イヤホン

ワイヤレスイヤホン通話品質ランキング|ビジネスでも積極的に使える8機種

リモートミーティングでイヤホンを使うのは今やビジネスの常識で、さすがにスマホのスピーカーモードで話しているという方は少ないと思います。

イヤホンでの通話に慣れてくると、ケーブルのわずらわしさからワイヤレスイヤホンが欲しくなるもの。

なかでも完全ワイヤレスイヤホンは左右のイヤホンをつなぐケーブルすら無く、片側だけでも使用可能とあって人気が高まっています。

しかし、各メーカーから通話品質を売りにした製品は数多く発売されていますが、ビジネスシーンで安心して使えるレベルの製品はまだまだ少ないというのが筆者の感想。

そこで今回は今年発売された完全ワイヤレスイヤホンの中から、「ビジネスでも積極的に使うことができる完全ワイヤレスイヤホン8機種」を紹介していきます。

どれも筆者が実際にマイクテストを実施するなどレビューを行った製品ばかりですので、自信をもっておススメできるものだけをご紹介します。

通話品質ランキング

まずはランキングから発表しちゃいます。

どの製品もマイクテストを実施していますので、通話品質レベルは耳で聞いて確かめてください。

第8位 SONY WF-C500
SONY WF-C500
通話品質音質
ANC性能ANC非搭載装着感
ドライバー5.8mmダイナミックコーデックSBC,AAC
再生時間(本体/ケース込)10時間/20時間クイック充電10分で約1時間
ワイヤレス充電非対応防塵防水等級IPX4
専用アプリHeadphones Connect発売日2021/10/8

SONY WF-C500は低価格ながら、完全ワイヤレスイヤホンの最も重要な通話・音質・装着感といった機能にはしっかりとこだわってつくられた製品です。

 

 

通話の音声が非常にクリアで、自宅でのテレワークやオンライン授業用に1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンの購入を検討している方におススメしたいので取り上げました。

自宅とカフェの2パターンマイクテストを行っていますので、まずはその結果を確認頂きたいと思います。

WF-C500は周囲のノイズを抑えて集音するノイズサプレッションという機能があり、自宅のようなもともと周辺ノイズの少ない環境下ではかなりクリアな音声だということがおわかりいただけるのではないでしょうか。

カフェなど多少ノイズの多い環境でも、短い通話ならビジネス用途としても使うことができるレベルにあると思います。

WF-C500はサウンドのレベルが高いこともおススメしたいポイントで、中高音域のクリアさが際立ったボリューム感のある音質です。

専用アプリのHeadphones Connectには400Hz~1.6kHzの5バンドイコライザーも用意されていて、CLEAR BASSという低音ボリュームを調整する機能も搭載されています。

ただし、付属のイヤーピースだとポテンシャルの半分も出ないのが弱点で、市販のイヤーピースに変更することによって2万円程度のイヤホンと同等レベルの音質に変ります

付属のイヤーピースと似た形状の「final TYPE E」などはあまり値も張らないのでおススメですね。

 

 

また、WF-C500はアイスグリーンやコーラルオレンジなどパステルカラーがラインナップされていて、自分らしいカラーを選びたい女性にも配慮されているのもうれしいポイント。

SONYのハイエンドモデルWF-1000XM4と同じエルゴノミック・サーフェース・デザインが採用されており、女性の小さな耳でも高い安定感で装着できるよう設計されています

WF-C500は「さすがSONY、この価格でこの品質とは…」と思わせてくれる、そんな完全ワイヤレスイヤホンです。

 

 

 

 

第7位 Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro
Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro
通話品質音質
ANC性能装着感
ドライバー11mm PureNoteコーデックSBC,AAC,LDAC(Android)
再生時間(ANC ON/OFF)6時間/7時間(本体)再生時間(ANC ON/OFF)21時間/26時間(ケース込)
急速充電15分で約3時間ワイヤレス充電Qi規格対応
マルチポイント非対応防塵防水等級IPX4
専用アプリSoundcore発売日2021/1/20

