Jabraの完全ワイヤレスイヤホンEliteシリーズは、「7 Pro」「7 Active」「5」「4 Active」「3」が発売済です。
このほか「Elite 85t」や「Elite 75t」もまだ購入することができますが、これらは前モデルなので今回の記事では除外します。
さて、Eliteシリーズのラインナップは数字が大きくなるにしたがって高性能になっていて、Activeモデルは防水性能が高いスポーツ仕様という位置づけです。
つまり、7シリーズが最上位モデル、5と4がミドルレンジモデル、3がエントリーモデルということなんですが…。
じつは2022年9月にリリースされた最新のElite 5のスペックが高すぎて、個人的にはElite 7 Proや7 Activeより上だと感じています。
そう、つまり現行のJabra Eliteシリーズを購入するなら、Elite 5が最もおススメなんです。
というわけで、今回の記事ではEliteシリーズのスペック面から、なぜElite 5をおススメするのかを詳しく解説していきます。
Contents
Jabra Eliteシリーズの性能比較
さて、3,4,5,7と4種類のグレードが用意されているJabra Eliteシリーズですが、スペック比較をするだけでElite 5が一番上なのでは?と思わずにいられないんですよね。
その理由を各グレードの仕様を比較した表をもとにみていきましょう。
| 比較項目 | Elite 5 | Elite 7 Pro/ Elite 7 Active | Elite 4 Active | Elite 3 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 本体 | サイズ W×H×D | 20×20.5×27mm | 19.1×16×17.6mm/ 19.5×16.3×18mm | 20.9×20.5×27.3mm | 20.1×20.8×27.2mm |
| 重量(片側) | 5g | 5.4g/5.5g | 5g | 4.6g | |
| 充電ケース | サイズ W×H×D | 26×38.9×64.1mm | 40.3×25.3×69.6mm | 28.4×38.9×64mm | 28.5×34.6×64.1mm |
| 重量 | 40g | 44g | 37.5g | 33.4g | |
| アクティブノイズキャンセリング | ハイブリッドANC | フィードフォワードANC | フィードフォワードANC | なし | |
| コーデック | SBC,AAC,aptX™ | SBC,AAC | SBC,aptX™ | SBC,aptX™ | |
| マルチポイント | 〇 | 〇 | ✖ | ✖ | |
| 防塵防水等級 | IP55 | IP57 | IP57 | IP55 | |
| 音楽再生時間 ANC ON | 本体 | 最大7時間 | 公表なし | 公表なし | - |
| ケース込み | 最大28時間 | 公表なし | 公表なし | - | |
| 音楽再生時間 ANC OFF | 本体 | 最大9時間 | 最大8時間 | 最大7時間 | 最大7時間 |
| ケース込み | 最大36時間 | 最大30時間 | 最大28時間 | 最大28時間 | |
| 充電時間 | 180分 | 150分 | 180分 | 210分 | |
| 急速充電 | 10分で約1時間 | 10分で約1時間 | 10分で約1時間 | 10分で約1時間 | |
| ワイヤレス充電 | 〇 | 〇 | ✖ | ✖ | |
| マイク数 | 6 | 6 | 4 | 4 | |
| スピーカーサイズ | 6mm | 6mm | 6mm | 6mm | |
表中の数値などはJabra公式ホームページから入手した技術仕様書の基づいています(サイズ表記のみ小数点第2位は四捨五入しました)。
黄色く網掛けしたところがどの機種を選択するべきかのポイントになる部分、それ以外の箇所はあまり気にしなくて良いと思える部分となります。
それではまず、あまり気にしなくて良い部分についてその理由も含めて確認していきましょう。
あまりに気にする必要のないスペック項目
イヤホン本体と充電ケースのサイズ
