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JBL TOUR PRO+ TWS レビュー|新シリーズ「Tour」上位モデル登場

JBL Tour Pro+ TWS スペック

JBLの新しい「Tour」シリーズから上位モデルがリリース!

JBL Tour Pro+ TWSは、ビジネスなど街中での使用を想定して新たに開発された「Tour」シリーズの上位モデルです。

これでもかと言わんばかりにフラットに振った音質、カフェからのリモートミーティング参加も可能なほど高いレベルの通話品質など、ブランドコンセプト通りのワイヤレスイヤホンになっています。

また、イコライザーをはじめとする専用アプリのメニューも充実しており、使ってみて機能面で不満を感じることはまず無いでしょう。

爆発的にヒットしたClub Pro+ TWSがちょっとやんちゃな弟だとすると、Tour Pro+ TWSはクセがなくて仕事ができる兄貴のような存在とでもいいましょうか。

Club Pro+ TWSの後継機ではなく、全く新しい製品コンセプトに沿って開発されたJBL新ブランドの上位モデルの登場だという目で見て頂きたい製品ですね。

JBL Tour Pro+ 総合評価
 

 

JBL Tour Pro+ TWSの通話品質と音質

まずはJBL Tour Pro+ TWSのマイク性能と音質をチェックしていきましょう。

JBL Tour Pro+ TWSのマイク性能

JBL Tour Pro+は片側3×2の6マイク搭載機です。

マイクは外側2つ・内側1つの構成で、外側のマイクは音声を集中的に拾うビームフォーミングマイク、内側のマイクは風やノイズの分離に特化したフィードバックマイクを搭載しています。

製品ホームページでは「周囲が騒がしい環境下においても話し声だけをクリアに届けることが可能」と記載されていますが、その実力の程を検証してみました。

【JBL Tour Pro+ TWS マイクテスト】


マイクテストは午後早い時間のカフェ、比較的すいていて座席は50%ほど埋まっている状態で、BGMがかすかに聞こえているような状況で行いました。

結論から申し上げると、21年度に入ってからマイクテストを実施したイヤホンの中では、最も優秀な通話品質ではないかと感じました

ホワイトノイズが若干感じられますが音声はクリアそのものですし、周辺ノイズはほとんど気にならないレベルです。

これならオフィスからはもちろん、外出先のカフェなどからでもリモートミーティングに参加することも十分可能でしょう。

JBLの完全ワイヤレスイヤホンの通話品質はどの製品もレベルが高く、直近でレビューしたLive Free NC+ TWSも4マイクでありながらまずまずのマイク性能でした。

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Tour Pro+ TWSは6マイクになったことで、周辺ノイズの大幅な低減に成功しているといった印象ですね。

JBL Tour Pro+ TWSの音質

JBL Tour Pro+ TWSは6.8mm径のダイナミックドライバーを搭載し、音の歪みを抑え、低域から高域までバランよくフラットで豊かな安定したサウンドカーブを追求したとされています。

実際に聴いてみたところ、中音厚めのかまぼこ型ではあるものの、メーカーの狙った通り全域にわたってフラットでクセのない音質だと感じました。

ただし、音の厚みや音場の広さ、高音の抜けなどいずれも欠点と感じるような要素はないものの、突出して「すごっ!」と驚くような尖ったところもありません

あえて申し上げると、ここまで全く味付けのされていないフラットチューニングの完全ワイヤレスイヤホンも珍しいなと思ったくらいです。

なんというか開発陣の音質への嗜好を一切排除して、純粋なJBLサウンドを表現するとこんな感じのサウンドになりますよということなんでしょうかね。

それゆえ全ての音域がニュートラルなチューニングで、「イコライザーを使って好きに調整して楽しんでくださいね」と言われているような、そんな感じのイヤホンです。

Tour Pro+ TWSはClub Pro+ TWSの後継機と紹介されているサイトなどもあるようですが、「Tour」と「Club」はコンセプトが違うので全く別物と捉えるべきだと個人的には考えます

Club Pro+ TWSのクラブミュージックに振られていた音質はそのままに、機能アップしたと思って購入すると「あれ?」って首をひねることになるでしょう。

したがって、「重厚で迫力のある低音」とか「透き通るような高音」など特徴がある音質を好むユーザーには合わないイヤホンだと思います。

逆にクセのない音質をイコライザーで自分好みに調整して音楽を楽しみたいというユーザーにはドストライクなイヤホンです。

JBL Tour Pro + TWSのイコライザー

JBL Tour Pro+ TWSのイコライザーは、専用アプリ「JBL Headphones」のアプリトップ画面下「EQ」と記載された箇所をタップすると開くことができます。