Anker Soundcore Air 2 Proは、Ankerらしいコストパフォーマンスに優れた完全ワイヤレスイヤホンで、数あるラインナップの中でもっとも通話品質が高い製品です。

 

 

片側3×2の6マイクを搭載しており、各マイクともノイズリダクション機能を搭載していることから周囲の雑音を除去してくれます。

Anker Soundcore Air 2 Proの通話品質は以下の通りで、着席率8割程度のそこそこ混雑しているカフェでマイクテストを行ったにもかかわらず、周辺ノイズはかなり抑えられています

【Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro 通話品質】

声が若干こもる感じはありますが、周辺ノイズに埋もれずに自分の声を相手に届けるという点については十分なレベルに達していると思います。

音質はドンシャリではありますが、低音のブーミーさや高音の刺さりを感じるようなことはなく、バランスの取れたサウンドにチューニングされています。

Anker Soundcore Air 2 Proの大きな特徴は充実したアプリメニューとその機能

豊富なプリセットが用意された8バンドイコライザーや聴覚プロファイルを作成するHearIDなど、とにかくこれでもかというほどの機能が搭載されています。

また、ウルトラノイズキャンセリングと呼ばれるANCには利用シーンに合わせた3種類のモードが用意されており、ノイキャン性能もかなり高いレベルにあります。

電車に乗って交通機関モードを選択すれば、走行音などの低域ノイズを気にすることなく音楽や動画などのコンテンツを楽しむことが可能です。

直近のファームウェアアップデートでは、Android端末限定ではありますがLDACにも対応しましたで、Androidユーザーならハイレゾ音源を楽しむことも可能です。

なにより驚くべきはAnker Soundcore Air 2 Proは1万円代前半で購入することが可能な完全ワイヤレスイヤホンだということ。

Ankerno完全ワイヤレスイヤホンはどれもコストパフォーマンスの高い製品ばかりですが、なかでもSoundcore Liberty Air 2 Proは通話品質も満足のいく製品です。

 

 

 

 

第6位 DENON C830NCW
DENON AH-C830NCW
通話品質音質
ANC性能装着感
ドライバー11mm+6.5mmコーデックSBC,AAC,Scalable
再生時間(ANC ON/OFF)5時間/8時間(本体)再生時間(ANC ON/OFF)18時間/28時間(ケース込)
急速充電5分で約1時間ワイヤレス充電Qi規格対応
マルチポイントGalaxy端末のみ可能防塵防水等級IPX7
専用アプリ発売日2021/4/8

DENON初の完全ワイヤレスイヤホンであるAH-C830NCWは、サウンドマスターがチューニングした音質の良い製品ですが、通話品質も高いレベルにあります。

 

 

AH-C830NCWは片側3×2の6マイクで、ビームフォーミングとエコーキャンセル機能が搭載されていることから比較的クリアな通話を届けることが可能です。

マイクテストを実施したのはオープン直後のカフェで、着席率2割程度の比較的すいている時間帯でした。

冒頭の「バタン」という音は、近くの席の方が雑誌をテーブルの上に置いた時の音で、高域ノイズはそれなりに拾ってしまうということがお分かりいただけると思います。

ただし、周囲の人の話し声などはあまり混入していないことから、通話品質レベルの高いワイヤレスイヤホンだと感じたのでランクインさせました

このクリアさなら、自室など静かな環境下からのリモートミーティング参加は全く問題ありませんし、オフィスでの会議室などでなら十分使えるレベルにあると思います。

AH-C830NCWはDENONサウンドマスターの山内氏が時間をかけてチューニングしており、全音域にわたって躍動感と没入感の高いフラットな音質も魅力のひとつです。

11×10mmの大口径ダイナミックドライバーを採用していることから、音場が広いことも没入感の高さに一役買っています。

アクティブノイズキャンセリング(=ANC)はやや控えめな性能で、生活環境ノイズは抑えてくれますが、電車内での走行音などは少し聞こえるかなといった感じですね。

おそらく、ノイキャンによる音質の変化を嫌った調整がなされたのではないかと思います。

また、AH-C830NCWは装着感の非常に軽いイヤホンだという特徴があります。

イヤホン本体が5.3gと軽くイヤーピースの傘も低い形状をしているため、装着しているのを忘れてしまうくらい軽い着け心地です。

ワイヤレスイヤホンを使うと耳が痛くなったりかゆくなったりする方には、ぜひお試しいただきたい製品ですね。

専用アプリが用意されていないのは少し残念ですが、それを差し引いても満足度の高い完全ワイヤレスイヤホンであることに間違いはありません。

 