サイズについてはElite 7 Pro/Activeだけが大きく異なり、それ以外の機種は微妙な違いはあるものの「ほぼ同じサイズ」と考えて良いでしょう。
サイズの異なるElite 7 Pro/Activeのイヤホン本体ですが、奥行きがほかのEliteシリーズより10mmほど短いためシリーズの中で最小ということになっています。
ただ、以下の画像のようにElite 7 ProとElite 5を手に取ってみると、10mmもの違いがあるようには感じません(ブラックがElite 7 Pro、ゴールドベージュがElite 5です)。

たしかにElite 5のほうが導管が長いので測り方によっては10mmの違いが出てくるかもしれませんが、体感上は5mmも違うかな?といった感じですね。
充電ケースもElite 7 Pro/Activeのみ他のモデルとは異なる形状をしているので幅と高さの数値が逆転しています。

上の画像はElite 7 Pro(下)とElite 5(上)の充電ケースを比較したものです(Elite 4 Active、Elite 3はElite 5と同じ形状です)。
カタログ数値を確認する限りでは全モデルともに体積はそれほど差がありませんが、手に持ってみるとElite 7 Pro/Activeの充電ケースが若干大きく感じることがお分かりいただけるかと思います。
ただ、全モデルともに手のひらに収まるサイズですので、どれを選んでもコンパクトさに大きな違いはないと考えて良いでしょう。
音響機構(ドライバー)について
Jabraの新しいEliteシリーズは全モデル6mmスピーカーとなっていて、チューニングで音質を変えているという印象です。
ここで申し上げておきたいことは、音を出す部分のハードウェアが全機種同じなので、本質的なサウンドはあまりかわらないということです。
各機種の音質を端的に表現すると、Elite 3は低音強め、Elite5とElite 4 Activeは中高音強め、Elite 7 Pro/Activeはフラットなチューニングになっています。
ただし、専用アプリ「Jabra Sound+」にイコライザーが搭載されていて完全カスタマイズができるので、デフォルトの音質の違いはそれほど気にする必要はないと思います。
Elite 3だけはカスタマイズイコライザーがなく、プリセットでの音質変更のみという仕様になっています。
Jabra Sound+のイコライザーは以下の通りで、Elite 3は完全カスタマイズ可能なイコライザーが搭載されていません。

ちなみにElite 3以外は、完全カスタマイズイコライザーは5バンド、プリセットイコライザーラインアップはいずれも共通となっています。
防塵防水機能について
JabraのEliteシリーズは防塵防水性能が高いことで知られています。
ワークアウトでの利用を想定しているActiveブランドはIP57、それ以外の製品もIP55と高い防塵防水性能となっていて、屋外での使い勝手に優れているのが大きなメリットです。
では、具体的にIP55とIP57ではどのくらい性能に違いがあるのでしょう?
IPはInternational Protectionの略で電気製品の防塵・防水性能を表す国際規格で、IPに続く前の数字が防塵等級を、後ろの数字が防水等級を表しています。

つまりJabraのEliteシリーズは、防塵等級はどの製品も等級5で、防水等級は機種によって5と7に分かれているということになります。
ではまず防塵等級5がどの程度の防塵性能かというと、「有害な影響が発生するほどの粉塵が内部に入らない」というレベル。
これなら土埃などが舞うグランドなどで使っても大丈夫ということなので、安心して屋外に持ち出すことができますね。
防塵等級は6が最高レベルで、この等級では「粉塵が中に入らない」とされています。
いっぽう、防水等級の5と7では以下の通り大きな違いがあります。
| 防水等級 | 保護の程度 | テスト方法 |
|---|---|---|
| 5 | いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない | 3mの距離から全方向に12.5ℓ/分、30Kpaの噴流水を3分間 |
