DELL S2421HSXレビュー｜価格も機能もテレワークにちょうど良い

DELL S2421HSXは、IPS・フルHDの23.8インチ液晶モニターで、高さ調整や90°の画面回転機能も搭載されたコストパフォーマンスの高い製品です。

サバイバルゲームや動画視聴に向いているとはいえませんが、テレワーク用モニターとしてなら必要な性能は備えており、息抜きに動画を観るくらいなら十分楽しむことができるでしょう。

今回は、DELL S2421HSXのスペックやメリット・デメリットの整理、実際に使ってみて良かった点、微妙に感じた点などを徹底的にレビューしていきます。

DELL S2421HSXの特長

DELL S2421HSXのスペックを確認し、その特徴からこの製品を選ぶメリット・デメリットを整理してみましょう。

DELL S2421HSXのスペック

DELL S2421HSXの基本スペックは以下の通りです。

スペックの割に価格が安く、テレワーク用に24インチ程度のモニターの購入を検討している方にはコストパフォーマンスの高いモデルだといえるでしょう。

ちなみにS2421HSXはDELL直販モデル、S2421HSがAmazon限定モデル、S2421HSX-Rが市販モデルでスペックはいずれも同じです。

Amazonや市販モデルのほうが安いイメージがありますが、DELLの直販はクーポンを利用すると最安となることも珍しくないので、必ず価格比較をするようにしましょう。

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DELL S2421HSXのデメリット

DELL S2421HSXのデメリットは以下の２点です。

S2421HSXはスピーカー非搭載

DELL S2421HSXはスピーカーが搭載されていません。

どうしてもモニターから音を出したい方は、音声ライン出力ポートに外付けでスピーカーを接続することになりますが、それならスピーカー付きのモニターを選ぶべきでしょう。

ちなみに、僕がS2421HSXで動画を見るときは、完全ワイヤレスイヤホンをPCとBluetooth接続しているので、ディスプレイやPCのスピーカーは使いません。

完全ワイヤレスイヤホンには２台のデバイスを同時接続できるマルチポイントという機能を搭載したものがあるので、スマホとPCに同時接続しています。

動画を見ている時にスマホに着信があればスマホへの接続を優先してくれ、通話が終われば動画が再開されるのですごく便利ですし、なにより音が良い。

マルチポイントに対応した完全ワイヤレスイヤホンは色々とレビュー記事を書いていますので、興味がある方は覗いてみてくださいね。

S2421HSXの接続ポートは２種類

DELL S2421HSXの接続ポートは、HDMIとディスプレイポートの２種類しか搭載されておらず、ここが最大のデメリットでしょう。

S2421HSXに接続するデバイス、とくに自分のパソコンの画像出力ポートがどのような種類なのかを事前に確認しておかないと、余計な出費をする羽目になるので注意が必要です。

自分のパソコンにHDMIポートがあれば、S2421HSXに同梱されているHDMIケーブルでPCとモニターを接続することができますが、HDMIポートが無ければ別途ケーブルを購入する必要があります。

パソコンにディスプレイポートがあれば、S2421HSXにもディスプレイポートがあるのでディスプレイケーブルを購入すればＯＫ。

パソコンにHDMIかディスプレイポートのどちらも無い場合は、変換ケーブルが必要になります。

以下は「ディスプレイケーブルの種類と選び方」というエレコムのホームページへのリンクですので、よくわからない方は参考にしてみて下さいね。

ディスプレイケーブルの種類と選び方 エレコム株式会社 - パソコン・スマートフォン・タブレット・デジタル周辺機器メーカー

参考サイト

ディスプレイケーブルの種類と選び方 - エレコム株式会社

ディスプレイケーブルは種類が多いため、お使いの機器に必要なケーブルの選び方が分からないという方もいるでしょう。この記事では、ディスプレイケーブルの種類や各特長、選び方についてご紹介します。

DELL S2421HSXのメリット

DELL S2421HSXの仕様上のメリットは以下の通り６点です。

これらメリットがユーザーにとってどのような効果をもたらすのかを、それぞれ詳しく説明します。

S2421HSXは調整機能が豊富

DELL S2421HSXは前後・左右の角度調整に加え、上下10cmの高さ調整と画面を縦にすることが可能なピボット機能に対応しています。

テレワークに移行してから首や肩が以前より痛くなったという方も多いのではないでしょうか？

これはデスクに置いたPCや低い位置のモニターを見ながら仕事をすることが大きな要因で、頭が前傾してそれを支えるために首や肩に負担がかかるからです。

これを解消するにはPCやモニターの位置を上げて、目線が水平になるように調整するしかありません(いすや机の高さで目線を調整しようとすると無理な姿勢になるのでNG)。

S2421HSXは10cmの高さ調整機能が搭載されているので、首や肩こりを抱えている方にとってはおススメです。

また、S2421HSXは画面が90°回転するピボット機能があり、画面を縦にして使うことができ、WordやExcelの縦方向に長い資料を作成するときなどにとても便利な機能です。