 

 

第5位 Galaxy Buds Pro
Galaxy Buds Pro
通話品質音質
ANC性能装着感
ドライバー11mm+6.5mmコーデックSBC,AAC,Scalable
再生時間(ANC ON/OFF)5時間/8時間(本体)再生時間(ANC ON/OFF)18時間/28時間(ケース込)
急速充電5分で約1時間ワイヤレス充電Qi規格対応
マルチポイントGalaxy端末のみ可能防塵防水等級IPX7
専用アプリ発売日2021/4/8

Galaxy Buds Proは携帯端末Galaxyのおまけ的な存在だと思われている方が多いかもしれませんが、実はかなりの実力を備えた完全ワイヤレスイヤホンです。

 

 

イヤホン本体はかなり小さな部類に入りますが、片側3×2の6マイクを搭載しているばかりでなく、声だけを鮮明に拾い上げるためのボイスピックアップ装置を内蔵しています。

Galaxy Buds Pro ボイスピックアップ装置

通話品質の向上はマイクとSoC(cVcノイズキャンセリング)の性能に頼る製品が多い中で、通話品質向上用のハードウェアを搭載しているのはポイントが高いですね。

実際、通話品質は非常に高く、オフィスからのリモートミーティング参加でも周囲のノイズを必要以上に気にすることなく使うことのできる完全ワイヤレスイヤホンです。

Galaxy Buds Proは通話品質以外も高スペックで、11mmと6.5mmの2wayスピーカーを搭載し、低音~高音までバランスの良いディティールの細やかなサウンドを聴かせてくれます。

アクティブノイズキャンセリング(=ANC)も優秀で、電車やバスなど乗り物の走行音や街中の雑踏などの低音域ノイズはほとんど消し去ってくれます。

また、ユーザーの音声を検出すると一時的に音楽のボリュームを下げて外音取り込みに切り替わる音声検出機能が搭載されていたり、IPX7の防水性能だったりと機能面も充実。

くわえてイヤホン本体がほんとうに小さいので、小柄な女性でも違和感なく装着することが可能です。

少し残念なのが、マルチポイントや360°オーディオなどは、Galaxy端末限定の機能となっているところで、これを全機種対応にすればもっと売れるのになぁと残念に感じます。

ただし、これだけボディの小さい完全ワイヤレスイヤホンの中では、通話品質は間違いなくトップクラスの製品ですし、音質も十分満足できるレベルに達しています。

コンパクトで通話品質の高い完全ワイヤレスイヤホンをお探しの方にはおススメしたい1台ですね。

 

 

 

 

第4位 JBL Tour Pro+
JBL Tour Pro+
通話品質音質
ANC性能装着感
ドライバー6.8mmダイナミックコーデックSBC,AAC
再生時間(ANC ON/OFF)6時間/8時間充電時間2時間
急速充電10分で約60分ワイヤレス充電Qi規格対応
マルチポイント非対応防塵防水等級IPX5
専用アプリJBL Headphones発売日(Pro/Active)2021/10/1

JBL Tour Pro+ TWSは、JBLがビジネスなど街中での使用を想定して新たに開発した「Tour」シリーズの上位モデルで、さすがの通話品質を備えています。

 

 

製品ホームページに「周囲が騒がしい環境下においても話し声だけをクリアに届けることが可能」と記載されており、メーカーも通話品質に自信を持っていることがうかがえます。

