが、低音のパワーが落ちるだけでなく、中音~高音もパワーダウンしてしまい曲全体に厚みが無くなってしまいます

なんというかインイヤーの完全ワイヤレスイヤホンで音楽を聴いているような感覚で、せっかくの40mmドライバーが全く仕事をしていない感じ。

ということで、SuperEQ S1で音楽を聴くならBluetooth接続+ANC ONがおすすめだと思います。

また、ボーカルとの距離が近く感じるヘッドフォンで、その点は個人的には好印象です。

SuperEQ S1の通話品質

SuperEQ S1には通話用マイクが搭載されています。

どのくらいの通話品質か自室でマイクテストをしてみました。

【OneOdio SuperEQ S1マイクテスト】


 

かすかにハウリング音が入るのは気になりますが、自分の声はきちんと拾えていますので、商品価格を考慮すれば標準的な通話品質ではないかと思います。

友達との通話や、発言機会の少ないオンライン授業などであれば十分使えるレベルにあるといえるでしょう。

ただしハウリング音はやはり気になりますので、ビジネスで使用するのは控えたほうが良いと思います。

SuperEQ S1の音声遅延について

SuperEQ S1の対応コーデックはSBCとAACです。

動画視聴時の音声遅延がないか検証してみたところ、音の遅れは全く感じられませんでした

検証に使ったデバイスはiPhoneXですので、AAC接続なら遅延は感じないという条件付きではありますが。

Android端末だとSBC接続になってしまいますので、結果は違ったものになってくる可能性はあると思います。

SuperEQ S1 ANC機能など

OneOdio SuperEQ S1の機能面について確認していきましょう。

SuperEQ S1のANC性能

SuperEQ S1にはハイブリッドアクティブノイズキャンセリング機能が搭載されています。

製品ホームページでは最大の騒音低減効果は33dBとされていますが、その実力の程はどのくらいでしょう?

実際に使用してみたところ、エアコンのモーター音はANC ONにした瞬間に全くしなくなりました

また、YouTubeで電車の車内の音を流して実験してみましたが、走行音などの低音域の音はほぼ聞こえなくなり、音楽を流せば全く気にならないレベルです。

車内アナウンスや「ガタン」といった中~高音はそれなりに聞こえますが、それも確実にANCが効いていると実感できるくらい低減されています。

正直なところ、価格帯を考えるとANC性能はあまり期待できないとの先入観を持っていたんですが、良い意味で裏切られました。

SuperEQ S1のANC性能は、この価格帯としてはかなりの高性能だと思います。

SuperEQ S1の外音取り込みモード

SuperEQ S1には外音取り込みモードも登載されています。

オーバーイヤー型のヘッドフォンの場合、そもそも周囲の音が聴こえにくいので外音取り込みモードが搭載されているのはうれしい仕様ですね。

実際に外音取り込みモードを使用してみましたが、十分使える性能でした。

外音取り込みモードはANCボタンで切り替えるんですが、ボタンを押すと一呼吸おいてから外音取り込みモードに切り替わります。

明らかに機械を通して増幅されたような音ではなく、かなり自然に近い音で聞こえる印象です。

ANC機能同様、外音取り込みモードもこの価格帯にしてはかなり優秀だと思います。

SuperEQ S1はマルチポイント対応

SuperEQ S1の大きな特徴の1つとして、このマルチポイント対応があげられます。

マルチポイントとは?

マルチポイントとは、同時に2台のデバイスにBluetooth接続ができる機能のことです。プライベートと仕事用のスマホ2台持ちなどの場合、マルチポイント機能で同時に2台にBluetooth接続しておけば、ペアリングしなおすことなく端末を切り替えて使うことが可能です。

実際にiPhone2台に同時接続し、片方のiPhoneで音楽を聴いている時に、もう1台のiPhoneに電話の着信があったと仮定して実験をしてみました。

着信中にヘッドフォンの電源ボタンを1回押すと電話を取ることができ、通話を切ると自動的にもとのiPhoneへの接続に切り替わって音楽が流れ始めます

高価格帯の完全ワイヤレスイヤホンでもマルチポイントが搭載されている機種はまだ数が少なんですが、ヘッドフォンではこの機能が搭載されている製品が多いです。

この価格でマルチポイント対応なら、自宅では完全ワイヤレスイヤホンではなくヘッドフォンを使うのもアリだなと感じました。

 

 

まとめ

それでは最後にOneOdio SuperEQ S1の良い点、改善してほしい点を整理してみましょう。

良い点

ワンランク上に感じられるしっかりした外観と質感

ボーカルの声が近くに感じられる音質

操作しやすい本体ボタン

アクティブノイズキャンセリング性能の高さ

自然な音に近い外音取り込みモード

マルチポイントに対応

 

改善してほしい点

接続方法とANC ON/OFFでの音質のバラツキ

音の解像度を上げて欲しい

通話時に微妙に聞こえるハウリング音

aptXに対応して欲しい

 

今回、SuperEQ S1を使って感じたことは「この価格でここまでの機能が搭載できるんだ」という驚きと、「もう少し価格を上げてでもクリアな音質を目指して欲しい」という期待感です。

実売5千円前後という価格でこれだけ高いANC性能を備え、マルチポイントにも対応しているというのは製品としては大きな強みではないかと思います。

また、製品コンセプトの通り「力強い低音」というチューニングにはなっているので、あとは音一粒一粒の解像度や透明度が加わればさらに良くなると感じました。

もちろん、この価格でこの機能と性能なら、SuperEQ S1はコスパの高いヘッドフォンであることは間違いありません。

ただ、OneOdioの現在の製品ラインナップを見ると製品価格帯が狭いので、今後音質にこだわった少し上の価格帯を設定してはどうかと思います。

この価格でこれだけの機能を搭載する技術力があるのですから、音質強化に力を入れて少しずつ価格を上げていけば、数年後には1万円近辺で良いヘッドフォンを出してくるのではないかと期待が膨らみます。