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JBL Live Free NC+ TWS レビュー

JBL Live Free NC+ TWS スペックパワフルなJBLサウンドを手頃な価格で

JBL Live Free NC+ TWSはJBLのアクティブノイズキャンセリング機能搭載ワイヤレスイヤホンです。

明るくパワフルなJBLサウンド、web会議にも十分利用可能な通話品質、IPX7の防水性能、ワイヤレス充電対応など、1万円中盤の価格帯としては必要十分な機能が揃っています。

専用アプリ「My JBL Headphones」でのカスタマイズも充実しており、イコライザーによるチューニング効果も高いのでお好みの音質を設定することが可能です。

使って楽しいイヤホンとして幅広いユーザーにおススメしたい1台です。

 

JBL Live Free NC+ TWS 総合評価
 

 

JBL Live Free NC+ TWSの通話品質と音質

JBL Live Free NC+の通話品質と音質をチェックしていきましょう。

JBL Live Free NC+ TWSのマイク性能

JBL Live Free NC+ TWSは片側2つ×2の4マイクを搭載しています。

4マイクには自分の声にフォーカスするビームフォーミング機能が搭載されていて、クリアな通話が可能と製品ホ―ムページには記載されていますが、実際の実力はどの程度でしょうか?

今回のテストも夕方のカフェで実施しています。

席は8割ほど埋まっていて店内にはBGMが流れている状況で、マスクを着用したまま発声しています。

【JBL Live Free NC+ TWS マイクテスト】


結論から申し上げると、JBL Live Free NC+ TWSの通話品質はかなり高いレベルにあると感じました。

若干音声がこもるような印象はありますが、人の会話とBGMでそこそこざわついた店内だったことを考慮すると、かなりクリアに自分の音声を拾えていると思います。

4マイクの完全ワイヤレスイヤホンとしては、最高に近い通話品質ですね。

これなら自宅でのテレワーク時の使用はもちろんのこと、オフィスで自席からweb会議に参加するときにも十分使えます。

JBL Live Free NC+ TWSの音質

JBL Live Free NC+ TWSはマイルドなドンシャリ系の音質で、JBLらしいパワフルで明るいサウンドが楽しめるイヤホンです

JBL Club Pro+ TWSがクラブミュージック向けのチューニングを施されているのに対し、このイヤホンはロックやポップスなどを聴くのに適していると感じました。

沈み込んでからせりあがってくるような重厚感には物足りなさを感じますが、それでも元気の良い低音が音楽全体を下支えしている感覚があります。

中音~高音は透明感があって解像度も高く、楽器1つ1つの音がはっきり聴こえつつ、ボーカルがしっかり前に出てくるといった印象ですね。

この中音~高音域の明るい音色と全体をしっかり下支えする低音が、まさにJBLサウンドといわれる迫真性の高い音質を形成しているのではないかと思います。

高価格帯のイヤホンにある女性ボーカルの高音域がどこまでも突き抜けていくような伸びやかさはないものの、これはあくまで比較論。

はじめて完全ワイヤレスイヤホンを使う方や、これまでエントリーモデルを使っていたかなら高音の伸びに不満を感じることは無いレベルに仕上がっています。

また、イコライザーでのチューニングが結構効くのもJBL Live Free NC+ TWSの良い点ではないかと思います。

Jazz、Vocal、Bassの3つのプリセットが用意され、自分好みのカスタマイズにも対応しています。

JBL Live Free NC+ TWS イコライザー

イコライザーをいじると全バンドともかなり印象が変わりますので、プリセットで好みに近い設定を確認して、そこから自分好みにアレンジするという楽しみがありますね。

音場もそれほど広くはないものの、同価格帯の製品との比較なら不足感は全く感じられず、平均レベル以上の品質だと思います。

JBL Live Free NC+ TWSは「突出したところは見られないものの、音質に関しては価格以上の満足感を得られる」完全ワイヤレスイヤホンだといえるでしょう。

JBL Live Free NC+ TWSのノイズキャンセリング性能

JBL Live Free NC+ TWSのアクティブノイズキャンセリング(=ANC)は、ヘッドホン外側のマイクでノイズを集音し、それと逆位相の音波をぶつけるフィードフォーワード方式です。