ということで、カフェでマイクテストを実施してみたところ、着席率50%程度の比較的すいている状況とはいえ、かなり高い通話品質であることが確認できました。

これなら自宅でのテレワーク時はもちろん、オフィスの自席からリモートミーティングに参加しても、周辺ノイズに神経を尖らせずに会話をすることができますね。

音質は、やや中音厚めのかまぼこ型な印象ではありますがフラットでクセのないサウンドで、イコライザーで自分好みの音質にして使ってくださいねと言われているよう。

完全ワイヤレスイヤホンは音の寒暖や低音・高音寄りなど何らかの癖がある機種が多い中、Tour Pro+ TWSはそれらのちょうど中間に位置する存在といった印象です。

この製品はTourブランドということもあり、街中での使用を想定して、自動車の騒音や人の話し声を含む街中の日常ノイズを最も低減するようにチューニングされています

JBL Tour Pro+ TWS ANCレベル

また、Tour Pro+ TWSはBluetooth接続していなくてもアクティブノイズキャンセリングをONにすることができる「サイレントナウ」という機能が搭載されています。

これはTour Pro+ TWSの得意とする日常ノイズの低減とあわせて考えると、カフェや図書館などで集中したいときに積極的に使っていきたい機能ですね。

専用アプリ「JBL Headphones」に完全ワイヤレスイヤホンを便利に使うための機能はほぼ揃っているので、トータルで考えても満足度の高い製品だといえるでしょう。

 

 

 

 

第3位 Jabra Elite 7 Pro、Elite 7 Active
通話品質音質
ANC性能装着感
ドライバー6mmスピーカーコーデックSBC,AAC
再生時間(ANC ON/OFF)8時間充電時間2.5時間
急速充電5分で約60分ワイヤレス充電Qi規格対応
マルチポイント2022年1月対応予定防塵防水等級IP57
専用アプリJabra Sound+発売日(Pro/Active)2021/10/14、11/11

通話品質に定評のあるJabraが21年にリリースした上位モデル2機種、Elite 7 ProとElite 7 Activeを少し迷いながらも第3位にランキングしました。

 

 

Jabra Elite 7 ProにはVPUセンサーと言われる骨伝導センサーが搭載されていて、Elite 7 Activeにはそれが搭載されていないという通話機能上の大きな違いがあります。

それでもあえて同ランクとしてまとめたのは、VPUセンサーは強風時に自動的に起動して、風の中でもクリアな通話を可能にする機能だから。

つまり、風の中で通話をしない限り、Elite 7 ProとElite 7 Activeの通話品質は変わらないからです。

両製品のマイクテストの結果は上記の通りで、Elite 7 Proは夕方のカフェ、Elite 7 Activeは夕方のショッピングモールを選んで実施しています。

カフェは満席だったにもかかわらず周囲の話し声はほぼ聞こえませんし、ショッピングモールのBGMも実際の音量より相当小さく聴こえることを考えると、やはり通話品質の高さがうかがえます。

ただ、無線で通信しているような若干声がかすれるような感じがするため、このあたりはファームウェアのアップデートで改善が期待されるところです。

音質についてはどちらもクリアでクセのない爽快感のあるサウンドで、低音~高音まで厚みがあり音の粒立ちが良く、ボーカルのブレスなども近くに感じられます

なによりElite 7シリーズは装着感がずば抜けて良い完全ワイヤレスイヤホンで、耳に吸い付くような密着感があり遮音性が非常に高いという特徴があります。

Jabra Elite 7 装着感

また、本体も非常に小型にデザインされているため、耳の小さな女性でも違和感なく装着することができる製品です。

発売当初はマルチポイント非対応でしたが、1月のファームウェアアップデートで対応されるとのことなので、機能面で唯一のデメリットだった点も解消されます。

屋外での通話を頻繁に行わないのであればVPUセンサーは必要ありませんので、Elite 7 Activeが個人的にはおススメです。

 

 

 

 

なお、新しいEliteシリーズのエントリーモデルであるElite 3も、通話品質はElite 7の2機種とあまり変わりはありません。

アクティブノイズキャンセリングやマルチポイントには非対応ですが、聴いて話せればOKという方にはおススメです。

Jabra Elite 3 レビュー|通話品質も音質も価格以上の出来Jabra Elite 3は新たなJabra Eliteシリーズのエントリーモデル。ANC非搭載ながらJabraならではの高い通話品質とパワフルな低音が魅力完全ワイヤレスイヤホンです。Jabra初の左右独立受信方式が採用され、左右どちらでも片側使用が可能になりました。...
 