S2421HSXはVESAマウント対応

DELL S2421HSXは上下左右の角度調整が可能ではありますが、さらに可動域を広げて快適に使うためには、モニターアームを導入するという方法があります。

モニターアームは連結金具でモニターを固定するのですが、ネジ穴の縦×横の間隔サイズが規格として定められておりそれをVESA規格（もしくはVESAマウント規格orFDMI）と呼んでいます。

DELL S2421HSXはこのVESA規格に対応しており、同様にVESA規格に対応したモニターアームであれば取付けることが可能です。

ちなみに23.8インチモニターのVESA規格は、ネジ穴の間隔は縦10cm×横10cm、モニター重量14kgですので、DELL S2421HSXは重量的にも全く問題ない仕様となっています。

S2421HSXはフリッカーフリー

DELL S2421HSXは、画面のチラつきがないフリッカーフリーとなっています。

液晶ディスプレイは毎秒250回という人間の目では視認できない速さで明滅を繰り返しているんですが、これがフリッカーと呼ばれる現象です。

目に見えないなら良くね？とも思いますが、この目に見えないチラつきは眼精疲労の大きな原因となるんですね。

DELL S2421HSXはこの画面のチラつきがないフリッカーフリーなので、目に優しいという点でも安心して使える製品です。

S2421HSXは３面超薄型ベゼル採用

S2421HSXは画面の上と横に幅約５mmの超薄型ベゼルが採用されています。

薄型ベゼルのメリットは本体が物理的にコンパクトになることとスタイリッシュに見えること、そして動画を見た時の没入感が増すことです。

DELL S2421HSXは背面もすっきりしたデザインなので、部屋の中のインテリアとしても違和感のないモニターだと思いますよ。

S2421HSXは安心保証

DELL S2421HSXはプレミアムパネル保証と良品先出サービス対象機種になっています。

プレミアムパネル保証とは、明るいサブピクセルが1個でも見つかった場合は無償で交換を受けられるというもので、その保証期間はなんと3年間。

また、製品保証の範囲内でハードウェアの交換が必要になった場合には、翌営業日までに代替モニターを出荷してもらえます。

これなら修理を待つ間に、モニター無しで不便な思いをすることはありません。

一度大画面のモニターやデュアルディスプレイに慣れてしまうと、PCだけの小さな画面のみの作業には戻れませんから、この保証には高いホスピタリティが感じられます。

DELL S2421HSXを使った感想

DELL 2421HSXを実際に使って、良かった点と微妙に感じた点を整理してみます。

DELL S2421HSXを使って微妙だった点

まず微妙に感じた点は２つです。

S2421HSXの画面左右スイーベルはモニターと支柱の連結部分が可動するのだと思い込んでいました。

しかし、実際は支柱そのものが左右に回転、つまり土台と支柱の連結部分が可動箇所で、連結用のネジを強めに締めていると全く動きません。

モニターの画面だけを手で抑えて動かそうとしても、土台のほうが動いてしまいます。

左右の向きを頻繁に調整するような使い方をしているわけではないので問題はありませんが、もしそのような使い方をするならモニターアームを購入したほうが良いと思います。

つぎに縦画面にする際に回転させずらいという点。

支柱にケーブルを纏めるためのホールがあるんですが、そこにケーブルを通していると縦画面にするときはケーブルを送り込みながら、横に戻すときはケーブルを引っ張りながら回転させる必要があります。

電源ケーブルやディスプレイケーブルが太いのでケーブルの取り回しがしずらく、無理に回転させるとケーブルが抜けたり、最悪ポートの破損もあり得るように感じます。

ずっと縦画面で使うということなら気にする必要はありませんが、横と縦を頻繁に切り替える予定ならモニターアームを導入することをおススメします。

DELL S2421HSXを使って良かった点

DELL S2421HSXを使って良かった点は４つです。

まず、テレワークでエクセルやパワーポイント、ワードなどでの資料作成や業務用アプリを使う程度なら解像度はこの程度で十分だと感じました。

また、実写の動画は解像度がもう少し高ければとは思うものの画面がぼやけるという感じはしませんし、アニメなら自分にとっては解像度も気にならないレベルです。

組み立てもドライバーなどの工具は一切不要で、開梱して２～３分で設置することができます。

重量も本体とスタンドを合わせて4.8kgと簡単に移動できますし、本体・スタンド共に奥行きがスリムでコンパクトなので、設置スペースに悩む必要もありません。

なによりPCの小さな画面と比べると資料などは格段に見やすいですし、フリッカーフリーなので一日画面を見ていてもそれほど目が疲れないというのがうれしいですね。

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DELL S2421HSXレビューまとめ

DELL S2421HSXは、テレワーク用のモニターディスプレイの購入を検討している方にはおススメしたい製品のひとつです。

普段の仕事が、会社の業務アプリやエクセル・パワーポイントなどを使っての資料作り中心ということなら、S2421HSXの解像度でも十分満足できるはず。

組み立ても簡単ですし、省スペースに設計されているので一人暮らしの狭い部屋でも設置場所に困ることはないでしょう。

ゲームや動画を楽しみたいのであればもう少し上位のモニターを購入したほうが良いと思いますが、テレワーク中心でたまに動画も見るということならS2421HSXは非常にコスパの高い製品だと思います。