| 7 | 規定の圧力・時間内なら水中に没しても水が浸入しない | 15cm~1mの水面下に30分間 |
防水等級5でも汗をかいたり雨に降られた程度では全く問題ないレベルですので、はたして防水等級7までの性能がイヤホンに必要なのかは個人的には疑問ですね。
イヤホンが常に水没する恐れのある環境下で使うのなら話は別ですが、ランニングなど屋外でスポーツをするときやジムで使いたいというくらいなら、IP55のElite 5やElite 3でも十分だと思います。
選択に大きく影響するスペックの差
アクティブノイズキャンセリングの方式
アクティブノイズキャンセリングには「フィードフォワード方式」と「ハイブリッド方式」があって、ハイブリッド方式のほうがノイキャン性能は上です。
【フィードフォワード方式】
イヤホンの外側にマイクを配置して周囲のノイズを集音し、そのノイズと逆位相の音波を電気的に作り出して音楽と一緒にイヤホンに流すというもの。
【ハイブリッド方式】
イヤホンの内側に配置したマイクで外部から侵入してくるノイズと音楽をいったん集音し、ノイズ成分を抽出したうえでそれと逆位相の音波を流すフィードバック方式とフィードフォワード方式の2つの技術を搭載したもの。
もちろん、メーカーによってはハイブリッド方式でもマイルドなノイキャン性能になっている機種もあます。
ノイキャンを強くすると、どうしても低音が強めに音質が変化するので、ヨーロッパの音響メーカーなどはそれを嫌ってノイキャン強度をマイルドに調整するケースが多いですね。
しかし、同じJabraのEliteシリーズだけを比較すると、フィードフォワード方式を採用しているElite 7シリーズより、下位モデルとはいえハイブリッド方式のElite 5のほうがノイキャン性能は高くなっています。
Elite 7 Pro/ActiveやElite 4 Activeのノイキャン性能もそれほど低いというわけではありませんが、実際使ってみるとElite 5のノイキャン性能は同シリーズでは突出しています。
JabraのEliteシリーズのどれを購入するか迷ったときに、まずノイキャンの強さというのが1つめに考慮すべきポイントになります。
マイク数(通話性能)
Jabraの完全ワイヤレスイヤホンの最大の特徴といえば、ヘッドセットメーカーならではの高い通話品質にあります。
ただ、この通話品質もモデルごとに違いがあり、搭載されているマイクの数によって周辺ノイズの抑制効果に差が感じられます。
通話品質に影響するマイク数は、Elite 7 Pro/ActiveとElite 5は片側3×2の6マイク、Elite 4 ActiveとElite 3は片側2×2の4マイク。
それぞれの機種の通話品質に関しては同じ条件下でマイクテストを行っていますので、以下の音声サンプルから確認してみてください。
【Elite 7 Active Pro マイクテスト】
【Elite 5 マイクテスト】
【Elite 4 Active マイクテスト】
【Elite 3 マイクテスト】
4マイクと6マイクで自分の声の明瞭さはあまり変わりがありませんが、周囲のノイズの抑制は6マイクのほうがあきらかに上だと感じるのではないでしょうか。
なお、Elite 7 Proには骨伝導センサーが搭載されていて、強風下での通話もクリアに聴こえるという特徴がありますが、外で通話する頻度が高くなければ必要のない機能でしょう。
マルチポイント対応の有無
マルチポイントとは、同時に2台のデバイスに常時ペアリングしておける機能のことで、2年ほど前まではこの機能を搭載しているイヤホンはJabraくらいでした。

Jabraはヘッドセットメーカーなので、聴くことを第一と考える音響機器メーカーと違ってイヤホンをマイクとして使うというシーンも重要視していたのでしょう。
コロナの影響によってリモートワークが普及し、イヤホンをマイクとして利用するユーザーが増えてきたここ2年程でマルチポイントは急速に普及してきた印象です。
マルチポイントはビジネスシーンにおいて特に便利な機能で、通勤電車の中やリモートミーティング中にこのうえない利便性を発揮します。
たとえば通勤中、プライベートスマホで動画を観て、ビジネス用のスマホをバックの中に入れていたばかりに着信に気付かなかったという経験はありませんか?