 

第2位 SONY WF-1000XM4
SONY WF-1000XM4

 

通話品質音質
ANC性能装着感
ドライバー6mmダイナミックコーデックSBC,AAC,LDAC
再生時間(ANC ON/OFF)8時間(12時間)充電時間1.5時間
急速充電5分で約60分ワイヤレス充電Qi規格対応
マルチポイント非対応防塵防水等級IPX4相当
専用アプリHeadphones Connect発売日2021/6/25

WF-1000XM4は、21年に発売された中で最も注目された完全ワイヤレスイヤホンで、音質やANC性能など総合力として判断するのであれば間違いなく第1位の製品でしょう。

しかし、今回はあくまで通話品質に重きを置いてランキングしていますので、惜しくも2位という順位付けとなりました。

ただし、SONYヘッドセットの最高峰1000XMの名を冠する製品として、その通話品質もトップクラスのレベルに仕上がっています。

 

 

WF-1000XM4には、新たに高度な音声信号処理を行う高精度ボイスピックアップテクノロジーが搭載されました。

これは、骨伝導センサーとビームフォーミング技術を連携し、口から伝わる声と頭蓋骨の振動で伝わる声の両方から発声者の声を正確に拾い、周囲の声は拾いにくくする技術です。

WF-1000XM4 高精度ボイスピックアップテクノロジー

以下はWF-1000XM4の発売前にSONYストア 銀座店で試聴した際に行ったマイクテストの音声ですが、店内の混雑ぶりを考えれば相当周辺ノイズを抑制してくれています。

さすがにカフェからリモートミーティングに参加できるほどではありませんが、オフィスでならそれほど相手に不快感を与えることなく通話することが可能です。

WF-1000XM4をランキング上位としたのは、通話品質以外の音質・ANC性能・アプリ機能など、完全ワイヤレスイヤホンとして全体の完成度が非常に高いことも大きな理由です。

WF-1000XM4にはCDやMP3などの圧縮音源をBluetooth再生する際に、圧縮により失われがちな小さく細かい音をハイレゾ相当の音質に引上げる「DSEE Extreme」が搭載されています。

WF-1000XM4 DESEE Extreme

もともとクリアでフラット、音源を忠実に再現するモニターライクなクセのない音質ですが、DSEE Extremeにより伸びやかさや音の消え際に心地よさが加わっている印象です。

また、WF-1000XM4の最大の特徴はアクティブノイズキャンセリング性能の高さで、ANC ONで一気に静寂の世界に連れていかれます

SONYが自社開発した統合プロセッサーV1は、高音域のノイズキャンセリング性能が向上しており、完全ワイヤレスイヤホンでは最も優秀なノイキャン性能だと断言できます。

マルチポイントに非対応なのが唯一の欠点ですが、声を発するだけで音楽を再生を一旦停止する「スピーク・トゥ・チャット」や、360 Reality Audio対応など「こんなこともできるのか!」といった機能が多いのもこのイヤホンの特徴のひとつ。

SONY完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデルであるWF-1000XM4は、通話品質の高さもさることながら、総合力の高さが光る完全ワイヤレスイヤホンです。

 

 

 

 

第1位 Technics EAH-AZ60
 
通話品質音質
ANC性能装着感
ドライバー8mmダイナミックコーデックSBC,AAC,LDAC
再生時間(ANC ON/OFF)7時間(7.5時間)充電時間(本体/ケース)2時間/2.5時間
急速充電15分で約70分ワイヤレス充電非対応
マルチポイント対応防塵防水等級IPX4
専用アプリAudio Connect発売日2021/10/15

完全ワイヤレスイヤホンを通話品質でランキングするなら、21年はTechnics EAH-AZ60がダントツの1位で決まりです。

 

 

Technics EAH-AZ60には「JustMiVoice™」という独自の音声処理技術が搭載されていて、他の完全ワイヤレスイヤホンと一線を画す通話品質を実現しています。