それゆえノイキャンの効きはあまり強力とはいえず、マイルドな仕上がりとなっています。

自宅の換気扇や電子レンジなどの音や雑踏などのノイズは気にならないものの、電車や地下鉄の走行音までスッと消えるほどの強さではありません。

音楽などのコンテンツを流してしまえば電車や地下鉄の中でも使えるレベルではありますが、ノイキャンの効きを重視する方には物足りないでしょう。

いっぽうで、強力なノイキャン性能のイヤホンにありがちな鼓膜への圧迫感のようなものは感じられず、音質もANC ONによる変化はほぼありません

強力ではないけれどANC性能はしっかり実感できるイヤホンですので、ノイキャン入門機としては十分な性能といえるのではないでしょうか。

ちなみに、アクティブノイズキャンセリングには、もうひとつフィードバック方式という技術があります。

これは、イヤホン内側にマイクを配置して本来の再生音と外部からのノイズ両方を集音し、その逆位相の音波をぶつけていったん全ての音を消してから再生音だけを流す技術。

フィードフォーワード方式とフィードバック方式では、フィードバック方式のほうがノイズキャンセリング効果が高く、製品価格も高くなる傾向にあります。

JBLの製品ではClub Pro+ TWSがフィードフォーワード方式とフィードバック方式の両方が搭載されたハイブリッド方式を採用しています。

ノイキャンの効き重視でイヤホンを選びたい方は、JBLならこちらの製品を検討することをおススメします。

JBL Club Pro+ TWS レビューJBL Club Pro+ TWS は欲しいもの全部入りの非常にコスパの高い完全ワイヤレスイヤホンです。元気でノリの良い音質と装着センサーやANCなどクラス最高レベルの多機能が売りの本機は、非常にバランスの良い買って損はしない製品といえるでしょう。...

JBL Live Free NC+ TWSの外観と装着感

JBL Live Free NC+ TWSの外観と装着感をチェックしていきましょう。

JBL Live Free NC+ TWSの本体と充電ケース

JBL Live Free NC+ TWの充電ケースは非常にコンパクトで、手の中にすっぽり収まるサイズです。

JBL Live Free NC+ TWS 充電ケース

この大きさならジーンズのポケットにいれて持ち運ぶことも十分可能でしょう。

ただし、そのぶんイヤホン本体を格納するハウジングが小さいので、市販のイヤーピースへ交換しようとすると制約が出てきます。

手持ちのイヤーピースで試してみたところSpinfit CP360は大丈夫でしたが、これより傘が高いイヤーピースだとフタが閉まらなくなる可能性が高いですね。

本体はなんだかツルツル滑って若干取り出しにくいのが難点です。

JBL Live Free NC+ TWのイヤホン本体は良くも悪くもJBLらしいデザインで、シンプルイズベストといった感じ。

JBL Live Free NC+ TWS イヤホン本体

もう少し装飾を施して欲しい気もしますが、余計なコストをかけず価格を抑えてくれているんだと思えばこれで十分なのかもしれません。

カラーバリエーションは全4色で、JBLの完全ワイヤレスイヤホンの中では多いほう。

JBL Live Free NC+ TWS カラーバリエーション

RoseはJBL Live Free NC+ TWにしか設定がなく、コンパクトな本製品は女性向けにも力を入れているということなのでしょう。

僕なんかは、この製品を装着している女性を発見したら「お!JBLをチョイスするなんて、なかなかいいセンスしてるなぁ」なんて思ってしまいますね。

 

 

JBL Live Free NC+ TWSの装着感

JBL Live Free NC+ TWの装着感は、耳と一体になるような感覚まではいきませんが、さりとて位置が決まらないなどということはないので、良くも悪くも普通といった感じです。

JBL Live Free NC+ TWS 装着感

イヤホン本体に羽のような部分がありますがこれはエンハンサーと呼ばれるもので、SサイズとMサイズの2種類が同梱されています。

この羽のような部分を耳の外側に引っ掛けるようにしてイヤホンを固定するので、耳の形状によってはSサイズでも長時間使用で痛みを感じる方もいるかもしれません。

JBL Live Free NC+ TWS エンハンサー

いっぽうで、エンハンサーで固定できている感覚が無いと頭を振ると落ちてしまうような不安定さを感じるので、しっくりくるサイズを装着しましょう。

このエンハンサー、できればSサイズより小さいものとS/Mサイズの中間のサイズを同梱して選択肢を増やして欲しいなと感じました。

また、ANC性能がマイルドなので、イヤーピースのフィット感が悪いと「ノイキャンぜんぜん効かない…」という事態が予想されます

そういった意味では、JBL Live Free NC+ TWに付属のイヤーピースがしっくりこない場合は、以下の製品を試してみてください。

 

 

JBL Live Free NC+ TWSの機能と操作性

さいごにJBL Live Free NC+ TWの機能や操作性をみていきましょう。

JBL Live Free NC+ TWS専用アプリ

JBL Live Free NC+ TWは専用アプリ「My JBL Headphones」で機能をフルに活用する事ができるようになります

My JBL Headphones

My JBL Headphones

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アプリのホーム画面と各種設定画面は以下の通りで、ホーム画面ではイヤホン本体のバッテリー残量だけでなく、充電ケースも表示されるのはなにげに便利です。

また、ホーム画面からノイズキャンセリングのON/OFF、アンビエントサウンドの操作なども可能です。

JBL Live Free NC+ 専用アプリ

スマートオーディオモードには「ノーマル」「オーディオモード」「ビデオモード」の3種類が用意されています。

通常使用時はオーディオモードを選択しておき、動画などを見る時は低遅延のビデオモードに切り替えると良いでしょう。

設定画面ではイヤホン本体のタッチ操作のカスタマイズ、オートオフ、片側のイヤホンを外した時のコンテンツ自動停止&自動再生、ANCチューニングなど必要な機能はひととおり揃っていますね。