JBL Tour Pro+ TWS イコライザー

イコライザーは、以下の通り「Jazz/Vocal/Bass」の3つのプリセットと完全カスタマイズ「マイEQ」の4種類から選択することができます

JBL Tour Pro+ TWS イコライザー プリセット JBL Tour Pro+ TWS イコライザー カスタム

マイEQは14バンド・無段階の細かな調整が可能で、音質の変化もしっかり表現される仕様となっていますので、かなり自由度が高い優れものだと感じました。

プリセットの波形と見比べながら、自分好みの音質が見つかるまで使い倒す楽しさを体感することができると思います。

JBL Tour Pro+ TWSノイズキャンセリング性能

JBL Tour Pro+ TWSにはアクティブノイズキャンセリング(ANC)と2種類の外音取り込み機能が搭載されています。

JBL Tour Pro+ TWSのANC性能

JBL Tour Pro+ TWSのANCは控えめな印象で、電車の中でもガッツリとノイズを低減してくれるような強力なものではありません

ANCはフィードフォワード方式とフィードバック方式の両方を搭載したハイブリッドアクティブノイズキャンセリングですが、街中での使用を想定してチューニングされているそうです。

以下はハーマンインターナショナルのPR TIMESの抜粋ですが、グラフの白い線がTour Pro+、青い線がClub Pro+の騒音周波数に対するノイキャン強度を表しています。

JBL Tour Pro+ TWS ANCレベル

このグラフをみると、Tour Pro+ TWSは中音域のノイズをより低減するようなチューニングを施されていることがお分かりいただけると思います

いっぽう、車の走行音などの低周波ノイズや電車や飛行機の中での高周波ノイズを低減したいなら、Club Pro+ TWSのほうがノイキャン効果が高いということ。

ノイキャン性能重視でイヤホンを選ぶなら、このあたりのデータも参考にしつつ、自分のノイキャン利用シーンに合わせた製品選びをして頂ければと思います。

JBL Club Pro+ TWS レビューJBL Club Pro+ TWS は欲しいもの全部入りの非常にコスパの高い完全ワイヤレスイヤホンです。元気でノリの良い音質と装着センサーやANCなどクラス最高レベルの多機能が売りの本機は、非常にバランスの良い買って損はしない製品といえるでしょう。...

JBL Tour Pro+ TWSの外音取り込み機能

JBL Tour Pro+ TWSには2種類の外音取り込み機能が搭載されています。

ひとつは再生中の音量はキープしたまま周囲の音を取り込むアンビエントウェアと、もうひとつはコンテンツの音量を下げて周囲の音を取り込むトークスルーという機能です。

いずれも周囲の音は自然に近い聞こえ方をしますので、外音取り込み性能はかなり優秀だと感じました。

JBL Tour Pro+ TWSの外観と装着感

JBL Tour Pro+ TWSのイヤホン本体や終電ケース、装着感などをみていきましょう。

JBL Tour Pro+ TWSの本体と充電ケース

JBL Tour Pro+ TWSの充電ケースは重さ約57g、質感のある見た目ではあるもののW53mm×H53mm×D35mmと手のひらにすっぽり収まるサイズです。

JBL Tour Pro+ TWS 充電ケース

デザインはJBLらしいゴテゴテとした装飾感のない無骨な仕上がりで、Club Pro+ TWSの充電ケースより丸っこくてかわいくなったなぁという印象です。

ちょっと不便に感じたのがイヤホン本体の取り出しで、上の右の画像のとおりイヤホン本体が丸く、ツルツル滑って取り出しにくい!

こういう丸いイヤホンって、ハウジングのところに指を差し込むくぼみのような箇所をもうけて頂かないと、取り出すのが一苦労なんですよね…。

JBL Tour Pro+ TWS イヤホン本体

いっぽうイヤホン本体は、タッチセンサー部がマットブラックで横にTOURの文字がプリントされ、Club Pro+ TWSよりだいぶ洗練されたように感じます。

サイズは若干大きめで重さも片側7.5gとそれなりの存在感ですね。

JBL Tour Pro+ TWS カラーバリエーション

なお、Proの名を冠しているだけあってカラーバリエーションはブラック1色。

このあたりはJBLのこだわりが感じられますが、ホワイトがあっても良いのではないかと感じるのは僕だけでしょうか?

 

 

JBL Tour Pro+ TWSの装着感

JBL Tour Pro+ TWS 装着感

JBL Tour Pro+ TWSは大きめな割には、非常に装着感の良いイヤホンだと感じました。

タッチセンサー部に刻印されたJBLのロゴがちょうど水平になるように装着すると、エンハンサーが耳のくぼみにおさまるので、しっかり安定する感覚が得られます。

エンハンサーはSとMの2種類同梱されていますので、それぞれ装着してみて自分に合うサイズを選択するようにしましょう。

また、イヤーもチップ傘の高いタイプがM/L、傘の低いタイプがS/M/Lと全部で5種類同梱されており、ユーザーニーズを反映してくれているなぁと好感が持てます。

装着時の安定感に不安のある方は耳孔の奥までイヤーチップをしっかり押し込める傘の高いタイプを、耳孔深く装着すると痛みを感じる方は傘の低いタイプを装着しましょう

JBL Tour Pro+ TWSの機能と操作性

JBL Tour Pro+ TWSの専用アプリ

JBL Tour Pro+ TWSは専用アプリ「JBL Headphones」が利用できるようになっています。

JBL Headphones

JBL Headphones

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JBL Headphonesは機能が豊富で、完全ワイヤレスイヤホン用アプリとして必要な機能はほぼ全て揃っているといっても差し支えないでしょう。