マルチポイント機能が搭載されたイヤホンならビジネス用のスマホがバッグの中でも、着信があればイヤホンにコール音が鳴り、イヤホンを操作するだけで着信に応答することができます。
もちろん通話中はプライベートスマホの動画は自動的に停止され、通話が終了すると続きから再生されるというすぐれもの。
パソコンに接続してリモートミーティングに参加しているときなども、スマホにもペアリングしておけばいちいちイヤホンを外して電話応対する必要はありません。
これまでは最上位モデルのElite 7 ProとElite 7 Activeにしかマルチポイントは搭載されていませんでしたが、Elite 5にもこの機能が搭載されました。
したがって、マルチポイントを必須と考えるユーザーの場合、Elite 7 Pro、Elite 7 ActiveそしてElite 5が購入候補になるということですね。
音質と遅延に影響するオーディオコーデック
オーディオコーデックとは、スマホなどからイヤホン本体にBleutoothで音声データを転送する際の規格のことで、音質や遅延に影響を及ぼします。
代表的なオーディオコーデックは以下の表の通りで、Jabraの完全ワイヤレスイヤホンが対応しているのはaptX™まで。
| コーデック | 音質と特長 | 量子化ビット数/サンプリング周波数 | ビットレート | 遅延 |
|---|---|---|---|---|
| SBC | Bluetoothを搭載した機器は必ず対応している。SBCの音質を★と仮置きして他のコーデックと比較してみます。 | 16bit/48KHz | 64kbps~328kbps | 0.22秒前後 |
| AAC | 音質は★★。iPhoneやiPadのコーデックはAACが優先され、AACが使えない場合はSBCで接続される。 | 16bit/48KHz | 詳細は非公開につき推定値 128kbps 256kbps(可変) 328kbps | 0.12秒前後 |
| aptX™ | 音質は★★。米Qualbommが開発したAndroid端末の標準仕様。AACと体感上の差はない。 | 16bit/48KHz | 352kbps@44.1kHz 384kbps@48kHz | 0.07秒前後 |
| aptX™ LL | 音質は★★。低遅延に特化したaptXのコーデックで、音ゲーやバトルゲームに最適。 | 16bit/48KHz | 352kbps@44.1kHz 384kbps@48kHz | 0.04秒前後 |
| aptX™ HD | 音質は★★★。aptXの高音質版コーデック。ビットレートを高め遅延を犠牲にした音楽用コーデック。 | 24bit/48KHz | 529kbps@44.1kHz 576kbps@48kHz | 0.13秒前後 |
| aptX™ Adaptive | 音質は★★★★。接続環境やアプリに応じてビットレートを自動で変化させるコーデック。今後主流になる可能性大。 | 24bit/96KHz | 276kbps~620kbps | 0.05秒~0.08秒程度 |
| LDAC | 音質は★★★★。SONY独自の超音質特化型コーデック。遅延が大きいためゲームや動画視聴には向かない。 | 24bit/96KHz | 330kbps/660kbps/990kbps | 1秒以上 |
ここでひとつご注意頂きたいのが、Elite 4 ActiveとElite 3はSBCとaptX™にしか対応していないこと。
なぜ注意が必要かというと、iPhoneはSBCとAACにしか対応していないので、Elite 4 ActiveとElite 3をiPhoneに接続すると、最も低音質・遅延の大きいSBC接続になるからです。
SBCはBluetooth通信機能を備えている製品なら必ず対応している基本コーデックで、伝送する音声データの量や転送速度が最も低い仕様となっています。
SBCとAACの音質の違いは、比較して聴いてみると高音域の伸びが少し違うかなという程度ですが、SBCはAACに比べて遅延が0.1秒ほど大きいので明らかに違いがわかるレベルです。
とくに動きの激しい動画やゲームなどをプレイするときに、場合によってはストレスになるほどのズレを感じることも珍しくありません。
動画を観たりゲームはしないという方はあまり気にする必要はありませんが、iPhoneユーザーはAAC接続が可能なElite 5以上を選ぶことをおススメします。
いっぽうAndroidスマホは、よほど古い機種でないかぎりSBC,AAC,aptX™に対応していますので、AndroidユーザーはJabraのイヤホンを購入するのにコーデックを気にする必要はありません。
なお、お手持ちのスマホがAndroid端末でLDACやaptX™ Adaptiveに対応しているなら、高音質のハイレゾで音楽を楽しむことができます。
残念ながらJabraのイヤホンはハイレゾコーデックに対応したものがないので、多少高くても高音質なイヤホンが欲しいという方は以下の製品もチェックしてみてください。
| 製品名 | Sennheiser Momentum True Wireless 3 | audio-technica ATH-TWX9 | SONY WF-1000XM4 | Technics EAH-AZ60 | NOBLE FALCON ANC |
|---|---|---|---|---|---|