JBL Live Free NC+ TWSの操作性

JBL Live Free NC+ TWは本体のタッチセンサーで音楽や通話の操作が可能です

デフォルトの設定は以下の通りですが、専用アプリ「My JBL Headphones」でカスタマイズすることも可能となっています。

動作
音楽 1回タップ 音量UP 再生/停止
2回タップ 音量DOWN 次の曲に進む
3回タップ 曲の先頭に戻る
通話 2回タップ 受話/通話終了
2秒以上長押し マイクの音声ミュート/ミュート解除
通常時 長押し ボイスアシスタント起動

「My JBL Headphones」でカスタマイズは、左右のタッチセンサーのタップ回数個別での操作設定ではなく、左右毎にグルーピングされたプリセットを割り当てるかたちです。

JBL Live Free NC+ タッチセンサーカスタマイズ

3種類のうちから2つしか選べないので、たとえば音量コントロールのトリプルタップに「ANC ON ⇒ アンビエントアウェア ⇒ OFF」を加えるなどしてほしいところですね。

できれば左右のタッチ回数ごとに個別に操作が割り当てられると、いっきに使い勝手が向上するので、ファームウェアのアップデートで対応してほしいと思います。

JBL Live Free NC+ TWSのおすすめ機能

JBL Live Free NC+ TWSには、次のような便利な機能も搭載されています。

デュアルコネクト+Sync機能

JBL Live Free NC+ TWSは片側だけでの使用が可能です。

充電ケースのフタを開けるだけでデバイスと左右のイヤホンとのペアリングが行われますので、どちらか片側だけならモノラルモード、その後残りの片方を取り出すとステレオモードになります。

1日中web会議が続くなどという時は、片側だけを装着すればバッテリー切れを気にすることなく使うことができますね。

IPX7の防水性能

JBL Live Free NC+ TWSは、完全ワイヤレスイヤホンとしては最高レベルであるIPX7の防水性能となっています。

防水等級は以下の通りに分類されていて、IPX7は水没しても大丈夫というレベルですので、装着したまま冷水シャワーを浴びることも可能です。

等級 IPコード 保護の程度 テスト方法
IPX0 保護なし
IPX1 垂直に落ちてくる水滴によって有害な影響を受けない 200mmの高さより3~5mm/分の水滴、10分
IPX2 垂直より左右15°以内の降雨によって有害な影響を受けない 200mmの高さより15度の範囲で3~5mm/分の水滴、10分
IPX3 垂直より左右60°以内の降雨によって有害な影響を受けない 200mmの高さより60°の範囲で10ℓ/分の放水、10分
IPX4 いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない 300~500mmの高さより全方向に10ℓ/分の放水、10分
IPX5 いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない 3mの距離から全方向に12.5ℓ/分、30Kpaの噴流水を3分間
IPX6 いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない 3mの距離から全方向に100ℓ/分、100Kpaの噴流水を3分間
IPX7 規定の圧力・時間内なら水中に没しても水が浸入しない 15cm~1mの水面下に30分間
IPX8 水面下での使用が可能 メーカーと機器の使用者との取り決めによる

水蒸気への耐性については保証されていませんので浴室で使用するのは控えて頂きたいと思いますが、水洗いしても問題ないレベルなので急な夕立などにあっても安心ですね。

ワイヤレス充電に対応

JBL Live Free NC+ TWSはQi規格のワイヤレス充電器に対応しています。

10分の充電で1時間の使用が可能となる急速充電にも対応していますので、忙しい時でも置くだけでスピーディに充電することができるのはうれしい機能だといえますね。

 

 

まとめ

それでは最後にJBL Live Free NC+ TWSの良い点、悪い点を整理してみましょう。

良い点

web会議にも十分使える通話品質の高さ

JBLらしい迫真のライブサウンド

イコライザーでの音質変化大

コンパクトな充電ケース

水洗い可能な防水性能(IPX7)

装着検出機能によるコンテンツの自動停止/再生機能

Qi規格のワイヤレス充電対応

 

改善してほしい点

タッチセンサーの個別操作割当て(現状グルーピングされた割当てのみ可能)

エンハンサーのサイズを増やす(現状S・の2種類)

 

JBL Live Free NC+ TWSは、価格以上の満足度が得られる製品であることは間違いありません。

アクティブノイズキャンセリングがそれほど強力ではないので、ノイキャン重視だと期待外れと感じるかもしれませんが、そうでなければ期待を裏切らないイヤホンです。

明るく元気なJBLサウンド、高い通話品質、携帯性の高いコンパクトな充電器など、使うのが楽しくなるイヤホンとしてJBL Live Free NC+ TWSはおススメの1台です。