【JBL Headphonesで出来ること】

・イヤホン本体、充電ケースバッテリー残量確認
・ANC、外音取り込みのON/OFF
・イコライザー(3つのプリセット+完全カスタム)
・イヤホン本体のタッチ操作カスタマイズ
・イヤホンのフィット感チェック機能
・オーディオモード選択(接続優先・低遅延など3モード)
・イヤホン本体を見つける
・オートプレイ/ポーズ機能ON/OFF(片方のイヤホンを外すと自動でコンテンツ再生が停止し、装着すると再生を再会する)

JBL Tour Pro+ TWSの操作性

JBL Tour Pro+ TWSのイヤホン本体操作は、デフォルトでは以下の通りに設定されています。

動作
音楽 1回タップ アンビエントアウェアON ⇒ OFF ⇒ ノイズキャンセリング 再生/停止
2回タップ トークスルー機能ON ⇒ OFF 次の曲に進む
3回タップ 曲の先頭に戻る
着信時 2回タップ 受話
通話時 通話終了
2秒以上タッチ マイクミュートON/OFF
通常時 長押し ボイスアシスタント起動

通話時にイヤホン本体でマイクミュートのON/OFFの操作ができるのは、個人的には非常にありがたいと思いました

また、専用アプリ「JBL Headphones」でタッチセンサーのカスタマイズができますので、デフォルトで使いずらいと感じたところは使いやすいように変更しちゃいましょう。

JBL Tour Pro+ TWS タッチセンサーカスタマイズ

タッチセンサーのカスタマイズは、設定メニューのタッチ操作を選択し、左右それぞれのイヤホン本体個別にデフォルト設定を変更することができるようになっています。

たとえば再生コントロールを選んだ場合、左右どちらかのイヤホンをスクロールで選択し、1タップを選択 → どんな動作を割り当てるかといった具合に1つ1つ設定していきます。

JBL Tour Pro+ TWS タッチセンサー機能変更

カスタマイズの自由度が非常に高いので、これなら本体操作に不満を感じるようなことは無いと思います。

JBL Tour Pro+ TWSのおすすめ機能

さいごにJBL Tour Pro+ TWSのおススメ機能をご紹介しましょう。

サイレントナウ

JBL Tour Pro+ TWSにはちょっと珍しい「サイレントナウ」という機能が専用アプリに搭載されています。

サイレントナウはBluetooth接続を行わすにANCをONにする機能で、移動中の睡眠時や周囲のノイズを気にせず作業に集中したいときに役立ちそうです。

Bluetooth接続無しでANCが使えるということは、バッテリーの持ちが長くなるというメリットがあるので、出張やカフェなどで勉強に集中したいときなどに活躍してくれそうです。

IPX5の防水性能

JBL Tour Pro+ TWSはIPX5の防水性能となっています。

IPX5は「いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない」という防水の国際規格をクリアした水準です。

つまり急な夕立などで濡れてしまっても大丈夫ですし、軽く水洗いする程度なら問題ない防水性能ということ

外出時に使う頻度の高い方や、イヤホンを清潔に保ちたいと考えている方にはおススメだと思いますよ。

ワイヤレス充電に対応

JBL Tour Pro+ TWSの充電ケースはQi規格のワイヤレス充電器に対応しています。

 

 

まとめ

それでは最後にJBL Tour Pro+ TWSの良い点、改善してほしい点を整理してみましょう。

良い点

ビジネスシーンでも安心して利用可能な高い通話品質
クセのないフラットな音質
14バンドで調整可能なイコライザー
自然に近い聞こえ方の外音取り込み機能
装着感の良さと同梱イヤーチップの豊富さ
専用アプリの機能が豊富
Bluetooth接続せずにANCが利用可能
IPX5の高い防水性能
ワイヤレス充電に対応

 

改善してほしい点

もう少し小型化されるとうれしい
ホワイトなどカラーバリエーションの追加

 

なんだか良い点ばかりになってしまいましたが、JBL Tour Pro+ TWSは端的に申し上げるとこれといって死角が見あたらない、非常に優秀な完全ワイヤレスイヤホンだと思います。

高い通話品質・クリアでフラットな音質・機能的に申し分のない専用アプリ、そして安定した装着感など、機能・性能面では申し分のないTWSです。

そして機能・性能とバランスのとれた価格設定であることから、爆発的なヒットとなったClub Pro+ TWSのように「これは売れるのでは?」という予感がします。

ただ、音質にクセが無い、言いかえると色が無いというか顔の見えないイヤホンなので、そこに面白みを感じないというユーザーも一定数出てくるでしょう。

したがって、フラットな音質が好みで、機能面が充実したワイヤレスイヤホンを求める方に手に取って頂きたい製品だと思います。

そういったユーザーには間違いなく「買って良かった」と思える1台になることでしょう。