JustMiVoice™は、発話検知マイクで自分の発声やその方向の検知を行うことに加え、自分の声と周囲の人の話し声の判別など音声解析を1秒間に15,000回以上行う技術です。

Technics EAH-AZ60 マイク機能

どれだけ効果があるかは、JustMiVoice™をONとOFFにした以下のマイクテストを聞き比べて頂ければ明らかだと思います。

現段階でカフェからでもビジネス通話が可能な機種は?と聞かれたら、自信を持って進められる唯一の完全ワイヤレスイヤホンです。

筆者はオフィスからのリモートミーティング参加時、出席者に通話品質を確認してもらいましたが、周囲の笑い声などの大きな声は若干聞こえるものの、周辺ノイズやざわつきは一切聞こえないとのことでした。

EAH-AZ60をランキング上位とした理由は通話品質ばかりではなく、完全ワイヤレスイヤホンとして重要なポイントである音質も申し分ないレベルにあるからです。

クリアで繊細なサウンドで、特に高音域の豊かな表現力とボーカルの伸びやかさが素晴らしく、没入感の高い時間を提供してくれます

ドライバー径は8mmと決して大径とはいえないサイズながら低音の厚みも十分で、Technicsならではの音響機構がブランドに恥じないサウンドを実現していると感じます。

Technics EAH-AZ60 ドライバー

また、EAH-AZ60はハイレゾ音源を圧縮せずに伝送可能なコーデック「LDAC」と、同時に2つのデバイスにBluetooth接続可能な「マルチポイント」にも対応しています。

専用アプリ「Technics Audio Connect」に登載されている機能も必要十分で、タッチセンサーやイコライザーの完全カスタマイズも可能です。

筆者はいくつもの完全ワイヤレスイヤホンを所有していますが、EAH-AZ60を購入後はメイン機としてビジネス・プライベート両方で大活躍してもらっています。

どのようなシーンでも安心して通話ができ、しかも一切の妥協無しで開発された高音質、Technics EAH-AZ60はこの2つのメリットだけで購入して良かったと思わせてくれる完全ワイヤレスイヤホンです。

 

 

 

 

ちなみにアクティブノイズキャンセリング機能やマルチポイントには対応していないものの、JustMyVoice™は搭載しているEAH-AZ40もおススメです。

Technics EAH-AZ40 レビュー|iPhone利用の女性にベストマッチ!technics eah-az40はiPhoneを利用している女性にベストマッチな完全ワイヤレスイヤホンです。対応コーデックがiPhoneとの親和性が高く、コンパクトでアクセサリーを思わせる美しいデザイン、高い通話品質、マルチポイント対応など、インサイドワークの多い女性にこそ手に取って頂きたい1台です。...

 

 

 

ワイヤレスイヤホン通話品質ランキングまとめ

今回はビジネスシーンでも安心して使える完全ワイヤレスイヤホンを8機種ご紹介しました。

これまで完全ワイヤレスイヤホンは「高音質」を追求することが至上命題でしたが、テレワークの広まりによってこの1年で通話品質向上も重要な開発要素となりました

それを裏付けるように、今年はSONY WF-1000XM4の骨伝導センサーや、Technics EAH-AZ60のJustMyVoice™など、ハード・ソフトの両面で新しい技術が登場した年でした。

今回1位と2位に電機メーカーがランクインしたのは、音声処理技術において完全ワイヤレスイヤホンに応用できる高い技術力を持っていたことが原因でしょう。

SONYは骨伝導イヤホンを商品化していましたし、TechnicsはPanasonic傘下となったことが奏功し、電話機で蓄積した技術を応用しています。

ほとんどのイヤホンメーカーがマイク性能とcVcボイスキャプチャーの出来に頼る中、独自の技術力を製品づくりに応用できる環境があったことが上位2社の強みとなった格好です。

リモートミーティングはビジネスシーンにすっかり定着しましたので、今後完全ワイヤレスイヤホンの通話品質の向上はますます加速すると予想されます。

22年も通話品質にフォーカスして製品レビューを行っていきますので、気になる製品があったら記事を覗いていただければ幸いです。