| 対応コーデック | aptX™ Adaptive | aptX™ Adaptive | LDAC | LDAC | aptX™ Adaptive |
| レビュー記事 | Momentum True Wireless 3 レビュー | ATH-TWX9 レビュー | WF-1000XM4 レビュー | EAH-AZ60 レビュー | FALCON ANC レビュー |
バッテリー性能と充電について
Jabra Eliteシリーズのバッテリー性能は、最新のElite 5で飛躍的に向上しています。

Elite 5のバッテリー性能は最上位モデルのElite 7Pro/Activeに比べて20%ほどアップしていて、充電ケース込みで36時間という連続音声再生時間となりました。
もちろんElite 7Pro/Activeの30時間やELite 4 Active、Elite 3の28時間も決して短いわけではありませんが、6時間の改善というのはやはり大きいと思います。
いっぽうの充電時間についてはElite 7Pro/Activeが150分と最短で、Elite 5とELite 4 Activeが180分、Elite 3に至っては210分と少し長いなという印象です。
ただし、Elite 7Pro/ActiveとElite 5はワイヤレス充電に対応していて、充電器に置いておくだけで良いということを考えると充電時間の差はそれほど気にならないと思います。
なお、急速充電については全モデル10分間の充電で約1時間使えますので、この点については比較検討項目から外してよいという整理になりますね。
Jabra Elite 5を勧める理由
ここまでJabra Eliteシリーズのスペック面から各モデルの違いを確認してきましたが、個人的にはよほどの理由がない限りElite 5を選ぶべことをおススメします。
だいぶ専門的なお話もしてきましたので、ここでわかりやすく整理してみたいと思います。
Jabra Eliteシリーズのスペック再整理
前章でどの機種を選択するかに影響を与える機能について説明をしましたが、今一度わかりやすく表にまとめてみました。
| 比較項目 | Elite 5 | Elite 7 Pro/ Elite 7 Active | Elite 4 Active | Elite 3 | |
|---|---|---|---|---|---|
| アクティブノイズキャンセリング性能 | ★★★ | ★★ | ★★ | なし | |
| コーデック | IPhoneユーザー推奨 | IPhoneユーザー推奨 | AndroidならOK | AndroidならOK | |
| マルチポイント | 対応 | 対応 | 非対応 | 非対応 | |
| 音楽再生時間 ANC OFF | 本体 | 最大9時間 | 最大8時間 | 最大7時間 | 最大7時間 |
| ケース込み | 最大36時間 | 最大30時間 | 最大28時間 | 最大28時間 | |
| ワイヤレス充電 | 対応 | 対応 | 非対応 | 非対応 | |
| 通話性能 | ★★★ | ★★★ | ★★ | ★★ | |
この表をご覧いただくと、アクティブノイズキャンセリングとバッテリー性能でElite 5が頭ひとつ抜け出ているということがお分かり頂けるのではないかと思います。
また、せっかくJabraを選ぶのに外したくない通話品質もElite 5なら高いレベルにあり、マルチポイントにもしっかり対応しています。
予算が許すのであれば、現段階ではElite 5を選択するのがEliteシリーズのベストバイでしょう。
Jabra Eliteシリーズの価格推移
Jabra EliteシリーズではElite 5がベストバイとはいえ、価格が気になるところですよね。
現状のEliteシリーズ各モデルの価格推移を調べてみました。
| モデル | 発売価格 | 最安値 | 平均価格 |
|---|---|---|---|
| Elite 3 | 9,240円 | 6,500円 | 9,799円 |
| Elite 4 Active | 14,850円 | 10,800円 | 14,439円 |
| Elite 5 | 18,480円 | 16,800円 | 18,144円 |
| Elite 7 Active | 23,980円 | 15,900円 | 23,506円 |
| Elite 7 Pro | 27,280円 | 15,900円 | 23,748円 |
| ※価格.com参照(2022年9月19日時点) | |||
Elite 7 Pro/Activeの価格がだいぶ下がっている印象ですが、2022年9月時点では2万円程度に上がっています。
Elite 5を除いては、Amazon プライムデーやブラックフライデー、楽天スーパーセールなどの期間は表に記載した最安値近くに価格が下がる可能性があります。
このところの円安でこれまでの最安値まで価格が下がるかなんともいえませんが、Elite 5以外の購入を検討している方はこまめにチェックすると良いでしょう。
ただし、総合的な性能面ではやはりElite 5が一番上だと思いますし、おそらくElite 5の価格はしばらく下がらないと思います。
とくにiPhoneユーザーはElite 7の値下がりを待つよりは、価格面で納得できるのならElite 5を購入することをおススメします。
なお、Jabra Eliteシリーズについては詳しいレビュー記事もありますので、是非そちらも参考にして頂ければと思います。















